避けて通れない子育て中のトイトレ!我が家流の方法や使ったグッズ、失敗談と成功談もご紹介

子育て中であれば、同じくらいの子どもがおむつを卒業したと聞いて、「うちもそろそろ……」とトイトレを考え始めるママもいるでしょう。今回は、私が家庭で行ったトイトレについて、開始の目安や進め方、おすすめのグッズ、失敗と成功のエピソードと一緒にご紹介します。
実際に始めた時期は?子どものトイトレ前にチェックしたポイント7つ
トイトレを始める目安として、子どものどのようなところをチェックすれば良いのか…多くのママが悩むのではないでしょうか。まずは私自身が確認した7つのポイントをご紹介します。
1.トイレやおまるまでひとりで歩ける
意外と見落とされがちなのは、子どもが自分でトイレやおまるへ歩いて行けること。まずは、トイレのドアを開けたり、おまるのふたを取ったりすることから、丁寧に教えてあげてください。
2.排せつの間隔が約2~3時間おきになる
おむつが濡れていないことが多くなったら、膀胱におしっこをためられるようになったサイン。理想は2~3時間、最低でも1.5時間~2時間はおむつが乾いている状態になったときが良いようです。
3.洋服や下着の着脱がひとりでできる
排せつするためには、スカートやズボン、パンツの上げ下ろしを、子ども自身で行えることも大切です。着脱しやすいよう、トイトレ中はゆったりとした洋服を選ぶと良いかもしれません。
4.補助便座やおまるに興味を持つようになる
補助便座やおまるを用意したら、子どもに見せたり触らせたりして反応を見てください。興味を示した後は子どもをまたがらせてみて、怖がらずに乗り続けられればOKでしょう。
5.トレーニングパンツ(トレパン)を嫌がらずに履ける
トレパンを抵抗なく履いていられるかもポイントです。紙製は、一般的なおむつよりも濡れた感じが強くわかるよう作られています。一方布製は、さらに濡れ感が強いものが多いようです。
6.自分から排せつの意思表示ができる
「ママ、おしっこ!」「うんち出る!」のように、自発的に教えてくれることもポイント。おしっこがたまる感覚やうんちが出る前の感覚を、子どもがしっかり感じ取れるようになった証拠でもあります。
7.ママや大人の指示がある程度わかる
トイトレでは、子どもと意思の疎通ができることも重要です。トイトレの方法や使うものの説明をしたときに理解しているか、また、ママや大人の真似をすることができるかもチェックしましょう。
おまるや補助便座だけじゃない!トイトレで役立ったグッズ3選
トイトレを効果的に行うためには、どのようなグッズがあると良いのでしょうか?私自身が助けられた3つのグッズをご紹介します。
1.便器用ステップと手すり
補助便座を使う場合は、便器用ステップや手すりをトイレに取り付けるなどして、子どもがひとりで上り下りできるような工夫が必要でしょう。また、息子の場合、便器用ステップがあると踏ん張れるため、うんちがしやすいようでした。
2.達成シールとごほうび
達成シールは、補助便座やおまるに座れたタイミングで貼らせてあげるのがおすすめ。成功の有無に関わらず、子どもが排せつしようと頑張った事実を、大人が認めてあげるためです。
我が家の場合、達成シールの台紙に決まった個数がたまると、ごほうびとしておもちゃのミニカーを息子にあげる形式でした。達成シールだけのときよりも、トイトレに対する息子の意欲が上がっていた気がします。
3.トイトレがテーマの絵本
子どもが「トイレを怖がる」「トイトレが思うように進まない」という場合は、トイトレをテーマにした絵本を使うのもひとつの手です。
我が家では、五味太郎さんの「みんなうんち(福音館書店)」という絵本を読み聞かせました。息子は「ぼくもうんちできるよ!」と絵本に影響されたようです。
我が家流のトイトレ方法!無理なく進められたトイトレ4ステップ
先輩ママは、トイトレをどのように進めているのでしょうか?私自身の経験を一例としてご紹介します。
1.子どもの排せつペースの確認と声掛けをする
まずは数日かけて、子どもが1日のどの時間帯におしっこやうんちをしているか確認しました。
息子の場合、突然動きが止まって体を震わせたり、もじもじして股間に手を当てたりすることなどが排せつ前のサイン。
そのときにおむつを調べて、濡れていたりうんちが出ていたりすれば「おしっこ(うんち)出たね」とすぐに声を掛けました。この方法は、息子に排せつを意識させることにつながったようです。
2.トイレやおまるに誘導して座らせる
つぎに、先ほどの“観察”でわかった「子どもが排せつしそうな時間帯」に、トイレやおまるに連れて行くことにしました。
時間帯としては、朝起きてすぐやお昼寝のあと、食後などは排せつが多かったように思います。
トイレを好きになってほしかったので、最初からすべての時間帯に連れて行くことはしませんでした。
トイトレを始めてすぐは、声掛けに応じれば日に2~3回程度、慣れてきた後は、観察でわかった時間帯にはだいたいトイレへ誘導したと記憶しています。
3.子どもに排せつの意思表示を促す
トイレでの排せつがすっかり習慣付いてきたら、仕上げのチャンス!
それまでは、大人が声掛けをしてトイレへ誘導していましたが、子どもに排せつの意思表示をするように指導しました。
具体的には、「出そうになったら、『おしっこ(うんち)出るよ』って教えてね?」と子どもに繰り返し伝えます。
それでも、息子はなかなか口に出せなかったり、言えてもトイレが間に合わなかったりしました。
しかし失敗を責めるのではなく、1度できたときにしっかり褒めると、その後も成功率がグンと上がった気がします。
まだ時期が早かった!我が家のトイトレ失敗エピソード
我が家では、息子のトイトレを2歳半から始めました。残念ながら、このときのトイトレは失敗に終わり、その後3歳までは中断することになります。
うまく行かなかった原因は、トイトレでのNG対応をしてしまったため。
たまたま粗相したときに「なんで出る前に言わんのん?」「あーあ、出とるやん!」と広島弁で息子を責めてしまったのです。
それまで、補助便座に座ることを楽しみにしていた息子が、私の間違った対応によって一転。
トイレに誘っても「嫌だ!行かない」と拒否するようになってしまいました。
息子にトイトレへの苦手意識を与えてしまったことは、これまでの子育てでもっとも反省しています。
満を持して再開!我が家のトイトレ成功エピソード
12月が誕生日の息子。3歳を迎えて約3ヶ月後の春には、幼稚園の入園が迫っていました。
おむつを卒業していることが入園の条件というワケではありませんでしたが、「家庭で集中してできるうちにトイトレを終わらせよう!」と考え、再トライすることに。
前回の失敗を踏まえ、このときのトイトレはとにかく褒めることに集中しました。
トイレで上手に排せつできたときはもちろん、たとえおしっこを出し終えた後でも、トイレに行けたことや「おしっこが出た」と息子が伝えられたときは「すごい!よくできたね」と評価。
小さな成功体験を積んで、1週間も経たずにあっさりトイトレが終わりました。
子育て中のトイトレに決まりなし!我が子に合うペースや方法を取ろう
ご紹介したトイトレの方法やアイテムはあくまで一例で、すべての子どもにベストなわけではありません。子どもの個性に合わせて、「いつかはおむつが外れるだろう」くらいのゆったりした心持で子育てをしている方が、親子でストレスなくトイトレに臨めるかもしれませんね。
担当ライター