毎日遊びに来る小学生女子が悩みのタネ…他人の子どももいっしょに子育てしよう!

長女が小学生になった頃、毎日わが家に遊びに来るお友だちがいました。勝手に家に上がっていたり冷蔵庫を開けてみたり、やりたい放題。夕方になっても帰ってくれないなど、悩みが尽きず困っていました。そのときの体験談と子育ての葛藤を振り返ります。

毎日現れる小学生女子に悩みが尽きない日々

長女は学区外の保育園に通っていたため、知り合いが少ない状態で小学校に入学。母としては心配でしたが、長女が人懐っこい性格だったこともあり、近所の同学年の女の子と知り合いになり仲良くしていました。

当初は「一緒に通学できるお友だちがいて安心」と思っていたのですが…小学校から帰宅後、そのお友達が毎日家に来る日々が続き、少しずつ私の中でモヤモヤしたものが出てきました。

家に来るだけならいいのですが、勝手に家に上がる、冷蔵庫を開ける、モノを壊すなど、やりたい放題。その上、帰宅時間になっても帰ってくれません。親も迎えに来ないので追い出すこともできず、やんわりと注意するのですが、聞く耳を持ってくれないことが悩みのタネ。他人の子にどこまで注意していいのか悩む日々が続きました。

次女が怪我をしたことで決意!他人の子どもも育てる

いつものように遊びに来ては帰らない長女のお友だち。ある日の夕方、一旦帰らせたもののまた戻ってきて、一階の掃き出し窓を開けて外からわが家のTVを見ていました。夕ご飯づくりやお風呂の準備に忙しく、いちいちかまっていられないので放っておくと、「ゴン」という鈍い音とともに「ギャー」と泣き叫ぶ声が!

慌てて駆け寄ると、次女が掃き出し窓から落ちていたのです。コンクリートの角で後頭部を打ったようで、後頭部から出血も…。それはもう、慌てました。夕方なので病院も閉まっています。そんなバタバタする中でも家に帰ってくれないお友だち。きつい口調で「もう帰って!」と言うとようやく帰って行きました。

 

広島市救急医療機関案内へ電話

どうしようか慌てているとき、当時広島市が発行していた「あんしん子育てサポートブック」があることを思いだしました。その中に記載されていた広島市救急医療機関案内へ急いで電話。

「頭を打って出血しているなら脳外科へ。A病院とB病院がこの時間帯でも受け付けてくれるので電話してみてください。」

とのことでした。
A病院の方が近かったので電話してみると、「脳外科の先生はもういないので診察できません。」と言われて断念。B病院へ電話してみると「血は止まりましたか?たんこぶはできていますか?嘔吐していませんか?目線は合いますか?」など、いろいろ聞かれました。質問に答えていくと「その状態なら病院に来てもらっても、消毒するくらいしかできないと思われます。来てもらっても家で様子を見てくださいと言うだけになるかもしれませんがいいですか?」と…。だったら行かない方がいいと思い、消毒してガーゼを当て、包帯を巻いてその日は過ごしたのでした。

 

脳神経外科を受診

翌日、近所の脳神経外科に行って診察してもらうと、念のためMRIを撮ることになりました。ベッドの上でじっとできればよかったのですが、動いてしまうため睡眠導入剤で眠らせることに。何とかMRIを撮り終えると、

「脳に問題ないけど、傷がぱっくり割れているから縫わないと。午前の診察が終わったら縫うから」

と言われ、ひたすら待ちました。
いざ縫うとなったとき、診察室から出て待つのかと思いきや「お母さんは足を押さえて!」と言われてびっくり。馬乗りになって次女を押さえました。個人病院だったからなのか、後頭部だったからなのか、聞いていないので分かりませんが、麻酔なしで4針縫ったのです。3歳とはいえどこういうときの力は非常に強く、私に加え看護師さん3人がかりで押さえつけました。

泣き叫ぶ次女に申し訳ない気持ちでいっぱい。私が長女のお友だちをハッキリと叱って帰らせなかったせいだと思いました。この事件が起きてから「私は他人の子どもも育てる」と決意したのです!

毎日遊びに来るお友だちもいっしょに子育て

次女が怪我をした後も、そのお友だちは何事もなかったかのように遊びに来ました。そこで、長女とお友だちといっしょに話をしました。

わが子を諭すように伝える

まず、「わが家のルールが守れないなら、家では遊べない。誰が何と言おうとわが家ルールは守ってもらいます!」と告げました。

「人の家にあがるときはその家の人の許可を取ること。いつの間にか人の家に入ることはしてはいけない。人の家にお邪魔するときは何て言うか知ってる?」と。
次に、

「帰宅時間は守ること。あなたの家は良くてもわが家は良くない。この前みたいに夕方ケガしたらどうするの?家に帰るとき暗くなって変な人がいたらどうするの?困るのはあなただけじゃないんだよ」

と、まるでわが子を諭すように言いました。お友だちは分かったと言い少し考えた様子。その後、勝手に家に上がることはなくなりました。帰宅時間になってもすぐ帰ってはくれませんでしたが、声をかけ帰るよう促しました。

 

ずる賢いけどかわいい小学一年生

冷蔵庫を勝手に開けようとしたときには、体を張って阻止。「人の家の冷蔵庫を勝手に開けてはいけません」と言うと、次から長女に「のどかわいた~ジュースない?」と遠回しに飲み物を請求するように。
なかなか賢いなと思いつつ、「そういうときは何て言うのかな?すいません、喉がかわいたのでお茶くださいって言ったらあげてもいいけど~」と言いました。するとかわいいことに、「すいません、喉がかわいたのでお茶ください」とそのまま言うのです。
まだ小学一年生、まだ社会のルールを知らないだけなのかもしれませんね。「もう小学生だからできるはず!」と思うのではなく、「まだ小学生だからできないこともある」、と思うようすると、自分も楽になった気がします。今でも中学生になったお友だちとは仲良くしていますが、約束を守る行儀の良い女の子になりましたよ。

 

他人の子も育てるつもりで接する

他人の子とはいえ、叱るべきときは叱り、注意すべきときは注意する、長い目で見ることが大切。大切なお友だちだからこそ悩みましたが、わが子を育てるのと同じような気持ちで接すれば良いのではないかと思います。

担当ライター