諭吉が飛んでいく!?双子妊娠・初期育児でかかった子育て費用

この記事をシェアする

まさかの双子妊娠が判明し、産婦人科で「うちでは産めないから総合病院を次回までに決めてきてね」と言われ、双子が産める総合病院へ。個人病院は助成金だけじゃ足が出るっていうけど、双子出産で総合病院に入院する場合は?産前・産後の費用など、子育てにかかった費用をざっくりご紹介します。

総合病院オンリー!リスクが高い双子出産は広島市民病院に決めた!

私の場合、双子妊娠が判明した瞬間に主治医の先生から病院の転院を告げられました。
理由は、

  • 二卵性双生児のため出産リスクが高く、帝王切開になる可能性が高い
  • 単胎児より妊娠中や出産後のトラブルも起きやすいため、しっかりした医療体制が整っている病院が安心

以上の理由からNICU(新生児集中治療室)や24時間体制医療が整っている総合病院を勧められました。いきなりのことで「どこで双子が産めるかも分からない」と伝えると、広島市民病院・中電病院・広島大学病院の3つを教えてもらえました。自分なりにこれからの通院や家族のことを考えて広島市民病院が自分にとってベストだと思い、転院することに決めました。

帝王切開だけど、計画手術だから一番安い時間帯で手術が可能

知人から広島市民病院は出産育児一時金だけで入院から出産まで賄うことができると聞いていたので、「個人病院よりは出費は抑えられるかな?」と思っていました。
実際、広島市民病院では双子の場合、安全面を考慮して帝王切開での出産を基本としており、初診の日に帝王切開の手術をする日を相談されました。計画的な手術の場合、平日の日中に手術予定を組むことができるので深夜や休日割増しがなく、手術費用を抑えることができます。
※体調が急変して緊急帝王切開になった場合は例外。2018年7月に手術価格の改正が行われたため、今は出産育児一時金だけでは足りないかもしれません。                                   

私の場合、医療保険に加入していたので帝王切開の手術費用は医療保険から捻出することができました。もともと出産育児一時金内ですべての費用が収まっていたのでプラスの収入に♡
結果、2人分の出産育児一時金も1人分の費用で出産・入院費用を賄うことができました。

ルク代とおむつ代で諭吉がお財布から飛んでいく!

無事に双子を出産し、実家での育児生活がスタート。最初は母に手伝ってもらいながら慣れないお世話に追われていましたが、2人分ともなると子育てに慣れるのも早いようです(笑)慣れてくると、どうやって効率よくお世話をして睡眠時間を確保するか、などいろんなことを考える余裕が生まれました。そこで気づいたのが、ドラッグストアへ買い出しに行く回数が多いこと。
双子は2000g前半と小さめに生まれたので、オムツのサイズも新生児用からスタート。おっぱいを吸う力も弱かったので母乳の出が悪く、仕方なくミルクへ切り替えました。
私が使っていたオムツは“ムーニーエアフィット新生児用3000g64枚入り”です。最初の頃は3時間おきのミルクタイムのたびにオムツを交換していたので、最低でも10枚は一日で消費します。それが2人分。オムツ一袋が一週間も持ちませんでした。そのためドラッグストアに大量買いしに行くかネットストアで箱買いするようになりました。

ミルクも最初のうちは飲む量が少ないのであまり実感が湧かなかったのですが、140mlくらい飲めるようになると粉の減り方が変わりました。こちらも一缶が一週間も持ちません。その当時はお世話をすることで頭がいっぱいだったのでお金のことは後回しになっていましたが、振り返ってみるとかなりのお札に羽が生えて飛んで行っていました。
出産育児一時金が1人分余っていたので何とかやりくりできましたが、余りがなかったらと思うと驚愕です。

<生後2ヶ月ごろ>新生児用オムツ10枚・ミルク140ml/人×2名の場合
オムツ代 64枚入@1,200×2個/週×4週=9,600円
ミルク代 810g入@1,900×2個/週×4週=15,200円  合計24,800円/月

<生後4ヶ月ごろ>オムツSサイズ8枚・ミルク200ml/人×2名の場合
オムツ代 84枚入@1,200×1.5個/週×4週=7,200円
ミルク代 810g入@1,900×2.5個/週×4週=19,000円  合計26,200円/月

大きくなるにつれ、オムツのサイズはアップしますが交換の頻度は減っていったのでオムツ費用は少なくなっていきました。しかし、離乳食が始まるまではミルクオンリーだったため、日によってはお代わりを要求され、より粉ミルクの消耗が激しく…。
気がつけば粉ミルクの空き缶が山のように積まれ、何度か足を引っかけて空き缶タワーを倒しては双子の眠りを妨げていました。

オムツ&ミルク以外は意外とお金が掛からない?

オムツと粉ミルク以外の綿棒やベビーオイルなどの消耗品は比較的使用頻度も少なく、使い切るまでに相当な時間が掛かりました。肌着も乾燥までできる洗濯機があれば、そんなに洗い替えも必要ありません。最初に買いそろえる肌着の1.5人分とお古の肌着が数枚あれば汗をよくかく夏場以外は乗り切れると思います。
当時のことを思い返すと、オムツとミルク以外のモノをドラッグストアで購入した記憶があまりありません。ママが気にならなければ、お下がりの肌着で十分賄えるので、出費を抑えるなら周りのネットワークを効率よく使って、お下がりを有効活用しましょう。

 

児童手当てや出産育児一時金の余りを上手にやりくり!

双子の出産・初期育児において、諭吉さんが足早にいなくなってしまうのは仕方がないこと!他県では双子でも自然分娩を選べる病院もあるようですが、広島県内は基本的に帝王切開を勧められると思います。手術費用や産後の育児費用確保のために、医療保険の見直しや児童手当て、出産育児一時金の余りを有効に活用しましょう。離乳食が始まる頃にはミルク代も落ち着いてくるので、双子の子育て半年程度は諭吉さんとの継続したお別れを覚悟しておいてください。

担当ライター

この記事をシェアする