年少男子の困ったとき!子育ての悩み、シーン別対応の失敗例と成功例

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言葉が通じて意思疎通ができるようになってくる3~4歳時期ですが、まだ感情を上手く言葉にすることできずに手が出てしまったり、かんしゃくをおこしてしまったりといった悩みごとも多い時期です。年少さん子育て中にありがちな場面と我が子に実際成功した声かけ、失敗した声かけを紹介します。 

朝の準備が遅い

どの家庭でもあることかと思いますが、我が家もご飯、着替え、身支度を整えて、〇時には出なくちゃ!という朝は、子育て中でなくても忙しい時間で、子どもの準備も加わるとさらにバタバタです。息子に「ご飯食べたら着替えよう~!」と最初は優しく言っていたはずが「早く着替えなさい!」になり、「いい加減に着替えなさい!!」声量もイライラもヒートアップしてしまいます。朝から怒る自分にもイヤになってしまい、1日の始まりをどんよりした気持ちで過ごすことも少なくありません。朝の準備が遅い子どもたちに対して私はいろいろと試してみましたが、成功した例もあれば失敗した例もありました。  

失敗した例 

失敗したのは、「まだ着替えてないなんて!幼稚園行かないの?」という問いかけです。「イヤだ!行くよ!」と言って着替えるお子さんもいると思いますが、我が子は「うん!行かない!」と言ってしまうタイプ。そうすると次の言葉に詰まってしまい、結局「とにかく着替えなさい」と言ってしまうはめに。  

成功した例 

我が家で成功しているのは、選択肢を挙げて本人に決めてもらうことです。例えば、「先に顔を洗う?着替える?」と聞くと「先に着替える」と着替えて顔を洗いに行きますし、服を着替えるのを嫌がっていたら、「何から着替える?上の服?下の服?」と聞くと「・・・くつした」と自分で選び、その場でちゃんと支度をしてくれます。私も「早く!」と大きな声で言いたい所を抑えて、普通の声で話すよう心がけています。 

公園から帰りたがらない

息子は公園が大好きですが、一旦公園に行くとなかなか帰れなくて困ることも多いです。「帰ろう」と言おうものなら大泣きすることもあり、頻繁に公園に連れて言ってあげたいけれど、帰りのことを考えると憂鬱になってしまいます。お互い気持ち良く帰るために、あれこれ声掛けを試しましたが、今は成功したパターンで落ち着いています。  

失敗した例 

「あと1回滑り台を滑ったら」というような「あと〇回したら」という声かけは、我が家ではあまり上手くいきませんでした。1回滑って「じゃあ帰ろうか」と言う前にまた上って滑ろうとしていたり、兄弟やお友だちといっしょに居る場合は、自分が滑って終わったはずが、他の子が自分の後に滑っているのを見て「もう1回!」となってしまったりとグダグダになりやすいです。  

成功した例 

我が家では、文字盤の付いている時計を見せて、「今長い針が6にいます。どこの数字にきたら帰る?」と聞くのがいちばん効果的です。本人に選んでもらったら、「時間がきたらアラームが鳴るようにするね!」といってスマホでアラームをかけておきます。決めた時間までは「帰ろう」とは一言も言わず、思い切り遊んでもらい、アラームが鳴ったら本人に聞かせて、「見て!長い針が9だから帰ろう」というと、すんなり帰ることが多いです。 

夜なかなか寝ない

夜早く寝て欲しいのに、いつまでも子どもが遊んでいるときは、寝室まで連れて行くにも時間がかかります。同じ寝室に誘うにも、声掛けひとつで失敗も成功もしました。  

失敗した例 

これは夫がやって失敗したのですが、「お布団で恐竜ごっこをしよう」というもの。とりあえず布団のある場所に誘おうとしたのですが、恐竜ごっこや戦いごっこのようなものは寝る前の子どもをさらにヒートアップさせるだけで、まったく布団に寝転ぶ気配がありませんでした。  

成功した例 

我が家では、「お布団の部屋で絵本上映会をしよう!」と誘うと自分のお気に入りの絵本を持って、布団までやってきます。絵本上映会といっても、私が絵本をただ読むだけですが、名前が付いているとなんだか特別に思うようです。家にある絵本を繰り返し読むこともありますし、広島市立の図書館で子どもといっしょに借りてくることもあります。説明の多い本だと読んでいる途中に寝ることもあったり、数冊読むとゴロゴロしたりし始めるので、「ちょっと休憩しようか」と間を開けるといつの間にか寝ていることもあり成功率が高いです。 

物で叩く、噛む

息子は嫌なことがあるとき、物で叩いてしまったり、噛んでしまったりすることが多くありました。特に兄弟のやり取りのなかで、お兄ちゃんを車のオモチャで力一杯叩いたり、歯形が付くほど噛みついたり。1日に何度も繰り返すので、どうしたものかと悩み、また怒る方もヘトヘトになってしまいます。声の掛け方は今でも悩み中ですが、失敗した!と落ち込んでしまったことも、息子に伝わったかなと少し希望が見えることもあります。  

失敗した例 

キーっとなっているときに「だめでしょ!」「なんで叩くの!」ときつく責めてしまうと、より暴れて手が付けられなくなってしまいました。危ないことなので、つい厳しい口調になってしまうのですが、息子には響いてないのかしらと思うことも多いです。  

成功した例 

とりあえず、抱きしめたり相手から離したりして、叩いたり噛みついたりは制止させ、落ち着くのを待ちます。我が子の落ち着いた合図は、「お母さんの声聞こえる?」の問いかけに頷いたら。まずは、「遊んでいたオモチャを取られていやだったね」のように叩く原因になった気持ちに寄り添います。そうすれば、「いやだったら叩いて良いと思う?」「お兄ちゃん叩かれて痛かったって」「叩かれるととっても痛いからやめて」とやめて欲しいことを伝えると、嫌がらず相手に謝ることもできるようです。叩くのがすぐにゼロになる訳ではありませんが、以前よりも落ち着いてきたような気がしています。 

相手に響く声かけを今日も模索中

我が家での悩み別声かけ例を紹介しましたが、もちろんすべてのお子さんに当てはまる訳ではありません。我が子ですら、昨日はこれで聞いてくれたけれど、今日は全く聞いてくれないということもあり、今日も対処法を模索中です。きっと子育ての悩みも来年には笑い話になり、違うことで悩んでいるのかもしれませんいつまでも続くと不安にならず、目の前にいる子どもの反応をしっかりと見つめたいと思います。 

担当ライター

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