まさかの陣痛!はじめての妊娠と出産の体験談

妊娠8ヶ月になった頃おなかの張りがきつくなり切迫早産の診断が出ました。できるだけ安静に過ごす日々でした。ある日規則的に来るおなかの張りがまさか陣痛だとは思わず…しばらく耐えていた私。即入院の24時間点滴になりました。出産まで2ヶ月入院になると思っていましたが…果たして。広島でママライターをしている私の出産体験を紹介します。

よく張るおなか。普通のことだと思ってた初めての妊娠

妊娠初期から、頻繁に張るおなかでした。そんなこともあって、仕事は早めに退職。張り止めの薬を常時飲むほどではないけれど、しんどいときは飲んでねと処方はされていました。
妊娠6ヶ月を迎える頃の健診で、おなかが硬いと先生に指摘され、張り止めの薬を1日1回飲むことになりました。
張り止めの薬は、飲むと動悸がするのであまり飲みたい薬ではありません。ですが、おなかの子のため、真面目に飲んでいました。
絶対安静ではないけど、できるだけ安静に過ごす生活。しかし、健診の度に増える体重…健診が楽しみなようで恐怖だったことを今でも思い出します。

いつもより痛い…でも、まだ大丈夫

8ヶ月になる頃には、薬は1日2回になっていましたが常におなかが張っている状態。ときどき、買い物で外出すると痛みで歩くのがしんどいときもありました。
初めての妊娠は、すべてが未体験。これが普通だと疑わなかった私は、いつもより痛いけど…と思いながら、薬を飲んで安静にしていました。
ある日、いつもより強い痛みに襲われました。薬も飲んでいるし大丈夫だろうとここでもあまり深く考えていませんでした。しかし、薬を飲んでも痛みが全然治まらない…連休中ということもあってなぜか我慢していた私。寝ることもできないくらいの痛みが来るようになってさすがに病院に電話をしました。もちろんすぐ来るようにと言われ、すぐに病院へ向かいました。

全然大丈夫じゃなかった…これが陣痛だったとは

病院に着くと、すぐに診察され、点滴開始。先生からは、このまま帰す訳にはいかないので、即入院と言われました。そのとき通っていた病院は、個人の産婦人科だったので、すぐに大きな病院へ搬送されることに…。受け入れ先の病院は大学病院になり、なんと救急車で搬送されました。そして搬送先では「思ったよりも症状が深刻」と告げられたのです。
4人部屋に入院になったのですが、張りが止まらず、出血もあり先生や看護師さんの出入りが激しかったため、他の妊婦さんの迷惑になるということで病室にいることさえできません。結局4人部屋から陣痛室に移動することになりました。
そして「このまま陣痛が続き子宮口の広がりも止まらないようなら、もう一回病院を変わります」と先生から告げられたのです。
その後夜になり、さらに症状は進んでいるので、もし産まれるということになったときに万全の体制で出産できるように、ということで転院が決定。
転院になった理由は、
・当時大学病院では30週未満の赤ちゃんの受け入れ体制がなかったこと。
・赤ちゃんだけを運ぶことも可能だが母胎搬送をした方が赤ちゃんに負担が少ないから。
・お母さんと赤ちゃんが離ればなれにならないで済む。
ということからでした。
このときには、まだ産むということが決まった訳ではありません。できればおなかの中にいて欲しい…しかし、もしものときのことを考えての早めの搬送だったのだと思います。

無事出産。29週で小さいけれど

大学病院から救急車で10分もかからない県立広島病院に転院になりました。病院には夜の9時過ぎに到着し、すぐに診察。しばらく先生達の会議が続き、告げられたのは「もう29週で、体重も1000gを超えてるいし、このまま普通分娩で出産しましょう」ということでした。
先生の言葉に不安も吹き飛び、私は点滴が外れることが嬉しかったことを今でもよく覚えています。そして「ここまで、陣痛も進んでるいし、点滴外したらすぐ生まれるね」と看護師さんと話していたのが、夜10時を回っていました。
すぐに産まれると思っていたのに…さすが初産、そこからが長かったです。朝5時頃、分娩室に移動したのですが…陣痛が遠のいてしまいました。もう一度陣痛が来るのを分娩台の上で待つことになりました。そして、もう一度強い陣痛がきたのが11時頃。そこから30分くらいでやっと産まれてくれました。
生まれてきたのは、本当に小さな小さな男の子。生まれてすぐに産声を上げてくれ、思ったより大きな声で「この子は大丈夫!」と思いました。初めて見る我が子を、少しだけ胸のところに乗せてもらい、命の重さを実感。とにかく無事に大きくなってと、息子をNICU(新生児集中治療室)へ送り出しました。その後、私はいろいろと処置をされ、息子に会えたのは夕方4時頃になっていました。
生まれたての息子は、いろいろな検査を経て56日間という入院のあと、やっと我が家に戻ってきたのです。

今では、中学生。元気に育ちました

入院中も特に大変なことはなく、呼吸器も付けずに育ちました。退院してすぐは、検査や健診で毎月病院に通っていました。しかし、29週5日1000gほどで生まれた息子も、今では中学生。家に戻ってきてから、一度も入院することも大きな病気をすることもなく元気な男の子に育っています。
反抗期に入り毎日バトルを繰り返し、腹立たしいことも多いですが、今元気に、目の前にいてくれるだけで充分と自分に言い聞かせる日々です。喧嘩できるのも、息子が元気に大きくなっている証拠。心折れる日もありますが、息子と一緒にいられるのもあと数年かもしれません。喧嘩も楽しんでいられるような母でいたいと思います。

いつもと違うと思ったら迷わず病院へ

妊娠初期からよく張っていたので普通のことだと思っていた最初の妊娠。その後2人出産しましたが、その2人の妊娠中、ほとんど張りを感じることはありませんでした。
おなかの張りは普通ではないサインかもしれないので健診の際には先生に相談してみることをお勧めします。おかしいと感じたら私のように我慢せず、すぐに病院へ行ってくださいね。

担当ライター