これって広島だけ?!県外から来た子育て世代が驚いた広島の〇〇

常識だと思っていたことや何気なく使っていた言葉が、実は広島だけだった!と驚いた経験はありませんか?同じ地域に長く住んでいると、ご当地あるあるに気がつかないことも多いものです。そこでpikabu編集部では、広島県在住の子育てママ・パパを対象に、「広島に住んでいて驚いた広島だけの常識」をアンケート調査!子育て世代ならではの幼稚園や学校に関する広島だけの常識がたくさん集まりました。「これって普通じゃないの?!」と驚きの事実もあるかもしれません。さっそくチェックしていきましょう♪
平和への祈りを込めて…8月6日は登校日
広島県民なら、「8月6日は登校日」という意識を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、これは広島ならではの慣習なんです!
1947年に制定された市の条例により、広島に原爆が投下された8月6日は「平和記念日」とされています。2017年6月にその条例が教育の現場にも適用され、8月6日の登校日を廃止し、平和学習を7月に前倒ししようという動きもあったそう。しかし、学校側の希望により、同年12月には再び8月6日に登校できるよう見直されました。広島県民の平和学習への意識の高さが伺えますね。広島県民ならだれもが一度は折ったことがある折り鶴も、実は他県では折れる人が少ないという噂も……!
また、8月6日は市役所や区役所をはじめ、公民館など市が運営する施設は原則休館とされていることもあるので注意しましょう。
<広島のママ・パパの口コミ>
・平和学習が熱心。保育園でも原爆投下の時間には黙祷していました。(30代・3児のママ)
・学校で原爆の日付などを覚える授業があると聞いて驚いた!(20代・1児のママ)
「大休憩」は伝わらない?!
広島では、小学校の2時間目と3時間目の間にある20分間の休憩のことを「大休憩」と言いますが、これは全国的に見ると珍しい呼び方!
2015年に行われたJタウンネットの調査によると、東京や神奈川などの関東地方では「20分休み」と呼ばれているそう。全国的に分布のばらつきはあるものの、「業間休み」、「中休み」などの結果も見られました。同じ時間の休みでも、地域によってさまざまな呼び方があるなんて興味深いですね。
参考:20分休み・業間休み・中休み…「2時間目と3時間目の間の休み時間」呼び方マップ|Jタウンネット
<広島のママ・パパの口コミ>
・「大休憩」が四国出身の子に伝わりませんでした!(30代・2児のママ)
公立の小学校に制服があるのは珍しい!
広島に住んでいると、制服姿でランドセルを背負って登下校している小学生の姿をよく見かけますよね。広島県民にとっては当たり前の光景ですが、他県民はそんな光景に驚くそう。
制服の製造販売に携わるKANKO(菅公学生服株式会社)が2024年に行ったアンケート調査によると、「子どもが通う小学校に制服があった」という回答の全国平均は26.6%。一方で、中国・四国地方の回答は77.9%と全国の平均を大きく上回る結果でした!同調査では、「制服があると毎日の服装に悩まなくてラク」、「私服で差が出ないからいい」というメリットもありますが、「手入れが大変」、「すぐにサイズアウトして買い替えが大変」という意見も。皆さんは制服があった方がいいと思いますか?
<広島のママ・パパの口コミ>
・九州の地元で小学校では制服はなかった!アニメなどでも小学生はたいてい私服なので、広島の小学校は公立でも制服があると聞いてびっくり。(40代・2児のママ)
幼稚園でけん玉?!
