第3回『ベビーマッサージとアロマとハーブの講師 うらべ清香さん』

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広島で輝くママの魅力に迫るインタビュー。第3回目は、安佐南区の自宅でベビーマッサージとアロマ・ハーブの教室「香音」を開いているうらべ清香さん。
4月からそれぞれ小学4年生と1年生になるふたりの姉妹のママでもあります。

今回はその包み込むような優しい印象が素敵なうらべさんに、仕事・母親業・そして自分らしさについて語っていただきました。

「当り前」の毎日が幸せなんです

「これと言ったエピソードはないんですが、子供たちが笑顔をくれるので、毎日楽しくハッピーに過ごしています」
開口一番、うらべさんは茶目っけたっぷりにこう語ってくれました。

「うちは主人の仕事がとても忙しくて、出張もよくあります。帰宅も遅いので『平日はいないもの』と割り切っています。私は仕事が大好き。そして私の仕事場は家。常に仕事関係のものは目に入るし、オンとオフをパッと切り替える、ということがなかなか難しい。
でも、子どもには寂しい思いをさせないこと。これだけは守っています」

とはいえ、そう思えるようになるまで、大変なこともたくさんあったのだとか。

「特に長女が産まれたばかりの頃は毎日が戦いでしたね。主人は仕事が忙しいのでとてもじゃないけど、頼れない。実家も義理実家も忙しい。文字通りの『ワンオペ育児』。
しかも初めてのことばかりで正解がわからず。とまどいの連続。
子どもはとても可愛くて毎日幸せを感じる反面、鬱々とした気持ちのやり場が見当たらず、とまどう瞬間も多かったです」

そんなとき、ママ友さんに誘われたのがベビーマッサージ。

「長女が7~8ヶ月の頃です。軽い気持ちで受けたベビーマッサージに衝撃を受けました。今までこんなに子どもの体を隅から隅まで時間をかけて触れたことはない…。子どもに触れるって、母親が癒されるってことなのか…って。
子どもに触れるたびに愛情が更に倍増していく気がして…。晴れ晴れとした気持ちと充実感を味わうと同時に、自分が求めていたものを見つけられたような気がしました」

これがベビーマッサージ講師、うらべ清香さん誕生のきっかけ。

「家族が好き、仕事が好き。当り前に過ぎていく毎日が幸せ。家族の幸せを実現できないと、お客様や生徒様に本当の意味での幸せを感じていただけることはできないと思っています。
そして家庭の平和は母親の心の平穏にかかっている、と思ってます(笑)。
娘が『お母さん、毎日楽しそう!』とうらやましそうに言うんです。早く大人になりたい!というニュアンスを感じさせるようなトーンで。そんなとき、私はこう答えるんです。『お母さんは大好きな仕事をしているからね』。このやりとりが当り前…。そんな毎日が本当に幸せです」

学ぶことの喜び。成長することの尊さ

「独身時代からアロマが大好きで、検定の本は買っていたんです。でも仕事が忙しくて買ったはいいもののページを開くこともなく、月日は経ってしまいました」

と語るうらべさん。そんな彼女がアロマと再会したのが、結婚・出産を経て育休に入っていたころ。ふと、アロマのことを思い出して『今なら勉強ができる』と思いたち、資格取得の勉強を始めたのだそうです。

結果は見事合格。
また、アロマの勉強を続けていくうちに、植物についてもっと知りたい、と感じるようになり、ハーブの勉強も始めたのだそうです。
アロマやハーブの奥深さに魅了されているうらべさん、こんなエピソードを話してくださいました。
「最近、薬理学にも興味を持ち始めて、薬学部の受験勉強もしたいくらい(笑)。精油やハーブの体内動態をもっともっと学びたいんです。でもさすがにそこまでは…って思って。軽く娘に『薬剤師になるのはどう?』と聞いたら、『いいよ!お母さんと一緒に仕事したいな、ってずっと思っていたから』って答えてくれたんです。あれは嬉しかったですね。
でも、そうなったら嬉しいのは嬉しいけれど、絶対そうして欲しい、とは思いません。
やっぱり、一番嬉しいのは『子どもが自分の進みたい道を歩むこと』だと思っていますから。
ただ、私の仕事をしている姿を見て『学ぶこと、成長すること、諦めないことの大切さや、仕事を楽しむことの喜び』を感じてほしいな、と思っています」

興味があることは徹底的に追及したいと話すうらべさん。「食」に関しても独学で勉強されたそうです。
独身時代に仕事と並行して、マクロビやローフードの知識を習得したうらべさん手作りのマクロビスウィーツは、ベビーマッサージに訪れるママたちの間でも大人気。
「レシピを教えてほしい!」というリクエストに応えて、時々スウィーツを作る会も開催されています。
「私の母がおやつを手作りしてくれていたので、物ごころつく頃から私もお菓子作りをするように。マクロビオティックやローフードの勉強をした経験を生かして授乳中のママでも安心して食べられるヘルシーなスウィーツを提供しています」
ほっと癒される優しい美味しさの特製スウィーツ。ママたちの心をしっかりと掴んでいるようです。

