広島で無痛分娩。メリットやリスク、費用って?産科麻酔科医に聞きました!

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「子供を産むなら無痛分娩がいいな」と思いながら、無痛分娩って実際どんなものなのか不安を感じている方もきっと多いですよね。本当に痛くないの?リスクは?赤ちゃんに影響はないの?…などなど、疑問は尽きません。
そんな広島ママ・プレママのために、今回は広島市中区にある「中川産科婦人科」の中川聖子医師にインタビューを実施!無痛分娩の気になる疑問に答えてもらいました。これから出産を考えている方は、ぜひ知っておきたい情報が満載です♪

「無痛分娩」、メリットやリスクは?費用は?産科麻酔科医に聞きました!

広島市中区にある「中川産科婦人科」と言えば、院内がオシャレ!入院中の食事が美味しい!など、広島ママも注目の病院ですが、無痛分娩で出産することもできるんですよ。
今回は、中川産科婦人科で産科麻酔科医を務める中川聖子医師に、無痛分娩にまつわる広島ママの素朴な疑問に答えていただきました!

中川聖子(なかがわ まさこ)
医師:産科麻酔科医。
久留米大学医学部卒業後、広島大学医学部麻酔・蘇生科学教室入局。
県立広島病院などを経て現職。

資格:
日本麻酔科学会 麻酔科認定医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター取得
日本母体救命システム普及協議会J-MELSベーシックコース・インストラクター取得

Qそもそも「無痛分娩」って?「和痛分娩」とは違うのですか?

中川医師「無痛分娩とは、お産の痛みを麻酔を使って和らげていく過程のことを言います。同じ意味で『和痛分娩』や『緩和分娩』などとも呼ばれていますが、これらは医学用語ではありません。現在、無痛分娩は『硬膜外麻酔(※)』で行われるのが主流で、中川産科婦人科でも硬膜外麻酔で行っています」
※背骨(脊椎)の中にある硬膜外腔と呼ばれる部分から麻酔薬を注入する方法。

Q無痛分娩のメリットとリスク、費用が知りたい!

中川医師「陣痛の恐怖やストレスが少なく、分娩中も体力が温存できるため産後の回復が比較的早いことはメリットですね。分娩時に緊急対応が必要になった場合も、迅速な対応が可能です。
一方で、痛みを和らげているため、いきみにくくなるリスクもあります。まれに麻酔の中毒症状や呼吸障害、意識障害が現れることも。中川産科婦人科では、事前にメリットとリスクの両方をご説明しています」

◇中川産科婦人科の無痛分娩の入院費用
無痛分娩を希望する場合、下記の正常分娩の費用に130,000円が加算されます。

初産婦

約550,000円

経産婦

約520,000円

Q無痛分娩は完全に痛みを無くすことができますか?

中川医師「分娩中の痛みがゼロになると、力の入れ方がわからず、“いきむ”ことができなくなるため、あえて完全な無痛状態にはしません。痛みの段階を0~100で考えると、30以下を目指すのが無痛分娩のやり方です。痛みの感じ方には個人差があるため、『痛かった』と言う方もいれば、『全然痛くなかった』と言う方もおられます。」

Q中川産科婦人科では、どれくらいのママが無痛分娩を選んでいるのでしょうか?

中川医師中川産科婦人科で出産される方の約15%の方が、無痛分娩を希望されます。2020年には110人の方が無痛分娩で出産されました。月に対応できる件数が限られているため、無痛分娩のキャンセル待ちの方も多くおられます。」

Q無痛分娩は、立ち合い出産も可能ですか?

中川医師「中川産科婦人科では現在、新型コロナウイルス感染予防対策のため、立ち合い出産はお断りしています。

Q中川産科婦人科で無痛分娩を希望するママは、どんな理由で選ぶのでしょうか?

出典:中川産科婦人科インスタグラム

中川医師「一番多いのは、やはり“痛みを軽減したい”という要望です。『出産の痛みに対する恐怖を和らげ、穏やかな妊娠生活を送りたい』『出産後すぐに職場復帰したい』『産後に両親のサポートが受けられないので、体力を温存したい』『上の子のお世話のためにも、体力を残しておきたい』という方もおられます。経産婦の方で『最後の出産だから無痛分娩でゆっくり生みたい』というケースもありますよ。」

Q無痛分娩を希望しても対応できないケースはありますか?