広島にある幼稚園や保育園のなかには、けん玉を保育に取り入れているというところも。古くから愛されているイメージのけん玉ですが、日本に伝来したのは江戸時代。当時は玉と剣のみだったものを改良し、現在の形のけん玉が生まれたそうです。けん玉発祥の地として知られる廿日市市は、けん玉ワールドカップも開催されるほどけん玉が盛ん!集中力や忍耐力、チャレンジ精神が身につくと、けん玉を教える幼稚園や保育園が増えています♪苦労してやっと技が成功したときの喜びもひとしおですね♡
<広島のママ・パパの口コミ>
・子どもが通う幼稚園の活動でけん玉があって驚いた!(30代・2児のママ)
他県民驚愕!カープ愛がすごいんよ♡
広島にいると、カープの話題を聞かない日ありませんよね♡テレビや新聞などのメディアはもちろん、友人とも朝一番にカープの話題になるという方も多いのではないでしょうか。タクシーの運転手さんとカープの話題で盛り上がるのも広島ならではのエピソードですね。特徴的なカープの赤いヘルメットは、安芸郡府中町に本社を構えるマツダのイメージカラーともいえるソウルレッドプレミアムメタリック(現在はソウルレッドクリスタルメタリックにリニューアル)をイメージしたカラーなのはご存知でしょうか?MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島、通称ズムスタで試合がある日は、広島駅がユニフォームの赤で染まることも!一面が赤になった光景に、広島県民のカープ愛の深さが伺えますね♡
<広島のママ・パパの口コミ>
・カープの服やグッズを身につけている人が本当に多い!(20代・1児のママ)
・テレビでことあるごとにカープの情報が流れている!(40代・2児のママ)
・タクシーの運転手さんの機嫌がカープの勝敗によって変わります(笑)(40代・2児のママ)
広島県民ならみんな大好き!お好み焼に関する常識
生地や麺、キャベツ、卵を重ね焼きしたお好み焼きは、広島県民のソウルフード!街をあるけば、お好み焼き専門店がいたるところに立ち並んでいます。店舗によっては、牡蠣入りなど広島ならではのトッピングを楽しめるところも♪
少し辛口な味わいのソースが特徴的な関西風のお好み焼きとは異なり、広島のお好み焼きにはフルーティーな風味の甘口ソースが使用されます。なかでも「オタフクソース」は広島県民の大定番!常にストックして、お好み焼きにかけるだけでなくさまざまな料理に使用しているという方も多いのではないでしょうか。
また、お好み焼きをヘラで食べるのに驚いたという声も!鉄板からヘラで食べるアツアツのお好み焼きは格別です♡中には、自分専用のマイヘラを持っているという方もいるそう♪
<広島のママ・パパの口コミ>
・他県にお好み焼き屋さんの宅配サービスがないことにびっくり!(30代・2児のママ)
・家にオタフクソースが常にストックしてあります!(40代・2児のママ)
他県では伝わらない方言も!
広島県ならではの方言についての口コミも集まりました!当たり前と思って使っている言葉も、実は他県民には分からない方言かもしれません。
・「たちまち」
「たちまち」は、「たちまち生ビールで!」など「とりあえず」という意味で用いられる言葉です。しかし、全国的には「すぐに」、「突然」、「急に」などの意味で使われることが多く、広島県民の「たちまち」は他県民には通じないことも。
・「じろじろする」
子どもがクレヨンなどで紙に絵を描く様子を「じろじろする」と言いますが、これも広島ならではの方言なんです!一般的に「じろじろ」は無遠慮に眺める様子をいう言葉なので、他県から広島に来た方は驚くそうですよ。
・「ソレイユ」、「本通り周辺=市内、街」など広島県民しか分からない言葉も!
中四国地方最大級のショッピングモール「イオンモール広島府中」。広島県民からは「ソレイユ」の愛称で親しまれていますが、これはオープン当初の名称「ダイヤモンドシティ・ソレイユ」の一部が残ったもの。今となっては施設名にない「ソレイユ」が伝わるなんて不思議ですね♪また、「街」や「市内」といえば本通り周辺を指すなどの広島に住んでいるからこそ伝わる言葉もありました!
<広島のママ・パパの口コミ>
・「たちまち」の意味が「とりあえず」だと知って驚いた!(30代・3児のママ)
・お絵描きすることを「じろじろする」というのは広島で初めて聞いた!(30代・1児のママ)
・本通りに遊びに行くときは「市内に行く」と言います(30代・1児のママ)
やっぱり広島が大好き♡
広島では当たり前だと思っていた常識や言葉が他県では通じないなんて驚きですね!今回ご紹介したもの以外にも、広島ならではの常識や方言があるかもしれません。他県の出身の方と地域の話題で盛り上がると、地元の魅力について再認識する機会にもなりそうですね♡ぜひママ友や友人とご当地あるあるを見つけてみてはいかがでしょうか?
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