【2020年】移住におすすめの田舎8選!広島県から近い中国地方も

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今、田舎に移住する人がとても増えています。「自然に囲まれて暮らしたい」「のびのびとした環境で子育てしたい」「田舎で農業にチャレンジしてみたい」など移住の理由はさまざま。移住者向けの支援制度を設けている市町村も増加中です。今回は移住するのにおすすめの地域を8つご紹介します。広島県から近い地域もあるので、自分の希望と合う移住先を見つけましょう。

子連れで田舎に移住するには?

出典:photoAC

一昔前は田舎へ移住といえばリタイア後に自然の多い環境で過ごしたいという人が多かったようですが、現在は就職を機に生まれ育った土地へUターンする若者や子育て中の世代も増えています。

移住が今注目を集める理由とは

2014年より地方創生の政策が始まりました。地方創生とは、各地方で住みよい環境を整えることで、東京圏への一極集中を是正し地方の人口減に歯止めをかけ、日本全体の活力をあげることを目的としたものです。それにより移住者向けの居住取得や仕事探しなどのサポートが充実したことで、移住への敷居が低くなってきました。また、今後リモートワークなどがより普及することで働く場所に縛られないようになれば、地方への移住がますます増えることが予想されます。

子連れで田舎に移住するメリット・デメリット

田舎へ移住する最大のメリットが家賃の安さです。田舎では都心と比べ非常に安価な家賃でより広く、さらに駐車場もついている家に住むことも可能です。また空き家を購入して、自分好みにリノベーションするという選択肢もあります。人口が少ないため待機児童問題が発生しにくかったり、地域によっては出産祝金の支給や保育料免除などの子育てサポートが充実していたりする場合も多いです。
デメリットとしては、公共交通機関の本数が少ないため、都市部に出ようと思ったときや通学・通勤が不便で、車の所有が必須です。さらに、田舎は都心と比べて学校の選択肢や学習塾も少ない場合も。進学先が自宅から通えない場所であると、仕送りや家賃負担などが発生します。

移住生活をするうえでのポイント

移住するということは生活をすべて変えることになります。子供の学校や友人関係、パートナーの仕事を変える必要があり、将来子供の進学先にも影響します。家族の同意なしで移住をすすめることは絶対にNGです。まずはじっくり話し合いをしましょう。移住後はぜひ地域の人たちとの交流の機会を意識して作ることをおすすめします。地域には独自の風習や習慣がある場合もあり、地域の行事や活動に積極的に参加することで、馴染むのも早くなりますよ。

移住支援の手厚さは必ずチェックしよう

出典:photoAC

移住者の受け入れを積極的に行っている市町村には、移住者を支援する制度やキャンペーンが設けられていることが多いです。支援内容は各自治体でさまざまなので気になる地域がある場合は必ずチェックしましょう。

移住支援にはどんなものがある?

住まいに関する支援の例

秋田県にかほ市:定住するために住宅を購入すると最大100万円の奨励金が支給。
徳島県美馬市:特産のみまの木を使用して木造住宅を新築した場合、上限50万円を補助。

結婚・子育てに関する支援の例

山梨県身延町:結婚後も定住する意思がある人へ7万円の結婚祝金。
北海道名寄市:1歳の誕生日に一升もち(誕生もち)の引換券。

いきなり移住が不安な人には体験がおすすめ

いきなり移住するのは不安という人には、お試し移住をおすすめします。移住後の生活のイメージができるため、移住後に思っていたのとは違うなんてことが防げますね。移住体験は、地域の仕事を手伝ったり、古民家に住んでみたりと自治体によってさまざま。体験ツアーを実施しているところもありますよ。移住体験でも支援がある場合があるので、チェックしておくとよいですね。

移住体験・移住準備の例

福岡県豊前市:SNSで田舎暮らしを発信して最大3万円の情報発信謝礼。
山口県下関市:移住希望者は低家賃でマンションに住め、3.3〜5万円を最大5年間支援。

広島市内の人が移住するならココがおすすめ

広島市内から移住するのなら、近隣である中国地方をまずチェックしてみましょう。

中国地方でおすすめの移住先4選

【広島県安芸太田町】子育て支援が充実!

出典:都会近くの田舎暮らし公式HP

安芸太田町は、広島県の北側、島根県益田市と隣接する町で、子育てしやすい環境がそろっているのが魅力です。戸河内ICから2分という好立地の場所に、約100坪の土地を分譲という移住支援などがあります。また徒歩圏内に認定こども園、町内には子育て支援センターが2箇所あるので、子育て世代にはとても住みやすい環境ですね。

問い合わせ先

安芸太田町役場 地域づくり課

電話番号

0826-28-2112

公式サイト

http://akiota-kurashi.com/

【広島県東広島市】新幹線の駅もあるから交通の便はバツグン!

