「うちの子、絵が下手」それって親の勘違いかも!子どもの表現力はどう伸ばす?

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以前の私は「うちの子は絵が苦手」と思っていました。年少での作品展では、上手に家族の顔を描いている子が多いなか、息子は説明書きがなければ何の絵かわからないほど。息子には「すごいね」と声をかけましたが、内心は複雑でした。
しかし、わくわく創造アトリエに出会ってからは「うちの子は、いい絵を描くなぁ」と、心から思えるようになったのです。そのワケを、アトリエの活動の様子とともに、みなさんにもお伝えします。

いい絵”が育む、未来を生きる力

みなさんが想像する“いい絵”って?

たとえば子どもがイチゴを塗ろうとして「僕は青色で塗ってみたいんだ!」と、青いクレヨンを手に取ったとします。このとき、子どもに「イチゴは青かな?」と問いかけて、赤色に誘導するママも多いのではないでしょうか。
そうして赤色で塗られたイチゴと、子どもが選んだ青色で塗られたイチゴ。みなさんは、どちらが“いい絵”だと感じますか?

以前の私は、赤色のイチゴだけを「上手だね」と褒めていました。しかし、わくわく創造アトリエの田上先生によると「どちらもいい絵であって、青色のイチゴも“いい絵”なんです」とのこと。一体、なぜなのでしょう。

自由に絵を描くことで養われる力

田上先生によると「子どもは“お手本通り”に描いた絵ばかりを褒められていると、大人が望んでいるものを描くようになります」とのこと。
反対に、子どもたちが自分で「この色塗りたい」とか「これとこれを混ぜたら、どうなるのかな?」と考える時間は、自分のやりたいことを見つける練習になるんだとか。
子どもが「イチゴを青色で塗ってみたい」と言っても、心配する必要はないそうですよ。

いい絵は“みんな違ってみんないい”を教えてくれる

さらに田上先生は「どんな表現でも認めてもらうことで、子どもたちは自信が持てるようになります」とも教えてくれました。青いイチゴも「あなたは、そう思ったんだね。いいね!」と認められることで、自己肯定感が高まっていくんだとか。
そして、自分を認められる喜びを味わっている子は、ほかのお友だちを認めることもできるんだそうです。

自由に表現するってどんなこと?アトリエの活動を見てみよう

ここまで先生のお話を聞いて、子どもが描く絵について、少し考え方が変わった私。しかし、いざ“いい絵を描かせてあげよう”と自宅で画用紙を広げても、息子は「ママが何か描いて~」ばかり。
わくわく創造アトリエでは、どのように子どもたちを導いているのでしょうか。ここからは、絵画の活動の様子をご紹介します。

モチーフを五感でとらえて感覚を刺激

私が見学をした日の活動は、立体絵画『板に木炭で下描き→下描きに沿って粘土を貼りつけ→色付け』といった順序で、絵を仕上げていきます。
まずは、今日の活動のお手本として“完成した立体絵画”を見せられるのかと思いきや…。

登場したのは果物やカニのはく製など、さまざまなモチーフでした。しかも、すべて本物!子どもたちは触ったり、においを嗅いでみたり、五感をフル活用して情報収集していましたよ。

このとき私は「家でお絵描きをするときに、モチーフを用意してあげたことってないかも」と、自宅との違いを発見。田上先生によると「ただ画用紙を広げて“はい描きましょう!”って、子どもにとっては、かなり難しいんですよ」とのこと。なるほど、だから息子も「ママが何か描いて」ばかりになっていたんですね。

失敗を恐れず「まず、やってみる」

『木炭で下描き』の説明を聞いているときは、ちょっぴり緊張ぎみの子どもも。鉛筆とは違う道具を前に「うまく描けるかな」と、心配になったようです。
しかし田上先生は「失敗しても雑巾で消せばいいんだよ」と、声をかけていきます。先生自身が絵を描く途中で「あ、間違えちゃった」と、消して見せることも。さらに、その次の『粘土の貼りつけ』の手順を先に見せることで、「粘土を貼れば、失敗したところも見えなくなっちゃうんだ」と子どもたちに気づかせてくれました。

