妊娠中に切迫早産で入院!約1ヶ月の入院中、退屈な毎日を救ってくれたモノたち

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妊娠8ヶ月のとき、切迫早産で緊急入院した私は、約1ヶ月間ベッドにいました。24時間点滴を打ち、検査とトイレ・シャワー以外は、基本的に横になっていなければいけないため、とても退屈です…。そんな単調な毎日を救ってくれたモノを紹介します。

朝ドラにハマった!

仕事や子育てで忙しく、普段はテレビを見る時間がなかった私。それが、妊娠8ヶ月で入院したことで状況が一変したのです!トイレなど必要以外はなるべく横になっていることが推奨されていたので、できるのは昼寝かテレビ鑑賞くらい。そこで私は、人生で初めてNHKの朝ドラを見るようになり、ハマってしまったのでした。
入院当時(2016年)、放映していたドラマは『とと姉ちゃん』。戦後のバラックでコーヒーを入れる天才編集者(唐沢寿明)と、そんな彼に雑誌作りを持ちかけるヒロイン(高畑充希)のやりとりをハラハラしながら見守っているうち、すっかりのめりこみました。ちなみに退院後は自宅のテレビで、最終回まで見届けました(泣いた…)。

iPadで雑誌とマンガが読み放題!

朝ドラを見終わると、赤ちゃんの心拍検査(NST検査)があり、シャワーなど特別な用事がなければ、夕方までほぼフリー(つまりヒマ)でした。
そこで、夫に頼んで自宅で使っていたモバイルルーターとiPadを持ってきてもらったところ、これが大正解!スマホだとデータ量に応じて速度制限がかかりますが、私が契約していたモバイルルーターは制限がなく、ネットが快適に使えました。枕元のコンセントにルーターをつなぎ、充電しながらほぼつなぎっぱなしに。入院していた病院が、広島県福山市の中心部にあったため、通信環境がよかったことも幸いしました(場所によってはつながりにくかったり、速度が遅くなったりすることもあるようです)。
私がネット環境を確保したのは、次のようなサービスを快適に使うためでした。

dマガジン

ファッション誌や週刊誌など、約200誌以上の雑誌が読めるサービスです(月額432円)。NTTドコモのサービスですが、ドコモのユーザーでなくても利用できます。普段手に取らない雑誌も気軽に読める、バックナンバーが読める(制限あり)、気になる誌面を保存できるという点がメリットです。一方、データが重く読み込みに時間がかかる、すべてのページが読めるわけではない(読みたい特集がごっそり抜けていることも…)という不満もありました。

Kindle Unlimited

Amazonが運営している、本やマンガ、雑誌の読み放題サービスです(月額980円 )。無料の読書アプリ「Kindle」をダウンロードすれば、どの端末でも閲覧できます。小説やビジネス書など、本のラインナップが豊富なのが特徴。読みきれないほどの数が登録されているので、うれしくてめまいがしました。ざっと読んでみて、あまり面白くないものはどんどんリストから外し、面白そうなものだけ値段を気にせず読めるので、今まで読んだことのないジャンルに挑戦するのがとても楽しかったです。
マンガの中には、最初の3巻くらいまで無料のものもあり、どうしても続きが読みたくて有料の続き巻をまとめ買いしてしまったものもありました。一方で、ラインナップが知らないうちに削除・追加されていたり、ジャンル分けがざっくりしすぎていて、読みたいものを探すのに時間がかかったりしました。

ラジオとポッドキャストで英語の勉強!?

ずっと雑誌や本を読んでいると、目が疲れてきます。そういうときは、ラジオやポッドキャストなど、目を閉じていても楽しめるアプリがおすすめです。イヤホンをすれば、消灯後(入院先は夜9時でした)も役立ちます。私はNST検査のときも、よくこれでラジオを聞いていました。

Radiko

ラジオアプリです。1週間前にさかのぼって番組を聞ける「タイムフリー」機能が便利!有料会員(月額378円)になると、全国のラジオ番組を聞くことができるのです。入院中に、たくさんのラジオ番組に触れることができ、今でも聴き続けている番組も結構あります。

NHKゴガク

NHKラジオの語学講座に特化したアプリです。せっかく自由になる時間ができたのだからと、毎日これで英語の勉強をしていました(寝落ちも多々あり)。単語検索や単語学習機能などがついていて、繰り返し学習できるのが便利です。

NHK WORLD RADIO JAPAN NEWS

NHKの英語ニュースが聞けるポッドキャストです。1回15分程度で、日本のニュースが中心です。テレビなどで内容をあらかじめ知っているニュースが多いので、「英語ではこう表現するのか〜」と勉強になります。聞き取りやすいので、英語学習のために日課にしていました。

やっぱり映画鑑賞が一番!

来る日も来る日も、検査・点滴・安静がエンドレスで続くと、「どこか遠くに行きたい…」という気分になります。そんなときは、ネットで映画をレンタルしました。私が利用したのは、Appleの「iTunes Store」。古い映画から最近の話題作まで幅広くそろっているので、飽きることがありません。映画の世界にどっぷり浸ることで、よい気分転換になりました。

妊娠中の切迫早産入院は、ネット環境がカギ!

切迫早産での入院は先が読めないことが多く、人によっては長期化します。私の場合、テレビドラマと快適なネット環境、そしてiPadが、入院生活の退屈と不安を和らげてくれました。ネット環境さえあれば、なんとかなると言っても過言ではありません。モバイルルーターはレンタルも可能なので、長期入院になりそうなときは、早めに申し込んでおくことをおすすめします!

担当ライター

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