気になる子供の便秘。何日出ないとダメ?解消法、治療法は?広島の小児科医に聞きました!

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何日うんちが出ないと便秘なの?便秘って治るの?など、子供の便秘に関して知りたいことがたくさんあるのに、なかなか聞く機会がない…というママは多いはず。そこで今回は、広島市の小児科の先生に、子供の便秘に関するママの疑問や質問に回答していただきました!子供の便秘に悩んでいるママ、必見です♪

「ひだまりこどもアレルギー科クリニック」は、地域の頼れるかかりつけ医♡

今回、子供の便秘についての質問に回答していただいたのは、広島市安佐南区の「ひだまりこどもアレルギー科クリニック」の平田修院長です。ひだまりこどもアレルギー科クリニックは、イオンモール広島祇園近くの「祇園クリニックビル」2階にある小児科。
院内はとってもカラフルで可愛らしく、子供たちがリラックスできる雰囲気です。
院長の平田先生(後列中央)をはじめ、スタッフのみなさんはとても親しみやすくて優しい人ばかり♪

平田先生は「小児科専門医」かつ「アレルギー専門医」で、子供たちのいろいろな疾患に長年対応してきた、経験豊富な先生です。
子供たちが病気になったときはもちろん、定期健診や成長に不安を感じたときなど、いろいろな相談に親身になって応えてくれる「地域の頼れるかかりつけ医」として、広島ママに評判なんです。

クリニックの敷地内には共用の駐車場が47台あるので車での来院もスムーズ。さらにJR下祗園駅、古市橋駅から徒歩15分という場所に位置しているので、公共の交通機関でのアクセスも良好です。

広島ママが平田院長に質問!「なぜ便秘になっちゃうの?」

では、早速平田先生に、子供の便秘に悩んでいるママたちの質問に回答していただきましょう!

「便秘」ってどんな症状?便秘になる原因は?

まずは、便秘に関する基本的な疑問や質問について、ママたちから平田先生へ質問です。

そもそも、便秘って、どんな状態のことを言うのですか?

具体的には、排便が週3回より少ない状態、もしくは5日以上うんちが出ない状態が続くことを『便秘』と言います。ただし、たとえ毎日出ていても、うんちを出すときに痛がったり、肛門が切れて血が出てしまったりする場合も、便秘に当てはまります。

つまり、便秘かどうかを判断するのは、排便回数だけでなく、便の状態も重要、ということなんですね。

子供が便秘になるのはなぜ?やっぱり野菜を食べないからかしら…

実は便秘には、『これ』という原因があるわけではないんです。もしかして、トイレトレーニングが嫌でうんちを我慢してしまったり、便意を感じてもトイレに行くタイミングを逃してしまったり…ということもあるかもしれませんね。

子供が便秘になってしまうと、どうしてもママは「食べ物が悪いのかな」とか「もっと外で運動させてあげないといけないのかな」などと考えてしまいがち。
でも、自分を責める必要はありません。これから、できる対策をしっかりとしてあげれば大丈夫だそうですよ♡

子供が便秘かも…病院に行くタイミングは?

続いて、気になるのが、「病院へ行くタイミング」です。

子供が便秘かもしれません。でも、食欲もあるし、元気だから病院に行かず様子見でいいですよね?

そのまま放っておいて症状が酷くなると、お腹が痛くなってしまうことがあるので、ママが『うんちが出ていないな』と気になったら、早めに受診するようにしましょう。

排便される前の便は、肛門の手前の「直腸」と呼ばれる部分に溜まります。直腸に長い間溜まった便は、徐々に水分が失われて、固くなってしまうのです。
便が固くなると、なかなか出にくくなったり、出るときに肛門が痛くなったりしてしまいます。そうすると子供たちは「うんち=痛いからイヤ」と、さらに便意を我慢するようになります。
また、便が直腸に溜まった状態が長引くと、直腸が広がり、便意をなかなか感じなくなってしまうそう。
便意を感じないと、排便するタイミングを失うので、また便が溜まって…と悪循環になってしまいます。

そうならないためにも、早めの受診が必要なんです。

と平田先生は教えてくれました。

家で浣腸して対処するのじゃダメですか?

たまに使うのであれば大丈夫です。ただ、頻繁に使うようなら、医師の指示を仰いでくださいね。1歳未満の小さなお子さんが初めて浣腸を使用する際は、医師の診察を受けてからにしましょう。浣腸は一時的な対処法。決して便秘を治すわけではない、ということを覚えておいてくださいね。

便秘の治療って?どれくらいで改善するの?

便秘の薬や治療法について知りたい!

病院ではどのような便秘の治療が行われるのか…?気になるママも多いようです。

便秘の薬って、どんな種類があるんですか?

便秘の治療薬には、うんちを軟らかくしてあげる薬と、腸を動かす薬の2種類があります。

病院での便秘の治療は、飲み薬による治療がベース。

便を軟らかくする薬

シロップ・粉薬・錠剤

腸を動かす薬

液体薬

…のうちのいずれかが、便の状態に合わせて、量や種類を調整しながら処方されます。

便秘が原因で、肛門が切れて血がつくことがあります…どんな治療をするのですか?

肛門が切れて血がでたときは、大人に使うのと同じような塗り薬で治療します。

子供の便秘って治りますか?

改善する場合がほとんどです。早めに適切な治療を行うことで、多くのお子さんが2ヶ月くらいすると、週に3回以上、快適にうんちが出るようになりますよ。

中には一時的に良くなっても、また便秘を繰り返してしまう…という子供もいる、と平田先生。

良いうんちのサイクルが続くかどうか、きちんと観察して、少しでも気にある点があれば、すぐに病院に相談してください

家でもできる便秘予防ケアは?

最後に、今日から実践できる便秘予防ケアについて、ママたちから平田先生へ質問です。

家で便秘予防するには、どうしたらいいですか?

正しい生活習慣を身に付けるように、気を付けてあげてくださいね。

平田先生によると、便秘予防のための正しい生活習慣とは、

◎水分をしっかりとること
◎適度な運動
◎野菜をしっかり食べるなど、バランスのとれた食事

…などがあげられるそう。

よく、決まった時間にトイレに行かせるといい、と聞きますが、本当に効果があるのですか?

トイレに行くのを習慣づけることで、子供が『うんちをしなきゃ』と思えるようになります。排便の習慣を付けるための効果はあると思いますよ。

子供の便秘改善には、本人の意識改革も重要、と平田先生。

最初はなかなかうんちが出ないかもしれませんが、根気よく『トイレに座る』という習慣を付けていきましょう。

子供の便秘が気になったら、小児科のかかりつけ医へ!

子供の便秘は自然に改善される…ということはありません。むしろ放っておいたら腹痛が起きたり、子供がトイレに行くのが嫌になったりすることも。そうなる前に、「あれ?うんちが出てないな」と思ったら、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
ひだまりこどもアレルギー科クリニックは、気になる子供の便秘に関する相談や治療も受け付けています。気になることがあったら、気軽に相談してみてくださいね。

<ひだまりこどもアレルギー科クリニック>

住所 

広島市安佐南区祇園5丁目2-45-204(祇園クリニックビル) 

電話番号 

082-832-3300 

休診日 

水曜午後、土曜午後、日曜、祝日 

駐車場 

47台 

公式サイト 

http://www.hidamari-kcl.com/ 

公式インスタグラム

@hidamari3300

WEB予約 

https://hidamari-kcl.mdja.jp/ 

<診療時間>
▲…9:00~13:00
■…14:00~16:00予防接種・乳幼児健診、16:00~18:00一般診療

 

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担当ライター

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