出産後に胎盤が出てこない!更なる試練に耐えた私の高齢出産体験と妊娠中に試したこと

30代後半で初めての妊娠。もちろん喜びの方が大きいものの痛みにかなり弱い私は出産への不安も感じていました。不安から解消されるために妊娠中に試したことや、出産後、胎盤が自然と出ずに更なる試練に耐えた私の高齢出産体験を綴ります!

30代後半での初妊娠で喜びいっぱい!高齢出産にどう挑む?

私は広島在住の1児のママです。妊娠が分かったのは高齢出産年齢に突入した30代後半のとき。初めての妊娠で嬉しい気持ちでいっぱいになりましたが、いわゆる高齢出産となるわけで同時に不安な気持ちもぬぐえませんでした。

高齢出産だから、先生から出生前診断を受けるかどうか言われるんだろうな……と思っていましたが、いつになっても打診されることはありません。周りの高齢出産を経験したママは「検査を受けるかどうか聞かれたよ」と言っていたので「あれ?」と思いましたが、私も特に先生に聞くことはしなかったのです。

その頃読んでいた妊婦さん向けの雑誌に、出生前診断で異常が見つかった場合、妊娠の継続をあきらめる人が多い旨の記事がありました。「このまま検査をせずに大丈夫だろうか……」と不安になりましたが、もし検査をして異常が見つかったとしても私にはあきらめる覚悟がつくかどうか分かりません。そのまま妊娠を継続しても不安な日々を過ごすことになってお腹の赤ちゃんにも悪影響になりそうなので、検査はしない!と全てを受け入れる覚悟を決めたのです。

できるだけ出産時に痛みを感じたくない!私が妊娠中に試したこと

出生前診断を受けずに高齢出産に臨むと決意したあとは、また違う不安が頭をよぎります。それは陣痛や出産時の痛み。痛いのは平気!という人はなかなかいないと思いますが、私は人一倍痛いのが苦手です。歯医者さんで少し歯を削られるだけで「痛いです!」とすぐに手を挙げます(笑)。会陰切開なんて想像しただけでゾッとしました。

できるだけ痛みから逃れたい私はいろいろと調べ、無痛分娩の存在を知りましたが、取り入れている病院は少なく、私が産む予定の病院でも行っていません。無痛分娩はあきらめ、普通分娩で少しでも痛くない方法はないかと模索して試したことを紹介します。

・ソフロロジー

妊娠中期頃、ソフロロジーというものを知りました。独自の呼吸法で心身ともに落ち着いた状態で出産に臨むというものです。ソフロロジー式を取り入れて出産した人の動画を見ると、終始とても落ち着いた状態なのが衝撃でした。実際、広島でもソフロロジー式出産を取り入れている産婦人科はいくつかありましたが、今さら病院を変えるわけにもいきません。できるだけこの呼吸法をマスターしようと、本とCDを購入し3ケ月位、毎日のようにイメトレを行いました。

CDにはリラックスできる優しい音楽とイメトレを促すガイドボイスが入っているのですが、寝る前に聞くといつのまにかすーっと眠りにつけるのです。妊娠後期になるとなかなか寝付けないというママの声も聞いたことがありますが、ゆっくり熟睡するツールとしてもいいのかなと思いました。

・ラズベリーリーフティ

臨月になって初めて知ったのが、安産効果が期待できるといわれているハーブティの「ラズベリーリーフティ」です。ヨーロッパの木イチゴが原料で、ビタミン・ミネラルなど栄養素も豊富。主成分のフラリガンには、子宮の筋肉を収縮させ正常な状態を保つ作用があり、陣痛をサポートしてくれたり分娩時間を短縮してくれたりする効果が期待できるようです。

また、出産後も子宮の収縮を促し、母乳が出るのをサポートしてくれる働きもあるようで、まさに妊婦さんの味方といえるハーブティ。ただし、子宮を収縮させる作用があるといわれているので、妊娠初期や中期は飲まないように気をつけるなど飲むタイミングに注意が必要です。