すると驚いたことに、さっきまで緊張していた子どもたちも、ダイナミックに下描きをはじめたのです。口では「あんまり絵って得意じゃないんだよね」と言っていた子も、その顔を見れば、とっても楽しそう!間違えたらどうしよう…と心配していた表情は、もうまったく見られません。

田上先生によると「大人だって間違えることがあるんだよ」と実際にやって見せることで、子どもは安心できるんだとか。そして、失敗を恐れずやってみよう!と、チャレンジしやすくなるそうです。

大人の固定概念を押しつけない

子どもたちの様子を見ていると、黙々とこなす子、ほかの人の作品が気になる子、慎重に塗る子、ダイナミックな子など、子どもによって取り組み方が違うことに気がついた私。「同じ活動でも、性格によって違うなぁ」と感じつつ、それだけ“自分を出せる”っていいことだなぁと思いました。

そして田上先生は、どんな取り組み方でも、まずはそっと見守ります。
私は子どもとお絵描きをしていると、「もっと思い切り描いてみよう」とか「はみ出さないように塗ってみよう」など、つい大人の考えを押しつけてしまいます。しかし実は、この声掛けは、子どもが“自分を否定された”と感じてしまう原因にもなるそう。

だから田上先生は、お友達を邪魔したり、周りに迷惑がかかったりすること以外は口を出さないんだとか。すると不思議なもので、子どもたちも「どうすれば、はみ出さずに塗れる?」など、自分たちで考えて工夫するようになっていました!

大人の予想をはるかに超える!子どもが本来持つパワー

こうして“創造の世界”に入り込んだ子どもたちは、どんどん力を発揮していきます。粘土の表面をつまんでカニのでこぼこを表現したり、ちぎった粘土を重ねて立体感を出してみたり。
見ている私のほうが「なるほど~!同じカニのでこぼこでも、こんなにいろんな作り方があるんだな」と感心してしまったほどです。
もちろん“どんなふうに表現するのか?”にも、正解はありません。田上先生は、どの子の作品も必ず「いいね!」と肯定してくれるので、子どもたちは自信を持って自分らしさを発揮できるんです。

子どもの創造力だけでここまで描ける

集中している子どもたちにとって、90分間はあっという間!活動の終わり時間が近づくにつれて、素晴らしい作品が続々と仕上がってきました。
創造力をうまく引き出してあげれば、子どもたちの力だけでここまでの作品を描けるんです。
あまりのクオリティの高さにビックリしていると、さらに田上先生から驚きのひとことが…!
「完成は、子どもたちが自分で決めることを大切にしています。最近は、自分の作品であるにも関わらず『先生、終わっていい?』って聞いてくる子が増えています。大人に聞かないと不安で、自分で決められないんです。それは、子どもが悪いんじゃありません。指示があるまで動いてはいけないと教えてきた、大人の責任です。だから、アトリエでは、子どもが『できた!』というまで待ちます。時間内で納得いくところまで作れなかった子は、次の活動で続きを。すぐに『もう完成!』となったら、余った時間で違う遊びをします。時間をかけたから良い、早いから悪いということではなく、自分で納得し、自分で決めることが大事なんです

終わりのタイミングを大人が決めてしまうことも、ひとつの“考えの押しつけ”になるそう。最後まで自分で決めることで、子どもたちは決定力と自信をつけていくんですね。

ママの考え方が変われば子どもにも変化が!

わくわく創造アトリエに出会ってからは、いわゆる“上手な絵”でなくても、おおらかに受け止められるようになりました。そして私が考えの押しつけをやめると、子どもの表現の幅がグングン広がってきたように感じます!
以前の私のように「うちの子って絵が苦手」と思っているママにこそ、わくわく創造アトリエはおすすめ!ぜひ一度、子どもといっしょに活動を体験してみてほしいと思います。

わくわく創造アトリエ 広島五日市プレイルーム

住所

〒731-5124広島市佐伯区皆賀2丁目2-31

電話番号

082-533-7571

ホームページ

https://atorie-itsukaichi.jimdofree.com/

駐車場

あり(4台/無料)

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担当ライター

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