激辛唐辛子に、雑草が生えない砂!? SNSでも話題の広島パパ、吉岡香辛料研究所の吉岡さんって?

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広島に「激辛唐辛子畑」があることを、ご存知ですか?運営しているのは、「吉岡香辛料研究所」。取り扱うのは、「安全で刺激的な唐辛子」や「雑草が生えない砂」と、ユニークな商品ばかり…。手掛けているのは、なんと子育て中のシングルファーザーなんだとか!
今、テレビなどのメディアで、ジワジワと話題になっている吉岡香辛料研究所。いったいどんな場所でどんな人が運営しているのか?雑草が生えない砂とは…?
pikabu編集部が突撃インタビューをしてきました!

広島県民、注目!吉岡香辛料研究所って?

庄原にある吉岡香辛料研究所

「吉岡香辛料研究所」は広島県の北東部、中国山地のど真ん中にある庄原市東城町にあります。従業員は、吉岡紘(よしおか ひろし)さん、ただ一人。2016年から、激辛唐辛子の栽培、加工及び販売を行っています。
「唐辛子専門の農家」ってとっても珍しいですよね?実際に吉岡さんは「話題の人物」として、しばしばメディアに登場しています。もしかしたら皆さんの中にも、「あ、この人、見たことある」と、ピンときた方もいるのではないでしょうか。

「安全」だけど「刺激的」な唐辛子

吉岡香辛料研究所で栽培される唐辛子は、すべて無農薬栽培。保存方法や乾燥方法にもこだわっているので、とっても風味豊か。辛さも…バツグンです!
栽培された唐辛子は一味などに加工され、道の駅で販売。いつの間にかSNSや口コミで人気に火が付き、今では広島駅の「ekie」にも並んでいます。

雑草が生えないって本当?新商品「砂えもん」も話題

実は、吉岡香辛料研究所で取り扱っているのは唐辛子だけではありません。最近では「雑草が生えない砂 砂えもん」の取り扱いも開始したんだとか!なんともユニークな商品たち…。いったい吉岡さんってどんな人なのか、ますます興味がわいてきます♪

吉岡香辛料研究所の吉岡さんって?直撃インタビュー!

サラリーマンから唐辛子農家に転身!

もともとはサラリーマンをしていた吉岡さん。20代後半で地元庄原にUターンし、当時は機械部品メーカーなどに勤務していました。
そんなある日、ホームセンターで激辛唐辛子“ハバネロ”の種を発見。
「祖母の畑が休耕田になっていたし、植えてみようかな」と、何気ない気持ちで唐辛子栽培を始めることにしたのです。

次第に「農業って楽しいなぁ」と夢中になり、徐々に栽培する唐辛子の品種も増えていったと言う吉岡さん。そんな折に子供が生まれ、心境に変化があらわれました。
「当時は、会社の出張が多かったんです。でも、子供が生まれて、そばにいたい、生活を変えたい、と考えるようになり、農業で食べていけないかな?と思ったんです」

 研究所のキャラクター、辛井課長

農業で食べていくなら、どの野菜を育てたらいいのか?
悩んだ末に吉岡さんが出した結論、それが唐辛子でした。
「商売にするなら、いつでも収穫できて、日持ちがして、通年販売できるものがいい。となると、唐辛子が一番いい!という考えにいたりました」

実は、唐辛子農家に転身した理由はもうひとつあるのだそう。
「人が、『辛い!』って苦しんでいる姿を見たいからです(笑)」
いい反応がダイレクトで返ってくるのが農家の醍醐味!とほほ笑む吉岡さん。実は今はシングルファーザーに…!