ここは、ママたちの癒しの場

さて、ここからはうらべさんが、「香音」をオープンさせるまでのお話をご紹介しましょう。
「はじめて受けたベビーマッサージで、衝撃を受け、ぜひとも資格を取りたい!と思い勉強して合格。2011年1月にベビーマッサージ教室「香音」をスタート、1ヵ月後の2月には、某住宅メーカーのモデルハウスの一室を借りて、ベビーマッサージの教室を始めます。

モデルハウスでのベビーマッサージ教室、初回は広い教室でお客様がひとり、マンツーマンで教室を開催することもあったのだとか。

しかし、ベビーマッサージの教室を始めて3ヶ月ほどたったころ、大きな転機が訪れます。
「2回目の教室に来られたお客様のひとりが、たまたま広い人脈を持つ保育士さんだったんです。その方は当初、ベビーマッサージに対してあまりよいイメージは抱いていらっしゃらなかったのですが、私の教室で、そのイメージが覆された、と言ってくださったんです」
ベビーマッサージの良さを体感されたそのお客様が次々と周りの方にうらべさんの教室を紹介、徐々にお客様が増えていきます。
「本当にその方には感謝しています」と、当時を懐かしみながら話してくださいました。

さて、続いては「香音」について、お話をお伺いしてみましょう。
「香音は、ベビーマッサージとアロマ・ハーブによる癒しと健康がテーマ。自分のしんどかった経験をもとに、赤ちゃんはもちろん、ママの癒しの場になればいいな、という思いでスタートさせました」
しかし、思うようにいかないことも多々あったのだとか。
「長女が1歳になる頃から本格的に教室をスタートさせました。最初は『子どもと同じ空間で仕事ができる…まさに理想!』なんて思ってたんですけど、1歳半を過ぎるころから娘がとってもやんちゃになっちゃって(笑)。一緒に仕事…はやっぱり無理でしたね」
オープンからさまざまな試行錯誤を繰り返し、香音は今のスタイルに落ち着きます。

「目の前のことを誠実にひとつひとつ行っていくことで、今という結果に繋がったんだと思います。」

今では生後間もない赤ちゃんを連れたママからお孫さんを連れた方まで、1000組を超える人々が香音を訪れています。

 

うらべさんが目指すものは…?
そんな質問にこう答えてくれました。
「どちらかというとママのために教室をしている…そう思っています。ママが育児を楽しめるようになる教室、ベビーマッサージを通じてわが子の可愛さを再確認し、また育児を頑張ろう!と思える教室。そんな教室を目指しています。
最近は更年期のご相談やマタニティ期から通ってくださる方も増えています。これからは子育て世代はもちろんのこと、すべての世代の方々が、アロマとハーブのある暮らしで、活き活きと過ごしていただけたら…こんな嬉しいことはないですね」

最近では教室での出会いをきかっけにママ友の輪が広がっていくことにも喜びを感じています。と語ってくれたうらべさん。

誰よりもママの気持ちを理解し、寄りそってくれるうらべさんと共に過ごす時間は、ママたちの何よりの宝物であることは間違いありません。

 

妻として、母として

さて、2児の母として、また1人の妻としてのうらべさんは、いったいどんな女性なのでしょうか?
「お友達や家族など、好きな人たちに囲まれて美味しいものを食べて他愛もない話で笑っている時間が幸せ」
と語るうらべさん。夫婦間で協力していることやルールはあるのでしょうか?

「夫婦間での決めごとはとくにありませんね。平日、夫の帰りは遅いので、必然的に家事や育児は私がひとりでやることに。
いない人にやってもらうのは不可能ですからね…そこはもう割りきっていますよ。自分のペースができた、っていうのもあるし。
夫もできることはしよう、と思っているのはひしひしと感じます。
取りこんだ洗濯ものがいつのまにかたたまれていたり、ご飯も時々作ってくれたり。
食事のあと、ついうたた寝していたら食器がキレイに洗われていたことも。
普段私から夫に頼んだりすることはないので、たまにお願い事をすると断れない雰囲気なのかも。鬼嫁なのかな?(笑)」

ときどき、県外に出張や研修にいくこともあるうらべさん。ご主人は非常に協力的なのだそうです。

「『行くな』と言われることはありませんね。私が泊まりで出張に行くときは早めに帰宅してくれるなど協力してくれます。最近娘が『お父さんの野菜炒め、美味しいんだよ』って私に報告してくれます」

「できる方がやる」。このシンプルな考え方こそが、うらべさん夫婦の共通認識。そしてお話を聞いて感じたのが、ご夫婦それぞれが感謝の気持ちを持っているんだなぁ、ということ。
「ありがとう」の気持ちを持ち続けることこそ、夫婦円満の秘訣なのだと教えられたようなきがします。

毎日忙しく、でもハッピーに過ごしているうらべさんですが、やはり落ち込んでしまうこともあるのだとか。

「ずっとモチベーションを一定に保ち続けるのは難しい。私もとりたてて理由はないけれど、なんだか気持ちが沈んでしまうことはあります。
そんな時は『自分は大丈夫』って自分に言い聞かせています。そして仕事をする。仕事が私のストレスや不安を解消してくれます」

終始にこやかにお話を続けてくださるうらべさん。そんな彼女が2人のお嬢さんに抱いている思いとは…?