出典:photoAC

東広島市は広島県のほぼ中央に位置する人口約19万人の街です。銘醸地として有名な西条もあります。広島大学を中心に大学のキャンパスが4箇所あり人口の約10%は学生であるため、若者が活躍しているのが特徴です。移住者向けの支援としては、空き家バンクを利用して居住を購入した際の改修工事費、事業を始めるにあたっての店舗や事務所の改修費用などの補助を受けることが可能です。

 

問い合わせ先

東広島定住サポートセンター(広報戦略課内)

電話番号

082-437-3021

公式サイト

https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/iju/index.html

【山口県岩国市】地域サポーターがいるので移住後まで安心!

出典:岩国田舎暮らしの道しるべ!公式HP

名勝地錦帯橋で有名な岩国市は、豊かな自然が広がる一方で市街地へアクセスがよく生活利便性もあるのが魅力です。各エリアには地域サポーター「IJU(移住)応援団」があり、地域情報の提供や空き家見学、悩み相談や移住後の地域との橋渡しなどのサポートを行っています。滞在型体験農園施設に入村して1年間お試し移住を行なうことも可能です。

問い合わせ先

岩国市中山間地域振興課

電話番号

0827-29-5012

公式サイト

http://iwakuni-iju.jp/

【島根県邑南町】レジャーも食も楽しみたいならココ!

四季折々の自然を満喫しながらのレジャーや邑南産食材を使用したグルメなど、”邑南町ならでは”が盛りだくさんです。子育て支援では、第2子以降の保育料が無料で中学生までの医療費が無料など、地域ぐるみでの子育てに力を入れています。移住についての相談や移住後のアフターフォローも手厚いです。空き家情報はホームページに地域ごとに詳細が公開されているので、気になる地域があればすぐにチェックできますね。

問い合わせ先

邑南町役場 地域みらい課

電話番号

0855-95-1117

公式サイト

http://ohnansmilenavi.com/

中国地方以外に住んでみたい人におすすめの移住先4選

【長野県】移住したい地域No.1といえばココ!

出典:長野県の移住ポータルサイト – 信州を知る公式HP

長野県は東京へ新幹線で約1時間半と近いこともあり、移住先として人気の地域です。移住ランキングでも2015年、2017年、2018年、2019年で1位に輝きました。移住者支援制度も充実しており、地域によっては、新たに農業を始めた人への給付金や若い世代が住宅を取得する際の助成制度など多数用意されています。移住希望者向けに相談会や体験ツアーなどイベントも数多く設定されていますよ。

問い合わせ先

田舎暮らし「楽園信州」推進協議会(長野県企画振興部信州暮らし推進課内)

電話番号

026-235-7024

公式サイト

https://www.rakuen-shinsyu.jp/

【栃木県栃木市】首都圏への通勤・通学がしやすい!

出典:栃木市公式HP

2019年子育て世代が住みたい田舎部門のランキングで1位に輝いた栃木市。都心までのアクセスのよさや教育機関の充実度、移住者支援が評価されています。東京圏へ通学する学生への通学費用の補助や都内通勤者への特急券購入補助金など、都心へのアクセスのよさを活かした支援が特徴的です。移住検討者へはZoomを使用したオンラインの相談窓口を開設しています。

問い合わせ先

栃木市役所 住宅課 定住促進係

電話番号

0282-21-2452

公式サイト

https://www.city.tochigi.lg.jp/site/iju/

【群馬県片品村】自然の中で子育てしたい人におすすめ!

出典:群馬県片品村田舎暮らし応援サイト公式HP

群馬県の北部に位置する片品村は、高原湿原で有名な尾瀬国立公園を有する自然豊かな地域で、関越自動車道を利用すると都心まで約2時間半とアクセスのよさも魅力的です。第3子以降に出産祝金や2歳の誕生日以降の保育料補助制度、チャイルドシート購入補助など子育て支援が充実しています。移住支援としては、3年以上居住者への家賃補助や住宅を新築や改修する場合の補助制度などがあります。

問い合わせ先

片品村役場

電話番号

0278-58-2111

公式サイト

https://katashina-iju.jp/

【福島県磐梯町】いっしょに地域を盛り上げよう!

出典:photoAC

磐梯山を背に、猪苗代湖からも近い場所にある磐梯町は、名水百選に選ばれた磐梯西山麓湧水群を有する良質な水にも恵まれた地域です。移住者向け支援として住宅取得にあたり最大180万円の補助を受けることができます。また、地場産業の販売や開発活動や地域情報の発信を任務とした「磐梯町地域おこし協力隊」の受け入れを行っており、地域を盛り上げています。

問い合わせ先

磐梯町役場

電話番号

0242-74-1221

公式サイト

https://www.town.bandai.fukushima.jp/

しっかりとした情報収集が移住成功につながる

移住先として人気のある8つの地域を紹介しました。田舎移住の支援を2020年度も設定している市町村ばかりです。オンラインで説明会を行っている自治体もあるので、気になる地域があれば積極的に情報収集をして、あなたにぴったりの移住先を見つけましょう。

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担当ライター

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