産婦人科へ行くのが恐怖!恥ずかしい産前産後のおしりの話

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産前産後に苦しむ症状のひとつに、「痔」があります。デリケートな部分なので、人に聞きたくても聞けないという人もいるでしょう。そんな人に向けて今回は、現在広島に住む私がかつて他県の産婦人科で出産をしたときの、痔エピソードを大公開してしまいます!

恥ずかしいけど実は多い!産前産後の痔

大人になって自分の「おしり」の話をすることってそうそうないですよね。さらにそれが「痔」の話ともなれば恥ずかしさはひとしお。当の私も、その恥ずかしさを知ることに…そう、私は妊娠を機に痔になってしまったのです。

さらにママ友ができて、出産にまつわる話をしていると、痔になってしまったという人の多さにびっくり!普段口にはしなくとも、痔で苦しむ妊産婦は非常に多いんだなぁ…ということに気付きました。

痔の症状にもいろいろあると思いますが、その中でもひどかったと思われる私の痔エピソードは一体どんなものだったのか、次項からとくとご覧にいれましょう。

私のおしり事情~長男出産編~

ことの発端は妊娠中にひどい便秘になったこと。今まで数々の手強い便秘と戦ってきた私も冷や汗をかくほどの便秘。石でも入ってるんじゃない?と思うほど硬いのです。

無理に出そうとしたところ、半端に出て、引っ込みもせず、出すこともできず…。「一生おしりにこれが挟まったまま過ごすことになるのでは…!」と、半泣きになったほど。産婦人科に行き、便秘に効く飲み薬を処方してもらいましたが、結局私は立派な痔主になってしまったのでした。地主だったらよかったのに…。

その後おしりの状態はよくならないまま出産の運びに。産後、ジンジンとする股間の痛みに耐えきれず看護師さんにみてもらったところ、なんと出産時にいきみすぎたことにより、痔が悪化してしまっていたのです!

渡された薬には「軟膏(強力)」の文字。強力な薬を渡されるほどひどい痔だとは…!

看護師さんたちは「おしり大丈夫?」「おしりどう?」と顔を出せば口々におしりを心配してきます。「おしりしか心配することないのっ!?」と突っ込みたくなるほど、とにかくおしり、おしり、おしり…。

軟膏をおそるおそる患部に塗ると、なるほど、指で確かめる限りソラマメのようなものがおしりにあるではありませんか。排便の恐怖に怯えましたが薬の威力は絶大で、初回の排便も痛みなくクリア。気付くとソラマメは分からないほど萎み、割とすぐ「痔」ということを忘れて生活できるようになりました。

私のおしり事情~次男出産編~

平癒状態になった痔のことなど忘れたままときは流れ、長男出産から約4年後、私は次男を妊娠しました。そこで思い出したおしりのソラマメ。今度は食生活にも私なりに気を使い、そのおかげかひどい便秘にはならずに済みました。

しかし妊娠中期を過ぎた産婦人科での内診中、院長から「あ~~~、痛いねコリャ」と呟かれたのです。そうです、痔がまた悪化してしまったのです…!

妊娠後期はお腹が重くなる分、直腸や肛門が圧迫されることによって痔が悪化することがあるのだそう。私も例に漏れず…ということでした。しかし本当の衝撃はここから。なんと院長は「入れておこうね~」と患部をギュウギュウとおしりの中に戻したのです!!