「娘たちには将来、自分の道は自分で決めること、その道に向かって努力することを諦めないこと。そのふたつを守れる強くてたくましい女性に成長して欲しいと思っています。そして何よりも、ご縁を大切に。人生楽しくなるかどうかは出会う人によって決まると思っています。人に迷惑をかけず、優しくできる、巡り合えてよかった、と思ってもらえる女性になってほしいですね」

「私、早く成長した娘が見たいんです」とうらべさん。

「よく、子どもが大きくなるのが寂しい、って聞くけど、私はワクワクの方が勝っちゃう。
この子たちがどんな大人になって、どんな仕事をするのか、今から興味津々なんです」

うらべさんとお話をしていると「幸せ」という言葉がなんとなくキーワードのように浮かんできます。
充実した日々こそが人生の糧となるんだ、ということを体現してくれているうらべさん。
彼女が特に「幸せ」を感じるのはどんなときなのでしょうか。

「訪れる人の笑顔を見ることができた時や、『先生に出会えてよかった』『人生が変わった』という言葉をいただいたときは、この仕事を選んでよかった、と心から幸せを感じます。あと、満足できるアロマのブレンディングができたときも、最高に幸せです」

ここからは、気になる質問を…

★1問1答★

一日のスケジュールを時系列で教えてください

休日のスケジュールを教えてください

土曜日は娘達が習い事でチアをしていて1日いないので、夫とランチをしたりドライブしたり。二人の時間を楽しんでいます。

お子さんと一緒の休日の過ごし方は?

梅林公園やせせらぎ公園などの大きな公園に行ったり、お買い物に行ったりすることが多いです。写真は先日たこ焼きパーティーをした様子です♪
一昨年からキャンプにもはまってます!

おすすめのベビーグッズは?

最近使っている人をあまり見かけませんが…スリングですね。娘がすぐ寝てくれて、助かりました。

親子コーディネートのポイントは?

リンクコーデは恥ずかしいのであまりしませんが、コンバースの黒のハイカットは3人お揃いで持ってます。

お気に入りの子供服はなんですか?ブランド、お店など

ラルフローレンやGAPなどが好きでしたが、最近娘たちは私の選んだ服は着てくれませんね(笑)。

日々、女性として気を付けていること

産後太りやすくなってしまったので、運動をするように心がけています。
毎晩歯みがきをしながらスクワットをしたりテレビを見ながらストレッチをしたり。
週2回、ジョギングとウォーキング 30分から1時間しています。
時間のある時はヨガにも行きますね。
あと、毎日何種類かのハーブをブレンドして3~4杯は飲むことが美容と健康につながると信じています。笑

自分好みの使用感や香りのアロマで作る化粧水や美容オイルを使用することもこだわり。もう何年も基礎化粧品を買っていません。

自分へのご褒美は?

年に1,2回ある東京出張の時に、お気に入りのアーユルヴェーダサロンで全身アロマトリートメントを受けることがご褒美です。
あと先日、久しぶりにデパートのコスメカウンターでメイクしてもらい、テンションあがりました。そんな時間、女性として必要ですね。

広島おすすめショップは?

独身時代から大好きな国泰寺のバスクというスペイン料理屋さん。どれもすごく美味しい!子連れNGなのでママ友との夜飲みや、ご主人とのデートの際におすすめです。

夫婦円満の秘訣は?夫婦間のルールや、共有することなど

お互いの意思を尊重することでしょうか。お互いがやりたいことを、快く「どうぞ」と言ってあげられる関係でいたいです。

ママの笑顔のために

美しい大人の女性、という形容詞がぴったりのうらべさん。柔らかな雰囲気の中に秘められた意思の強さが、女性として、母として輝き続けるための秘訣なんだな、と教えてくれました。

最後に子育てママへこんなメッセージをくださっています。

「子どもが小さい時期は大変に思うことが多くて余裕もあまりないでしょうが…、0才から3才って、過ぎてみると本当にかわいい時期なんです。なので、その時期をぜひ楽しんでもらいたいと思います。少しくらい手を抜いても子どもは勝手に育ってくれます。ママが笑顔でいられるためにたまに手を抜くのは、全然ありだと思います。子育てを楽しむために、どんどん手を抜きましょう(笑)。そうは言っても私自身も子育てまっただ中。一緒にがんばりましょうね」

 

うらべさん♡この度はインタビュー企画にご協力頂きまして、本当にありがとうございました!
pikabu編集部、一同

担当ライター

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