仕事と子育ての両立、頑張ってますよ♪
と、にっこり笑ってくれました。

「安心できる野菜作り」から「安全な土壌作り」へ。庄原の未来に繋げたい

吉岡香辛料研究所の方針は、農薬は一切使わないこと。化学肥料も、使いません。
「子供が産まれて、農業を始めて、農薬を使った食物を子供に食べさせたくないなぁ…と考えるようになったんです」

農薬は、野菜そのものだけでなく、環境にも大きな影響を及ぼします。一度でも農薬を使用してしまうと、その後もずっと農薬に頼らないと作物が育たない土壌になってしまうんだとか。

「農業に携わるようになってから、『土の重要性』を強く感じるようになりました」
と語る吉岡さん。

「子供や、自分自身の健康のためにも、安全性に少しでも疑問があるものを使うのではなく、昔からこの世に存在しているもので持続的に環境をまわしていくのが大切だと考えています」

吉岡さんは、安全な土壌づくりは、故郷の“これから”につながる、とも語ります。
「健全な土壌で、子供たちが安心してご飯を食べられる環境を作る。これがひとつの産業となり、豊かな庄原を長く存続させる一助になれたら、と思います」

吉岡さんの原動力、それは子供たちや故郷庄原への「大きな愛」なのかもしれません。

天然素材で雑草を防ぐ!安心の防草砂、砂えもん

吉岡さんの思いからたどり着いた砂、「砂えもん」

安心できる土壌づくりが大切、と考える吉岡さんが新たに取り扱いを始めた商品、それが雑草を防ぐ「砂えもん」。天然ゴムと天然砂でできた、オール天然素材の防草砂です。

庭や花壇って、すぐ雑草が生えてくるもの。ちょっとしたプランターにも、目ざとく生える雑草!こまめに草抜きをしないと、あっという間に目も当てられない惨状になりがちです…。でも、忙しいママは、なかなかそんな時間は取れませんよね。かといって除草剤を撒くと、子供が触ったりペットが舐めたりする危険性が…。

その点、砂えもんは、危険な有害物質を含んでいません。安全性が高い天然素材なので、子供やペットが安心して庭で遊ぶことができるんです。

薬品を使わない!?草が生えない仕組みが…すごい!

吉岡さんに「砂えもん」の仕組みを解説していただきました。
「実は、植物は芽が生える瞬間に土が動くと、根っこが切れて枯れてしまう…という特性を持っています。つまり、動いている土壌では雑草は生えないんです。そこに着目して作られたのが、天然のゴムチップを含んだ砂えもんです。
ゴムには、熱や水分の影響で伸びたり縮んだりする性質があります。つまり、砂えもんの中のゴムチップは、気温の変化や雨により、常に収縮を繰り返し、砂を動かし続けることができるんです。そのため、雑草の種が飛んできても、根を伸ばすことはできない、ということになります」

もちろん、吉岡さんのご自宅の庭でも、砂えもんは使われています。なんと撒いてから8年経つにもかかわらず、雑草は生えていないのだとか!
「砂えもんは草花を土に植えた後、かぶせるように撒きます。土の中に植えてあるものには無害なので、草花が枯れる心配はありません。天然素材だから環境負荷もなく、一度撒いたらほったらかしでいいので、手入れも楽ですよ」

価格は1袋0.5平米分で3,000円。少々お値段がはりますが、もちろん、そこには理由があります。砂えもんは環境にやさしい「ヴァージンゴム」を使用。廃タイヤの再生ゴムの約10倍の値段がするのだそう。
「何を含んでいるかわからない再生ゴムを使用すれば、価格は抑えられますが、安全性に疑問が残ります。少々高い!と思うかもしれませんが、安心感はあるし、草むしりの時給に換算したら…結構お安いですよ(笑)。要は先行投資です」

DIY感覚で気軽に使えて、庭のお手入れの悩みから解放される…砂えもんって、まさに忙しいママの味方ですね!

パパの想いが込められた「砂えもん」が広島ママの強い味方に!

パパでもある吉岡さんの思いが込められた「砂えもん」。庭付きのお家に住むママや、ガーデニングが好きなママにとっては、まさに「こんなのが欲しかった!」というアイテムではないでしょうか。
え?「うちは庭がないから…激辛唐辛子の方が気になる」ですって?そんなママには、pikabu編集部スタッフが、辛くて美味しくて涙にくれた激辛カレーがおすすめ♪あの穏やかな庄原で、こんな辛いものが生み出されているなんて、絶対びっくりするはずですよ。
唐辛子などの商品は公式HPで購入できます。

砂えもんの購入を希望される方は、直接下記電話番号までお問い合わせください。
090-1186-3516

担当ライター

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