妊娠中マタニティマークをつける派?つけない派?マタニティマークをつけて思ったこと

32歳で妊活を初めて妊娠するまで、赤ちゃんを待つ日々が1年半続きました。その間、マタニティマークをつけている人を見るとうらやましくて、マタニティマークを見るのが辛い時期もありました。妊娠前と、妊娠後でマタニティマークについて考えた私のエピソードを紹介します。

 

 

うらやましかったマタニティマーク

妊娠するまでの1年半、なかなか赤ちゃんを授からなくて、落ち込んでいた時期がありました。私より後に結婚した友人の方が先に妊娠したと聞いたときは、うれしい反面、素直に喜べない自分がいて、自己嫌悪に陥ったことを覚えています。そんな時期だったからこそ、マタニティマークをつけている人をみると、うらやましく思っていたものです。自分に余裕がないと、人の幸せを素直に喜べないときもありますよね。マタニティマークは、お腹が大きくなる前のお母さんがつけることで、周りの人にお腹に赤ちゃんがいることを知ってもらうためのマークです。もちろんそれは、幸せアピールではないとわかっていても、見るのがつらい時期もありました。

 

念願の妊娠!マタニティマークをつけてみた

妊娠9週目になって念願の母子手帳を市役所にもらいに行き、一緒にマタニティマークを受け取りました。マタニティマークを見るのがつらい時期もありましたが、受け取ったことがうれしくて、「これで私も妊婦さんの仲間入りだ!」と、すぐにマタニティマークをバックにつけました。当時、つわりの症状も出始め、もともと貧血気味だったこともあり、もし急に倒れてしまったり、気持ちが悪くなってしまったりと、何かあったときにマタニティマークが役に立ってくれればいいなという気持ちもありました。
また、マタニティマークをつけて良かったことは、スーパーのレジで、店員さんが買い物かごを台まで運んでくれたり、散歩していたら通りがかりの女性が「大変だと思うけどがんばってね」と声をかけてくれたりしたこと。ちょっとした気遣いがありがたかったのを覚えています。

 

 

つらいのは自分だけじゃない!

その頃私は、出勤時間に合わせて朝7時半の満員電車で約40分かけて、広島駅付近の職場まで電車通勤をしていました。妊娠11週頃から、胃のむかむかや、体のだるさを感じたり、電車の中で人のにおいに気持ちが悪くなったりと、生活の中で、1番大変だったのが電車通勤でした。マタニティマークをつけてから、周りの人に優しくしてもらって調子にのっていた当時の私は、「マタニティマークをつけてたら、席を譲ってもらえるかも」と、淡い期待を抱いて、電車に乗っていたのです。しかし、混み合っている満員の車内では、誰も私のマタニティマークには気がついてくれない…。そんな日が何日か続いたある日、優先座席の目の前に私が立つことがありました。「優先座席だし、今日こそは席を譲ってもらえるかも!」と思った矢先、目の前に座っている男の人を見てみると、顔が真っ青で、しんどそう…。その時やっと気がついたのです。「優先座席は妊婦さんのためだけにあるんじゃない。自分よりしんどい人だっているのに、必要以上に優しさを求めていたんじゃないの?」ということ。それ以降は、朝1時間早く出発することに。時間に余裕があれば、電車の中で気持ちが悪くなっても、次の駅で降りて休むこともできますし、電車が混む時間をさけることができます。なにより、座ることができたので、体に負担をかけずに出勤することができました。最初からこうしたらよかった…。調子にのってた自分を反省…。

 

 

いざというときのお守りがわりに、ほどよいアピールで

結局その後、最後までマタニティマークを使うことはありませんでした。今でもマタニティマークをつけたほうがいいのか、つけないほうがいいのか、はっきりとした答えが見つかっていません。でも、妊娠をした友達に「マタニティマークってつけたほうがいいの?」と聞かれたときには、「ずっとつけておく必要はないかもしれない。でも、何かあったときにサッと取り出せるようにお守り代わりにバックに入れてたらいいんじゃないかな」と、答えるようにしています。そして、「マタニティマークを見るとつらい人がいることも忘れないでね」と付けくわえます。妊娠を経験したからこそ、マタニティマークの大切さもわかりますし、赤ちゃんを授かれなった時期があったからこそ、マタニティマークをよく思われない理由もわかります。ほどよい妊娠アピールで、周りに配慮してもらいながら、時と場合によってマタニティマークを使い分けたらよいのかなと思います。

 

 

温かい目で見守ろう

妊娠中に、マタニティマークはつけてもよし、つけなくてもよし。ですが、見た目にはわからなくても、体調がすぐれない妊婦さんがたくさんいます。もし、マタニティマークをつけている人を見かけたときには、温かい目で見てあげてほしいなと思います。

担当ライター