夫の子育て・家事が完璧すぎる…保育士級の育児スキルを持つ我が夫

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子どもが出産入院を終え自宅にやってきた!さあ、0歳児子育ての始まりです。すると、夫が泣き止ませやおむつ交換などなど…育児がとにかく得意なことが判明。さらに家事まで得意!?パーフェクトな働きを見せる夫を前に、新米ママの私は情けなくなったり嫉妬したり…。我が家の自慢のパパをご紹介します。

双子が退院、怒涛の0歳児育児開始!

初めての妊娠。その子どもが双子だった私。経験のあるママなら分かるかもしれませんが、初めての子の育児はいろ~んな、こまか~いところが気になりますよね。
少し泣いただけで、「どこか具合が悪いのかな?」とか。ミルクや母乳を飲む量が10mlだけ少なかっただけで、「なんでだろう?もしかして病気?(スマホで調べなきゃ!)」とか…。
そんな“初めて”の子どもが最初からカケル2だったので、私の0歳児育児は毎日が戦場。さらに、双子生後6ヶ月までは完全母乳で育てていたので、自分の寝食の時間がまったくなく、常に気を張った状態だったと記憶しています。
双子は早産で小さく産まれており、NICUに入っていたので生後3週間まではずっと病院で過ごしていました。その双子が同時に退院。当時は山口にある私の実家にお世話になっており、夫は週末仕事がないときだけ、広島から駆け付けるといった暮らしを送っていました。
さて、週末だけのパパである夫。その働きぶりは私の予想以上だったのです…。

なんでそんなに上手なの?泣き止ませ・寝かしつけがプロ級

まず、夫は実家へ到着するなりおむつチェックを始めます。もし少しでもおしっこをしていたら交換。夫曰く、「夜寝ないかもとか考えず、赤ちゃんは寝かせた方がいいんよ」とのこと。へぇー…。
どこの情報か分かりませんが、その通り夫はまっさらのおむつに交換した双子を、抱っこして寝かしつけを始めました。この“抱っこで寝かしつけ”も、私が恐れ、避けていたもののひとつ。だって、「抱き癖がつくから抱っこしちゃダメ!」とかって、聞きませんでしたか?けれども夫はなんのその。抱っこしてゆらゆら~とされると、双子はすぐに寝入っていました。そのあと、そっと毛布にくるんでベビーベッドに置き、寝かしつけ完了。
その時間、わずか10分程度…!うちの夫、デキる!実家では夫のあだ名は「双子使い」でした。

とにかく夫がいれば双子が寝ていたので、毎日まともに睡眠時間が取れていなかった私は、週末の夫が来る時間をカウントダウンする勢いで待ち望んでいたのを覚えています。昼でも夜でもおっぱいを求めて泣きわめく双子との生活の中で、週末が唯一のオアシスでした。
なぜ夫はここまで赤ちゃんのお世話が上手なのか。本人に聞いたところ、「俺も分からん」とのこと。自覚がないタイプの子育て上手みたいです。
夫は結婚前、交際中からとにかく気が利くマメなタイプで、無口ではありますが他人をよく観察し、人が心地よいと思うことを進んでできるような人でした。だから、何も言えない赤ちゃんの気持ちも汲み取れた…?のかもしれません。

えぇ~料理までできちゃうの…?家事まで得意な我が夫

そして、双子との生活を続けて生後4ヶ月。そろそろリズムも整ってきたし、この頃双子は夜に1度起きるか起きないか、というほどに寝てくれていたので、自宅に戻ることにしました。双子の育児をしながら、家事・炊事すべてをこなせるかな…と不安でしたが、夫の育児スキルは申し分ないのできっと大丈夫。とはいえ半信半疑の気分で、自宅での生活をスタートさせました。
ここまで夫を育児完璧!スーパーダディ!と、もてはやしてきましたが、そんな夫にもできないことはあります。それが、ご飯づくり。料理をしたことは一切ないので、料理はいつでも私がやっていました。お待たせしました。ママの出番です!
と、ところが…。
私の切迫早産の入院から出産、退院後までたっぷり実家に帰省していた期間、夫は自宅で一人暮らしをしていました。その間に、なんと料理まで習得…。自慢の麻婆豆腐を振舞ってくれ、さらに皿洗いやキッチンの片づけまですべてこなしているではありませんか。ここまでできる夫だと、私の存在意義が分からなくなります。
とはいえ、麻婆豆腐は男の味付けで、ワイルドに仕上がっていました。これは私が作った方が、おいしいね!そのため、今では料理は私の担当になっています。それでも、作ってくれただけでとっても感謝です。

娘がしゃべった!それすら負けた!

生活を回すだけで精一杯だった双子育児も、1歳を迎える頃には随分と落ち着きました。相変わらず、保育士級の育児スキルを見せる夫。たくさんおもちゃで遊んでくれて、双子とコミュニケーションをとってくれました。
産前には考えられないほど子煩悩になり、0歳児の赤ちゃん連れでお出かけしやすいスポットを探してくれて週末に遊びに連れてってくれて。我が家は男女双子なのですが、娘は特にパパっ子に成長しました。これは生後間もない頃からずっと変わりません。
ある日、娘が言葉らしきものをしゃべるようになりました。「初めての言葉だね!」と、毎日繰り返す喃語を聞き取ると、「トーチ!」と聞こえます。これは、「お父さん(おとうち)」の意味。娘が楽しそうに「とーち、とーち」と呼びかけるのを見て、夫は本当にデレデレしていました。結婚してから、ここまで嬉しそうにする夫は見たことないくらい…。
こうして、初めての言葉さえママである私は夫に負けてしまいましたが、パパっ子に育った双子を見るたび、夫には感謝の気持ちしか浮かびません。いいえ、もちろん初めての言葉をパパにとられてしまい、悔しかったのですが…!

どんなに頑張ったって、ママは一人。双子を相手にすると、誰かの助けがないと生活が成り立たず、何度も悔しい思いをしてきました。そのため夫がママ並みか、それ以上に育児・家事に参加してくれて、とても助かったのです。

夫に感謝・感謝の日々。そしてリベンジに燃える日々!

今、双子は1歳8ヶ月。これからもまだまだ手がかかるし、私が巻き返すチャンスはたくさんあります。
これからも夫に感謝しつつ、負けずに双子をママっ子にするぞ~!と燃える日々です。パパ、毎日本当に本当にありがとう。これからも一緒に子育て、頑張りましょう。
というわけで、我が家自慢のパパでした!

担当ライター

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