私の場合、予定より大きめに育っていたこともあり「いつ生まれてもいいよ~」というタイミングでの購入で、たまたまかもしれませんが初めて飲んだ次の日に陣痛がやってきました。

思ったよりスムーズに進んだ陣痛開始から出産まで

夜中の12時頃、腰のあたりに定期的な痛みが発生。「これはもしや陣痛??」と思い、陣痛アプリで痛みがある時間を測定しました。早朝4時頃には破水のような感覚もあったのですぐに病院に電話をかけ、事前に登録しておいた「ママサポートタクシー」で病院へ。すぐに病院の服に着替え、陣痛に耐えることになりました。

破水していたので、服がぐっしょりと濡れましたがあまりの痛さで着替える余裕もありません。イメトレした呼吸法を思い出し必死に痛みに耐えたものの、ふっと呼吸がみだれると「痛い!痛い!」と叫んでいました。それからは睡魔と痛みでどのくらい時間が経過したのか時間の感覚があまりありませんでしたが、しばらくして子宮口が開いているとのことで分娩台に歩いて移動。先生や助産婦さんの呼びかけと体が自然といきむ勢いに身を任せて、午後2時ちょうどに産声があがりました。

初めて見る我が子は愛おしさでいっぱい。そして人生で大きなことを成し遂げたような爽快感でいっぱいになったのを覚えています。ずっと出産時の痛みに不安を感じていましたが、陣痛の痛みで感覚が麻痺していたのか、生むときは体力こそ必要なものの痛い感覚はほとんどなく、まさに「案ずるより産むが易し」だと思いました。高齢で初産のわりには陣痛時間も短く安産だったなと、このときはほっと胸をなで下ろすのです。

出産後、自然と出るはずの胎盤が出ない!出産より辛い痛みに耐えて……

赤ちゃんが生まれたあと、何やら先生たちがボソボソ。どうやら自然に出てくるはずの胎盤が出てきていないらしい。「もう少し時間を置いたら出てくるでしょう」と、しばらく分娩台で待つことになりました。そしていくら待っても胎盤が出てこないということで、強制的に胎盤を体外に出すことになり、先生たちが3人ぐらい集まってきました。「何が始まるんだろう……」と思ったとき、以前妊婦さん向けの雑誌で読んだ記事を思い出しました。確か、子宮に手を入れて胎盤を引っ張り出すとかでかなり痛いとか……。「ギャーー!!」と心の中で叫んでも事態は変わりません。予想通り男性の先生が子宮に手を入れて胎盤を引っ張り出そうとするのです。いくら子宮口が開いている状態といっても、素の状態に戻っている私は痛くて気持ち悪くてたまりません。「痛いーー!!」と何度も先生の腕をわしづかみにしました。

すると、なかなか上手くいかないようで「手の小さい先生を呼んできて」と、小柄な女性の先生がやってきて同じ処置が施されたのです。腕に筋肉注射を打たれたので痛みはやわらいだものの、子宮ごと引っ張られているような妙な感覚は耐えられません。

しばらくして、無事に胎盤が出て、やっとやっと私のお産は終わったのです。午後2時に産んだのに、時刻は午後5時を過ぎていました……。

あとで知ったのですが、出産後に胎盤が自然と出てこないケースはごくまれにしか起こらないことのようで、まさか自分の身に起きるとは思いもよりませんでした。

全てが終わったあとは、とにかくお腹が空いてしかたなく、病院食プラス、夫が買ってきてくれたパンをほおばりました(笑)。

出産はどんと構えることが大事

妊娠してから、出産時はどんな痛みが襲ってくるのだろう?と、ずっと痛みへの不安を大きく感じていたように思います。胎盤が出てこないというまれなケースが起こったのも、私の不安な気持ちが引き寄せてしまったのかもしれません。確かに痛みに耐えることは避けて通れませんが、そのときになってしまえば何とか乗り越えられるものです。妊娠中に不安な気持ちを抱えることは赤ちゃんにもよくないので、どんと構えて出産までを過ごすことが大事だと思いました。

担当ライター

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