ママ友?いいえ子育て仲間!助け合い精神で子育てを楽しもう

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いい意味でも悪い意味でも、世間でよく使われている“ママ友”という言葉。そんなママ友という言葉に良いイメージを抱いていなかった私ですが、今では私の人生で欠かせない存在となっています。子育て仲間とも言える友だちと出会えたのは、娘のおかげ。助け合い精神で、楽しい日々を過ごしているママ友たちとのエピソードをお届けします。

長女出産後に待ち受けていた広島での孤独な生活

結婚するまで地元を離れたことがなかった私。長女のときは里帰り出産をし、年末年始を挟むタイミングでもあったため、かなり長い間地元の大阪で過ごしていました。長女が4ヶ月を迎える目前に広島へ戻ってきたのですが、広島での子育ては孤独そのもの。大阪で子育ての基盤を作り始めてしまっていたので、広島での子育てが不便でなりませんでした。

友だちもほぼゼロの状態で始まった初めての子育ては、私を産後うつ直前の状態に追い込むほど、暗黒の日々だったのです。

当時はネットなどの情報を鵜呑みにし、ママ友という言葉に超絶ネガティブなイメージを描いていたので、支援センターへ行っても友だちを作ろうとはしていませんでした。そんな孤独な子育てをしていた私にとって、転機となるできごとが起きたのは、娘が2歳半をすぎたころのことでした。

孤独な子育てから脱出するきっかけとなった出会い

比較的おだやかなイヤイヤ期へ突入した2歳半の娘と、毎日一緒に過ごしていたある日。SNSである広告を目にしました。それは、“pikabu”の運営元でもある株式会社peekabooの求人です。

自我が芽生えてきた娘とどこへ行くにも一緒の生活は、幸せながらもイライラする機会が増えてきていたので、「そろそろ働きはじめたいな」と思っていた矢先のできごとでした。働きたいとは思っても、保育園探しなどのことを考えて躊躇していた私。そんな私の目に飛び込んできたこの求人は、私にとっても娘にとっても転機となる出会いを与えてくれたのです。

第一期の求人に応募していたため、入社したメンバーは全員同じ時期から仕事を始めることとなります。当然、みんな保育園へ子どもを預けるのも初めて。子どもの泣き声を聞きながらも仕事を覚えないといけないという、何とも言えない不安感を抱えながら仕事をしていました。同じ職場の同期というだけでなく、みんなが同じような年齢の子どものママということもあり、打ち解けるまでにもそんなに時間がかからなかったのを覚えています。

この会社で出会えたのが、今まさに子育て仲間として交流を続けている友だちです。

第2子妊娠時は孤独感ゼロ!

子どもたちも仲が良く、プライベートでもお互いの家を行き来して交流を深めていたある日、第2子の妊娠が判明します。

妊娠に気づくのが少し遅かったため、妊娠判明前から体調不良気味だった私。出勤しているときにも体調不良を訴えていたため、まわりの同期たちからは「妊娠してるんじゃない?!」と疑われていました(笑)。結果、みんなの予想が見事的中。妊娠判明の1ヶ月後に長女が幼稚園へ入園したのと、つわりが悪化したためしばらく仕事はお休み。幼稚園への送迎以外は基本的に外出できない状態でしたが、その間も様子をうかがうためのLINEを送ってきてくれて、しんどいながらも一人じゃないと思うことができました。

出産のときは、仲のいいメンバーで組んでいるグループLINEに“陣痛なう”のメッセージを送信。そのメッセージを送信してから1時間後には息子が誕生していたのですが、私が出産している最中にもグループ内は激しく炎上していました(笑)。落ち着いたあとにLINEを見返すと、勝手に息子の名前がつけられていたりして、大笑いしたのを思い出します。

子どもたちの成長をみんなで見届けられる喜び

その後も、第2子を妊娠するメンバーが続々と現れ、そのたびにつわりのしんどい時期や産前産後のナーバスな時期を励ましあう、助け合いの日々を重ねています。親も子も同世代なので、会えば親同士・子同士で時間を忘れて楽しい時間をすごせることに、ありがたさを感じる毎日です。

私たちが出会ってから、約2年。子どもたちも、出会ったころに比べるとおにいさんおねえさんになりました。「昔はこんなことで泣いてたなー!」や「まだ抱っこ紐やったなー!」など、子どもたちの成長を一緒に喜ぶことができるのも、子育て仲間がいる強みのひとつ。2人目については、生まれる前から存在を知ってもらっているので、みんながそれぞれの子をわが子のようにかわいがっています。

子どもたちが幼稚園に上がり、小学校にあがり…。下の子がずりばいをし、たっちができるようになって歩き出し…。こうした小さな成長を親だけでなくまわりの人たちにも喜んでもらえるのは、子どもたちにとっても幸せなことだろうなと思います。

はたから見れば“ママ友”という関係かもしれませんが、私にとってはかけがえのない“子育て仲間”。地元ではない土地でも、仲間がいるだけでこんなに楽しく子育てできるんだなということを、実感した2年間でした。

子育ての仲間を見つけて楽しく子育てしよう

子育てに対して、しんどさやつらさを感じるママも多いことかと思います。しかし、子育ての仲間を見つけることができれば、そんなしんどさを半分にすることだってできるようになります。子育てに孤独なイメージを持っているかたは、ぜひ“子育て仲間探し”をしてみてください。

担当ライター

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