男女の産み分けって可能?不妊治療、何から始める?中川産科婦人科の先生に聞いてみました!

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広島市中区本川町にある「中川産科婦人科」は、院内がホテルのようにオシャレで、入院中の食事が美味しい!と広島ママの間で話題の病院。だから、「中川産科婦人科は、妊婦さんが通う病院でしょ?」と思う人も多いかもしれませんが、実は妊活のサポートもしているんです!
今回は、「男女の産み分けってできるの?」「中川産科婦人科の不妊治療ってどんな感じなの?」といった広島ママの疑問に、院長の中川仁志先生が答えてくれました!広島で妊活中のママは、ぜひチェックしてくださいね!

中川産科婦人科が広島ママの「妊活」をサポート!

出典:中川産科婦人科公式サイト

そもそも「妊活」ってどういうもの?

妊活とは、赤ちゃんを授かれるように心身の準備を進めること。基礎体温を記録したり、産科婦人科で検査を受けたりするほか、今後のキャリアやライフスタイルについて改めて考えてみることも含まれます。
「妊活」と聞くと新婚さんをイメージされるかもしれませんが、第一子だけでなく、第二子の妊活中というママも少なくありません。出産経験に関わらず、「赤ちゃんが来てくれるのを待っている」状態を、妊活中と言います。

どんな妊活サポートが受けられるの?中川産科婦人科の院長先生に聞きました!

出典:中川産科婦人科公式サイト

広島市中区にある「中川産科婦人科」と言えば、妊婦さんが多いというイメージを持たれる広島ママも多いかもしれませんね。実際、中川産科婦人科を訪れる患者さんの8割は周産期(妊娠・出産)での受診なのだそうです。

その一方で、中川産科婦人科では患者さんの声を受けて、以前から「男女産み分け指導」と「不妊治療」で妊活のサポートも行っています。今回は、中川産科婦人科で受けられる妊活サポートについて、院長の中川仁志先生に教えていただきました!

中川産科婦人科 院長・中川仁志先生
久留米大学医学部卒業、広島大学医学部産科婦人科学教室入局を経て2003年から現職。
【資格】
日本産科婦人科学会 専門医
母体保護法指定医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター取得
日本母体救命システム普及協議会J-MELSベーシックコースインストラクター取得

中川産科婦人科で妊活①「男女産み分け指導」ってどんなもの?具体的な方法は?

中川産科婦人科の「男女産み分け指導」の内容は?

出典:中川産科婦人科公式サイト

◎男女産み分け指導を始めたきっかけは?

中川院長「産み分け指導自体は、20年くらい前から行っています。当時、相談に来られる方の多くは自営業の方でした。『跡取りの男の子がほしい』という方が多かったですね。
その後、少子化が進むと、今度は『女の子がほしい』という方が増えてきて、今では産み分けの相談に来られるほとんどの方が女の子を希望されるようになりました」

◎産み分け指導は、具体的にどのような内容ですか?

中川院長「まずは外来にご夫婦でお越しいただいて、産み分け指導の内容について丁寧にご説明します。その後、指導方針についての同意書を書いていただき、指導をスタート。具体的な方法は、次の3つです」

①専用のゼリーを使用する方法

性交時に専用のゼリーを膣内に入れる方法です。性別の決定に関わっているとされる膣内の酸性度をコントロールするために、専用のゼリーを使用します。男の子希望の場合は、グリーンゼリーで膣内をアルカリ性に、女の子の場合はピンクゼリーで膣内を酸性に調整します。

②性交のタイミングを指導する方法

普段、女性の膣内は酸性ですが、排卵日が近づくとアルカリ性に変化します。この膣内の酸性度が変わるタイミングに合わせて性交をすることで、産み分ける方法です。
▽性交のタイミング
女の子希望の場合:排卵日の2日前に最後の性交、それ以降1週間は禁欲もしくは避妊
男の子希望の場合:排卵日まで5日ほど禁欲、排卵日に性交、排卵日を過ぎたら避妊

③専用サプリメントを使用する方法

男の子を希望する場合は、「リンカル」という専用サプリメントを使用する方法もあります。リンカルは、微量の鉄分を含む天然カルシウム。錠剤自体には副作用がありません。

男女産み分けについて、詳しくはこちら

◎産み分けは現実的に可能ですか?

