2人目どうしよう?悩んだ末に6歳差で妊娠・出産を決意!

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長男を出産後に職場復帰した私は、働きながら家事と育児をこなす日々にヘトヘトになり、「これで2人目とか絶対無理!」と思っていました。しかし30代後半に入り、妊娠自体が難しくなるかも…と感じて、2人目を決意。現在、6歳差の兄弟を育てている毎日のエピソードや、年齢差があるからこそのメリットなどを紹介します。

共働きの子育てにヘトヘト…

30代前半で、初めての子ども(長男)を授かった私は、生後4ヶ月で保育所に預け、職場復帰しました。復帰してしばらくは時短勤務(16時)でしたが、半年後に上司から「定時(17時半)まで働けないか」と打診があり、フルタイム勤務に戻りました。

しかし、これが思っていた以上に大変!毎日退社すると、大急ぎでスーパーに行って買い物をし、その足で保育所にお迎え。帰宅したら、ぐずる子どもをあやしながら夕食を作り、後片付け・お風呂・寝かしつけまで、一人でやっていました。夫の帰宅はほぼ毎日22~23時だったため、平日はそのことをグチる相手がいないのが何よりつらかったです。

慢性的な睡眠不足と疲れでヘトヘトになっていたところに、仕事の忙しさとストレスが重なって、口唇ヘルペスとじんましんが同時に出たこともありました。皮膚科の先生に1日のスケジュールを話すと「そりゃ、じんましんも出るわ」と言われたほどでした。

30代後半に突入!チャンスは今?

長男が3歳になったころ、実家の母から「2人目は考えてるの?」と聞かれたことがあります。「うーん、仕事忙しいしね…お金も結構かかるし」とあいまいに答えると、母は「そうよねぇ」とそれ以上は突っ込んできませんでした。内心は「こんな生活で、2人目なんか無理!」というのが正直な気持ちでした。
しかし、子どもが4歳になったころ、夫の転勤で広島市から福山市に引っ越すことになり、私は転居先で転職。環境が大きく変わったことで、心境にも少し変化が現れました。「仕事も大切だけど、これから自分はどうしたいんだろう?」と自分に問いかけるようになったのです。忙しさを理由に、自分の人生や家族のことを先送りしていたことに、今さらながら気が付きました。結婚当初、「子どもは2人くらいほしいね」と話していましたが、30代後半に入った今、2人目を望むなら最後のチャンスかもしれないと、次第に危機感を持つように。夫の仕事は相変わらず忙しかったけれど、少しずつ家事を分担してくれるようになっていたこともあり、忙しさも以前ほどではなくなっていました。
ある年のお正月、初詣で手を合わせながら「もう1人、子どもができますように。もし今年中に授からなかったら、2人目は諦めます」と心の中で密かに決心。そして、その年の後半、2人目の妊娠が判明したのでした。

2回目の妊娠で、6年のブランクを実感

一度経験したとはいえ、6年前の妊娠・出産の記憶は、すでにおぼろげ。改めて育児書を買い直したり、20代のママたちに交じって母親教室に参加したりして、少しずつ妊婦の記憶を取り戻しました。
しかし、どうしても取り戻せなかったのが、やはり「体力」!一人目のときは、積極的にウオーキングしていたのですが、大きなお腹を抱えて外出するのが億劫になり、家にこもりがちに。家事に加えて、上の子の世話もしなければならず、ソファでぐったりする時間も増えました。「6年のブランク」は想像以上にきつかったです。
救いになったのは、夫が2人目の妊娠を本当に喜んでくれ、サポートしてくれたこと。ぐったりしている私を気づかって、家事を積極的に代わってくれました。そして何より、長男の様子が目に見えて変わりました。それまで赤ちゃんっぽさが抜けきれなかったのに、急に大人びてきたのです。私が切迫早産で入院したとき、私の実家で数週間預かってもらったことがあったのですが、「今日はおばあちゃんとお買い物したよ!」といつも電話で元気そうな声を聞かせてくれました。一人で親元を離れて、本当はかなりさびしかったはず。こちらを気づかっている様子が伝わってきて「お兄ちゃんらしくなったな…」と、電話口で涙ぐんでしまいました。

6歳差兄弟でよかった!

出産のときは、夫とともに長男も出産に立ち会ってくれました。そのせいか、長男は次男のことが大好き。赤ちゃんのほっぺにすりすりしながら、「ぼくの宝物だよ」「食べたいくらいかわいい!」など、聞いている方が恥ずかしくなるくらい、あま~いセリフをささやいていました。

現在、次男は110カ月。「イヤイヤ期」に入り、自己主張が強くなってきたので、7歳の長男とおもちゃの取り合いになることも。しかし、さすがは「お兄ちゃん」。自分が圧倒的に年上であることを自覚しているらしく、ちゃんと手加減しているのが伝わってきます。次男がソファの背もたれによじ登ると「落ちるよ!」と注意して、抱えておろしてくれたりと、かいがいしく面倒をみてくれます。

2人目を決めてよかった!

もしあのとき忙しさを理由に2人目の妊娠を先送りしていたら、今ごろ後悔していただろうと思います。「子どもが2人になったら、子育ての苦労も2倍になるのでは?」と恐れていましたが、実際には夫や長男の手助けもあり、1.5倍(※当社比)程度でした。もしブランクを理由に2人目を迷っている人がいるなら、声を大にして言いたいです。「思い切って踏み出して!みんなが助けてくれるよ!」と。

担当ライター

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