産後養生は実家派?それとも自宅派?自宅で産後養生をして気づいたメリット

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出産後、家事や育児を手伝ってもらって母体を休ませる産後養生。実家や義実家、自宅でなど、どんな形で産後養生をするのかは人それぞれですよね。今回は、長女出産時は実家で、次女出産時は自宅で産後養生をして気が付いた、自宅で産後養生をするメリットをご紹介します。産後養生どうしようかな…と考えているママさん、参考にしてみてくださいね。

退院直前に大号泣!

初産の産後養生を実家でする人は多いかもしれません。私も、長女の出産時は、当たり前のように実家で1ヶ月産後養生をさせてもらいました。次女のときも、実家でさせてもらうだろうと思ってはいたものの、そろそろ具体的な相談をしようかなと思っていた矢先、突然の破水…!予定日の2週間前のことでした。深夜過ぎに産院に着いて、早朝には出産するというスピード安産。主人とすら産後養生の方法を話し合えていないまま入院生活が始まりました。

いざ退院が近づいてくると、主人はなぜか「産後養生は家で僕がなんとかする」と言い(仕事と家事スキルから考えると難しそう…)、実母は「実家でするもの」と疑わず、義母は「前回なにもしてあげられなかったから、今回は私が泊まり込みで行く」と宣言。

贅沢な悩みですが、あちらを立てればこちらが立たず…の状況に退院後の生活の方向性が決まらず私も段々パンク寸前に。善意の板挟みになった私は退院直前に主人と電話で話しながら号泣。「もう産後養生なんてしたくない!」と捨てセリフを吐いたのち、ブチーン!と電話の電源を落として自分でもびっくりするほど泣いたのでした。

助産師さんのアドバイスに導かれ…次女の産後養生は自宅ですることに決定

自分でも抑えられないほど号泣しているところ、カチャリ…とドアが開き、まさかの助産師さん登場。ワンワン号泣している私を見て助産師さんがかけてくれた「大丈夫?」の一言の温かさは今でも忘れられません。体温を測りに来ただけなのに、号泣する私と直面することになった助産師さんは、少し驚きつつも話を親身に聞いてくれました。

「ありがたいんですけど、本音ではもう子どもたちとだけでひっそり静かに過ごしたいくらいの気持ちなんです…」と落ち込む私に、「第一子でこういうケースはときどきあるけど、二人目では珍しいね。みんなあなたや孫が大事なんだよね。でも、実家での産後養生、やめてもいいんじゃない?洗濯は最低限でよし、掃除はお父さんができるときだけでもいい、食事は宅配弁当頼めば全然OKよ。お母さんたちには『ときどき孫の顔見に来てやって下さい』でも大丈夫!」とアドバイスを下さいました。

目の前がパァーッっと開けたような感覚で気持ちが落ち着いた私は、主人に電話。「産後養生は家でする!泊まりはなしで、実母と義母に来てもらえそうな日は午後から来てもらうことにする!掃除はお願い!」と宣言。翌日には、実母と義母にもそう伝えました。「えぇ~?!」という雰囲気はあったものの、「それなら交代で手伝いに行こうか…」という路線で話がまとまり、次女のときは自宅でのゆるい産後養生が決まったのでした。

私はバイトリーダー?!実母、義母、実姉のシフト表を作成

退院後は、実母、義母、当時未婚だった実姉の予定を聞きながら、シフト表なるものを作成。それぞれの負担や訪問頻度にばらつきが出ないように考えて作成していると、自分がバイトリーダーのように感じられて思わず笑いがこぼれたものです。

朝食と昼食は、パンや昨晩の残り物など簡単なものを私が作り、みんなには午後から掃除や洗い物、洗濯物や夕飯作りなどを手伝ってもらいました。私は夜に洗濯を干したり、おむつを洗ったり、次の日の献立を考えて、買い足してほしい食材をメールしたりと、家事にも参加。長女のときのような産後養生ではなかったけれど、午後いっぱいは寝室でゆっくりさせてもらえ助かりました。「明日は誰が来てくれるかな♪」と毎日楽しみに過ごしている長女を見て、自宅でのゆるい産後養生という形をとらせてもらえて本当によかったな…と周りのみんなに素直に感謝できるようになりました。

上の子の生活環境が変わらずに済んだ

自宅での産後養生を通して感じたメリットのひとつは、上の子の生活環境が変わらずに済んだこと。出産と入院生活を通して、上の子も赤ちゃん返りしたのか、外に遊びに行きたがらず、ずっと私のそばから離れませんでした。生活環境が変わらず、自宅にあるお気に入りのおもちゃを寝室に持ち込んでそばで遊ぶことができたのがよかったです。

夜は家族だけでのんびり過ごせた

自宅でのゆるい産後養生では、夜は家族だけでのんびりと過ごせたので、主人にとってもよかったようです。実家での産後養生と違い、毎日子どもの様子を見られるのが嬉しいようでした。主人は家事はからきしですが、苦手ながらに掃除機をかけてくれたり、上の子としっかり遊んでくれたり、次女の沐浴やおむつ替えを積極的にしてくれたりと、家族の絆も深まったように思います。

自宅での産後養生もおすすめ♪

長女と次女、実家での産後養生と自宅でのゆるい産後養生を体験して感じた自宅での産後養生のメリットをご紹介しました。上の子の生活環境が変化しなかったり、家族でのんびり過ごせたりと、自宅での産後養生もおすすめですよ。

担当ライター

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