中川医師「重い喘息や甲状腺疾患、糖尿病などの合併症を持つ方は、対応が難しいです。また、極度の肥満の方も、麻酔施術が難しいためお断りしています。
また、無痛分娩には事前に十分な説明と同意、血液検査や人員配置などの準備が必要なので、陣痛が起こってから急に無痛分娩に切り替えることはできません。

Q無痛分娩の麻酔が、赤ちゃんに影響を与えることはありますか?また、出産直後の授乳に影響はありますか?

中川医師「硬膜外麻酔で使われる麻酔のお薬が、子宮内の赤ちゃんに影響を与えることはほとんどありません。母乳に含まれる麻酔薬もごくごく微量なので、産後の授乳も心配いりませんよ。」

中川産科婦人科の無痛分娩、スケジュールを公開!

出典:中川産科婦人科インスタグラム

中川産科婦人科の無痛分娩は、子宮の状態をみてお産の日にちを決めて行う「計画無痛分娩」です。ここでは、分娩までのスケジュールを見ていきましょう!

【予約】妊娠がわかったらすぐ!無痛分娩の予約はお早目に

中川産科婦人科では月に行える無痛分娩の件数が限られているため、無痛分娩を希望する方は妊娠がわかったらなるべく早く予約を取るように案内しています。

【インフォームドコンセント】担当の麻酔科医から、事前にしっかり説明

出典:中川産科婦人科インスタグラム

分娩日までに、無痛分娩のメリットやリスク、分娩の流れなどの説明を医師からしっかり受けます。
現在、新型コロナウイルス感染予防対策のため、毎月1回、無痛分娩予定のママ対象のオンライン説明会(画像)を開催しているそうです。

【前日入院】赤ちゃんの健康チェックと麻酔の準備

前日に入院し、赤ちゃんの健康状態を確認したり、麻酔の準備をしたりします。

【分娩当日】陣痛促進剤を点滴し、痛みが出てきたら麻酔を投与

分娩当日は、朝から陣痛促進剤の点滴を始めます。内診を受け、血圧や麻酔の効き具合もチェック。ママはベッドの上で自由に過ごすことができるそうですよ。痛みが出て来たら麻酔を開始。麻酔開始後は食事をとれませんが、水やお茶などは飲むことができます。

【産後】6時間安静後、病室へ

分娩が終わると、6時間は安静に過ごします。その後は病室へと移動。体調の回復に合わせて食事や赤ちゃんのお世話を開始します。

危機対応シミュレーションも実施!中川産科婦人科のリスク管理

万一の事態に備えて、J-CIMELS受講スタッフが常駐

出典:中川産科婦人科インスタグラム

無痛分娩ができる産院を選ぶ際は、リスク管理や緊急時の対応も重要なポイントですよね。
中川産科婦人科では、「日本母体救命システム普及協議会(J-CIMELS)」の硬膜外麻酔鎮痛急変時の講習を受けたスタッフが常駐して、万一の事態に備えているそうです。

出典:中川産科婦人科インスタグラム

「日本母体救命システム普及協議会」の講習を修了し、「J-MELS(母体救命) ベーシックコース・インストラクター」に認定されている中川聖子医師。院内のスタッフ研修では危機対応シミュレーションを行って、緊急時でもスタッフ全員が適切に対応できるよう指導に当たっています。

容体急変に備えて、医療連携体制も

中川産科婦人科では、ママや赤ちゃんの容体急変時に備え、広島大学病院や県立広島病院など5つの周産期センターと連携しています。必要なときに必要なケアが提供できる医療体制が構築されているのですね!

広島ママの安心のために、歩み続ける中川産科婦人科

女性の生き方が多様化し、出産や育児を取り巻く環境も多様化しています。その分、出産では自分に合った産院を選びたいですよね。広島ママが安心して赤ちゃんを迎えられるよう、中川産科婦人科は日々、知識や技術をアップデートし続けています。

【医療法人 中川産科婦人科】

所在地 

広島市中区本川町2-1-16 

電話番号 

082-231-2832 

診療時間 

【午前】9:00~12:30【午後】15:00~17:30 

※土曜午後は14:30~17:00  

※急患は随時受け付け 

休診日 

木曜、日曜、祝日 

公式サイト 

http://www.nakagawa.or.jp/ 

Instagram 

@ nakagawa.sankafujinka 

Facebook 

https://www.facebook.com/nakagawa.clinic/ 

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担当ライター

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