中川院長「ヒトの性別決定のメカニズムはまだ解明されていない部分も多く、残念ながら100%ご希望に沿うことはできません。当院での『成功率』は男の子を希望する方は8~9割、女の子の場合は7~8割です」

中川産科婦人科の「産み分け指導」の費用は?

出典:中川産科婦人科公式サイト

中川産科婦人科で産み分け指導を受けるのにかかる費用は以下の通りです。
※診察料は含まれません。

専用のゼリーを使用する方法

11,000円

性交のタイミングを指導する方法

5,000円

専用サプリメントを使用する方法

4,000円

中川産科婦人科で妊活②「不妊治療」ってどんなもの?

出典:中川産科婦人科公式サイト

中川産科婦人科の不妊治療の内容は?

◎そもそも「不妊」とはどういう状態を指すのでしょうか?

中川院長「不妊とは、妊娠を望んでいる基礎疾患がない健康な男女が、避妊せずに性交をしているに、一定期間(一般的には1年間)妊娠しない状態です(日本産科婦人科学会の定義より)。
不妊の原因は、女性の排卵障害や、男性の精子の運動機能が低下などさまざまですが、特に身体的な原因が見当たらないケースもあります。
ライフスタイルが多様化した近年では、妊娠を考える年齢も上昇傾向にあり、加齢に伴って妊娠の確率が低下することも広く知られるようになりました。中川産科婦人科にも、不妊の相談が増えています」

◎中川産科婦人科では、どんな方が不妊の相談や治療に来られていますか?

中川院長「不妊治療に来られるのは、20代、30代の方が多く、平均年齢は33歳くらいです。40代の方もおられます。1人目のお子さんを当院で出産された方が、2人目をなかなか授からないために相談に来られる『2人目不妊』のご相談も多いですね」

◎中川産科婦人科ではどんな不妊治療を行っていますか?

中川院長「主に以下の3種類の治療を行っていて、人工授精や体外受精が必要な場合は、他の専門病院をご紹介しています。また、当院での治療は基本的に女性側のみ。男性側に不妊原因があると思われる場合は泌尿器科をご紹介しています」

【中川産科婦人科で行っている不妊治療】

ホルモン検査

女性ホルモンの正常な分泌が行われているかどうか、ホルモンバランスを検査します。

タイミング法

妊娠しやすい時期に性交できるよう指導する方法。ホルモン量などを測定して、排卵日を推定します。

内服薬の処方

女性の排卵リズムを整える内服薬を処方します。

中川院長「不妊治療を希望される方は、精神的なストレスを抱えておられる方も多いです。そのため、不安なお気持ちや治療のご希望を、しっかりと向き合って伺うようにしています。また、待合室での待ち時間を調整して、ほかの妊婦さんの姿が目に入らないように配慮しています」

不妊治療の費用は?助成金は?

中川産科婦人科の不妊治療の費用は以下の通りです。
※診察料は含まれません。

ホルモン検査

4,000円

タイミング法

2,000円

内服薬の処方

500円

出産を希望する世帯を支援するため、令和3年1月1日以降に終了した不妊治療を対象に、国からの助成制度が拡充されました。
広島市の方だと、お住まいの区の保健センターが申請窓口となります。

支援制度の拡充の影響もあり、広島でも不妊治療の希望者が増えているそうです。中川産科婦人科では、こうした助成制度についてもアドバイスしてもらえますよ。

知って、聞いてもらって、妊活を前進させよう!

妊活中は思うように結果が出ないことに、悩んでしまうこともありますよね。中川産科婦人科で体の状態を把握し、希望を聞いてもらうことで、妊活を前進させられるかもしれません。まずは、パートナーと話し合ってみてくださいね♪

【中川産科婦人科】

所在地

広島市中区本川町2-1-16

電話番号

082-231-2832

診療時間

【午前】9:00~12:30【午後】15:00~17:30

※土曜午後は14:30~17:00 

※急患は随時受け付け

休診日

木曜、日曜、祝日

公式サイト

http://www.nakagawa.or.jp/

公式インスタ

https://www.instagram.com/nakagawa.sankafujinka/

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担当ライター

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