「イダダダダダダ!!!!!!」

思わず叫ぶほどの痛みがおしりに走りました。院長はいつものことのようで、苦悶する私を横目に涼しい顔で便秘の薬を処方してくれました。そこからは毎回、産婦人科に行くことが恐怖です。そして痔と戦いながらもとうとう、出産当日になりました。

おしりに不安を抱えていた私ですが、助産師さんはガーゼを患部に当て、出産が終わるまで痔が悪化しないようにひたすら肛門を押し続けてくれました。なんて尊い仕事でしょう…!命を扱いながらもおしりを守ってくれる助産師さんに感激をしながら、無事出産。

しかし本当の地獄はここからだったのです。産後病室に移ると、長男の産後とは比にならないほどのおしりの痛みに襲われ、看護師さんを召喚。ガーゼで押し留めていた患部が、実は中で大変なうっ血を起こしていたようで、ガーゼを取り外したことで外にボン!!と出てきたのです。ズッキンなんて言葉では形容できませんでした。もう「ズゴゴゴゴゴ!」くらいの痛みです。

起き上がるのに5分、ベッドから降りるのに5分…痛すぎてひとつひとつの動作がカタツムリレベルです。いや、カタツムリのほうが速いかもしれません。人間って、おしりに力を入れないと体を起こすことができないんですよ。でもおしりに力を入れると激痛が走る。よってスローになるのです。

スローモーションで前回同様、おそるおそる患部に軟膏を塗ると…

「なにこれ!?ピンポン玉!?」

なんと、患部が腫れに腫れてピンポン玉のように膨れ上がっていたのです!ソラマメがピンポン玉に!さらに一回り小さいものまで!もう痔主なんてもんじゃありません!大痔主です!良いのは響きのみ!

新生児の次男のかわいさを横目に、産後の目には悪いと知りながらスマホで痔について調べ上げた結果、一番簡単にできる対処法が『ホットタオルをおしりに当てて温める』というものでした。

私が出産した産婦人科には、廊下に電子レンジが置いてありました。私は数センチずつしか進めない体を引きずり、塗らしたタオルをジップ式の保存袋に入れ、廊下の電子レンジで数十秒温め、それで患部を温め、タオルが冷えたらまた温め…を繰り返しました。

温めると痛みが和らぐのです。温めていないと痛くて眠れないので、ずっとタオルで患部を温め続けました。そこの電子レンジは温めが完了すると「チン!」と鳴るタイプだったので、夜な夜な廊下から「…チン」「…チン」と聞こえてきた他の部屋のママさんは、あまりに頻繁に鳴るレンジ音に怯えていたかもしれません…。もはや妖怪レンチンばばあです。

しかし良い薬のおかげで数日経った頃には普通に歩けるようになり、その後は長男のときと同じく再び平癒状態へ戻ったのです。

おしりの平和を保つために

たかがおしり、されどおしり。ひどい痔に苦しめられた私が言えるのは、「痔をあなどることなかれ」ということです。妊娠をしたら特に、痔にならない心がけが大切です。

具体的には、食物繊維が豊富に含まれている食材を積極的に摂る、体調の許す限り適度な運動をする、少しでも便秘や痔の症状があれば主治医に相談し、漢方や薬の処方をしてもらう…などです。

気をつけていても、痔になってしまうこともあるでしょう。そうなったら産後に専門医に診てもらうことをおすすめします。恥ずかしいと思うでしょうが、妊婦の約半数が痔に苦しむと言われているので、珍しいことではありません。それでも恥ずかしければ、女医さんを頼ってもいいでしょう。私の住む広島にも、女医さんの専門医がいるようです。

ひどい痔は前述した通り、温めると痛みが緩和されます。熱々のホットタオルは直接当てるとヤケドの恐れがあるので、円座の下に置いて蒸気を当てるのがベスト!コストもかからず簡単なので、今まさに苦しんでいる人は試してみてください。おしりが痛みから解放されるはずです。妖怪レンチンばばあが言うのだから間違いありませんよ!

実は多い、産前産後の痔

実は痔になってしまう妊産婦さんはとても多いので、おしりに不安を抱えている人は周りのママさんや産婦人科に相談してみましょう。産後、あまりにひどい痔になると、私のようにかわいい赤ちゃんのことではなくおしりのことしか考えられなくなるので、妊婦さんは予防も大切ですよ!

担当ライター