広島で無痛分娩はできる?私がたどり着いた出産方法

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私の妊娠が判明したのは201612月のこと。
子どもを授かった喜び、
これからの生活への不安、体調のこと…と複雑な思いを抱えていました。
今回は私が広島で探した出産方法
と、それにまつわる体験をお話しします! 

広島で無痛分娩はできる?

妊娠が判明していろいろと調べるうちに、興味を持ったのが無痛分娩で
無痛分娩は硬膜外麻酔により痛みを軽減する出産方法で、近年国内でも注目が高まっています。
出産時の痛みによる過剰な負担を抑えられるため、産後の回復も早く赤ちゃんのお世話に集中
できるとのこと。
また、精神的不安感を和らげ、リラックスして
妊娠期間を過ごせること、意識をはっきり保ったまま落ち着いて分娩を行えることなども、私にとっては魅力的に思えました。 
私は元々人一倍体力がない上に痛みに弱いタイプ。出産そのものですが、産後の赤ちゃんのお世話に強い不安がありました。 
本やネットでさまざまな情報や意見を調べ、もちろんリスクや費用についても考えました。痛みが伴わないと親になれないのか、出産を甘く見ているのだろうか…。
一人で悩みましたが、
それでも自分にとって納得のいくお産にしたいとの思いが日増しに強くなったのです。 
しかし無痛分娩対応している病院は多くありません情報によると広島市内で妊婦の希望による無痛分娩を行っている病院は、自宅から通える範囲では2所でした。
しかもかなり早い段階で予約をとらなければならず、すぐにでも決断が必要です
絶対に無痛分娩がしたい!と考えた私は、周りの人々その思いを伝えることに 

夫や家族への相談でさえ、山あり谷あり

私が懸念していたのは周囲の理解を得られるのかという
報告のつもりで無痛分娩のしたところ、家族や友人には案の定難色を示されてしまいました 
「産後はもっと大変になるのに、出産から楽してどうすの?」「お金がもったいない。」「みんな自然分娩しているんだから。という感じでしたが、こう言われると無痛分娩への思いはますます強くなりま 
でも、出産を経験した女性にも反対されるのだから、男性である夫には当然理解してもらえないだろうと覚悟していました。 
無痛分娩を決意したのは妊娠3ヶ月頃のこと自分としては妙に勇気のいる告白でしたが、夫に思いを伝えました。
話した内容はメリットだけではなく無痛分娩は自然分娩に上乗せして費用がかかること、リスクもあること、計画出産になるという点も 
すると意外にも夫はすんなり納得してくれました。そのとき、「俺は妊娠の負担も出産の痛みも代わってあげられない。産む人の意思が最も尊重されるべきだと思う。」というようなことを言ってくれ、構えていた気持ちが緩んだことを覚えています。 
その後はトントンと無痛分娩を受け付けている本川町の中川産婦人科に転院し、施術の説明を受けたのち予約。こうして、中川産婦人科での無痛分娩計画を無事に立てることができました。 

いざ計画無痛分娩!しかし…

幸いにも安定した体調と経過で妊娠期間はあっという間に過ぎていきました。 
予定日より一週間ほど早い日に、計画無痛分娩のため入院。施術当日は、夫も私も今日赤ちゃんに会えるんだとわくわくしていました 
硬膜外麻酔は、麻酔科の先生の丁寧な処置でたいした痛みもなく背中にカテーテルが入れられま
麻酔が効いたあとは快適そのもので、誰かに触られたり胎動の感覚はわかるのに、痛みだけが抜け落ちたかのようでした。 
その後は陣痛促進剤が入れられ、子宮がギュー!と収縮する激しい感覚。でも全く痛くない
早く出ておいで~とニコニコ
したり、カープを見ながらおしゃべりする余裕まで本当に穏やかな時間でした。 
しかし夕方になってもお産が進まなかったため初日終了そのうえこの状態が丸3日ほど続き、なんと一度帰宅して一週間ほどのちに再チャレンジすることになってしまったのです 
麻酔で痛みは少ないとはえ、絶食が続き、体も心も疲弊状態。さらに自宅に帰るということとなり、どん底まで落ち込みました。 
それでもなんとか持ちこたえ再入院の日。もう一度初めから麻酔を入れて、促進剤を投入の流れがまた丸2日ほど続きま
赤ちゃんが生まれるのを今か今かと待っている家族もみんな疲れています。 
最終日の夕方、院長先生がやってきて状況を説明してくださいました。 
これだけやっても赤ちゃんが降りてこないというのはおそらく下から産むのは負担が大きい。帝王切開で早く出してあげましょう。ということでした。
想定以上の長丁場に本当に疲れきっていた私は、なんでもいいから早く赤ちゃんに会いたい…と手術の同意書にサイン。 
それからはあっという間に事態が進み、あれよあれよと手術台に乗せられ、帝王切開で元気な男の子が生まれました!
ここで実感したのは、無痛分娩の硬膜外麻酔は、帝王切開への移行が非常にスムーズだということです 
生まれてきた赤ちゃんはかなり頭の大きな子で、小柄な私の骨盤にはかなり厳しいサイズ感。その上へその緒が二重に巻き付いていたそうで納得しました
そんなわけで私の無痛分娩チャレンジは
途中までしか体験できず終了。 

無痛分娩にチャレンジして感じたこと

お産は計画通りにいかないこと、どんな方法であれリスクのない出産はないということなど、私は身をもって体感しました。
それでも無痛分娩挑戦を経て帝王切開で出産したことに後悔は全くありません。
今では、どの出産方法もお産はお産!と胸を張って言えます。 
理想通りとはいきませんでしたが、妊娠中も出産も産後も母子ともにたくさんお世話になった中川産婦人科の先生や助産師さんたちには感謝の気持ちでいっぱいです。 
そして出産はゴールではないというのも身をもって体感しますがそれはまた別の機会に 

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担当ライター

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