超低出生体重児の子育て、いっぱい泣いていっぱい笑って毎日幸せ!

長男は870グラムの超低出生体重児として産まれました。今は小さく産まれたことを感じさせないくらいしっかりした男の子へと成長してくれています。
長男は長男のペースで大きくなってくれているので心配することも減りました。しかしそう思えるようになったのはここ最近。
そんな私の子育てについて紹介します。

予定日は6月、産まれたのは2月

もともと子どもの予定日は6月でしたが、かなりの早産で2月に広島市民病院で産まれました。ただでさえ小さいのに、学年がひとつあがってしまうことになったのです。同じ学年の4月生まれの子と比べると実質1年2ヶ月もの成長の差があることに。当時はこのことが1番の心配でした。
小さいときはその1年の差がどれだけ大きいか…。長男が入院しているときに、同じ学年には歩いている子もいるのです。将来がすごく不安でした。

しかし、長男のペースで少しずつ大きくなってくれている姿を見ると人と比べるのではなく、成長を喜ぼうと思えました。
出産後3ヶ月ほど経ち、NICU(新生児集中治療室)の保育器からGCU(継続保育室)の新生児が寝るベッドであるコットに移動しました。オムツを替えたりミルクをあげたり沐浴の練習をしたり、少しずつ自宅で子育てできるよう退院の準備が進みます。そして4ヶ月の入院生活を経て、念願の退院となりました。

退院してから始まった本格的な育児

退院してからは想像以上に大変。まずは毎日の薬です。毎食4種類から5種類の薬を飲ませなければいけません。錠剤や粉薬を溶かしプラスチックシリンジに移します。飲ませたあとは全て消毒。外出時も同じです。
そして、毎日おしっこやうんちの回数と時間、お昼寝とお風呂の時間、ミルクの量と飲んだ時間を記録します。しかし、一緒に暮らしたいと願い続けたことがやっと叶ったので、どんなに大変でも24時間一緒にいれるだけで幸せでした。
自宅で生活するうえで、1番心配だったのが呼吸です。退院が長引いた理由の一つとして、無呼吸がありました。呼吸するのを忘れてしまい、みるみるうちに顔が真っ青になってしまうのです。入院中は酸素量を測っているので無呼吸になるとセンサーが鳴って教えてくれますが、それが家にはありません。
日中は顔色を見れるのですぐ気づくことができますが、私が寝ているときに無呼吸が起きたら大変です。もちろん、無呼吸がしっかりなくなってから退院しましたが、もし起きたらどうしようと思うと夜も安心して眠れませんでした。

全部個性!それでも落ち込んだ3歳健診

それでも元気に大きくなってくれる我が子。薬の量が少しずつ減り、定期的な診察もだんだん間隔があき、小さく産まれたことを話すと驚く人もいるほどです。子育てにおいてほとんど悩みもなく、おっとりしていてとても育てやすい子でした。
長男のようにかなりの早産だった子は、発達をみるときに「修正」という言葉を使います。たとえば長男の場合、6月の予定日で2月に産まれたので、産まれた次の年の2月で1歳です。しかし、発達を同じ2月生まれの子と比べるとあきらかに差があります。そこで、本来産まれるはずだった6月で正しい発達をみるのです。つまり6月に「修正1歳」として1歳の発達をチェックします。
私にとって6月は長男の第二の誕生日のようなものです。見た目は小さいけどそれも個性、長男の成長を見守ろうと思っていました。
しかし、区の集団で受ける3歳健診。改めて感じた周りの子との差にすごく落ち込んだのです。3歳健診のとき長男は。周りの子と比べると体がすごく小さくて、顔つきもまだまだ幼く感じました。みんなはもうパンツなのに長男はまだオムツ。

「なんで赤ちゃんがいるのー?」という子ども達の悪気ない言葉が胸にささりました。

幼稚園入園!長男初めての集団生活

3歳になって1ヶ月とちょっと、長男は幼稚園に入園しました。もし予定日どおりに産まれていたら入園は次の年のはずでした。それが、早産のためひとつ上のお兄ちゃんお姉ちゃんと同じ学年になってしまったのです。
やっと3歳になったと思ったら、4月生まれの子はすぐ4歳。体格など、成長が我が子とは全然違います。早生まれの子を持つママの中には同じ悩みを持つ人もいるのではないでしょうか。
今まで私とほとんど離れた経験がなくとても心配でしたが、少しずつ幼稚園にも馴染み、大好きなお友達もたくさんできました。よく体をこわしていた長男も今ではほとんど風邪をひきません。幼稚園生活を通して心身共に一回りも二回りも成長してくれるのを感じ、とても嬉しいです。

長男はもうすぐ小学生。私の今の気持ち

あんなに小さかった長男はもうすぐ小学生です。超低出生体重児は小学校低学年くらいまでは周りとの差があると言われていますが、昔ほど心配することが減りました。すっかり男の子らしくなり、思わず小さく産んだことを忘れてしまいそうになるくらいです。
そう思えるようになるまでにいっぱい悩み、いっぱい泣きました。小さく産んでしまった自分を何回も責め、落ち込むことも多くありました。
しかし、それ以上にたくさん笑い、些細な成長も嬉しくて、子育てができることを幸せだと感じています。何事もなく健康に育ってくれている今となっては、親として「こんな子になってほしい」とか「あんな風になってほしくない」とかたくさん望んでしまいます。入院中「生きていてくれるだけでいい」と願っていた昔の私が見たら、今の私を「なんて贅沢なんだ」と思うでしょう(笑)
それほど元気に大きくなってきてくれている長男。当たり前だと思ってしまいそうになる毎日は決して当たり前なんかではありません。子育てができる限られた時間をこれからも大切にしていきたいです。

担当ライター