広島大学病院で受けた『オスカー検査(出生前診断)』受診してよかった!その理由とは…?

羊水検査やクワトロテストなど、出生前診断にはさまざまなものがあります。私は2018年の春に広島大学病院で、開始されて間もない「オスカー検査」という出生前診断を受けました。その体験談をご紹介したいと思います。

第2子を妊娠!すぐさま出生前診断の受診の申し出をする

私は妊娠が分かったとき、かかりつけの産院の先生に出生前診断を受けたい旨を早いうちから申し出ていました。

やる気!本気!母子手帳を手に入れたその日の診察時に申し出る

我が家の場合、妊娠する前から「赤ちゃんができたら出生前診断を受ける」ということは、夫婦の間で決定事項でした。第1子の妊娠の際にも、羊水検査を受けています。そのため、妊娠したことが分かり、産婦人科で赤ちゃんの心音が確認できた次の健診時には、担当の先生に「出生前診断を受けたい」と申し出ていました。その日の朝、区の保健センターで母子手帳をもらったばかりの妊娠8週目でのことです。

かかりつけの産院から広島大学病院を紹介される

現在妊娠中の私は、自宅の最寄りにある産婦人科を受診しています。なんらかの出生前診断を受けたい旨とその理由を先生に申し出ました。
第1子の妊娠時には、「羊水検査を受けたい」旨をきっぱりと先生に申し出た私でしたが、今回は少し異なります。より精度の高い検査を受けたい気持ちはあるものの、3歳の息子がいるため、実施後に安静にしなければならないような検査を受けるのは難しいのでは…?と感じていたからです。そのため、具体的に「どの」検査を受けるか、決めかねていました。
先生からは「うちでは出生前診断を行っていません。広大学院か、中電病院を紹介することになります」
と言われました。また、
「中電病院においても、広島大学病院においても、出生前診断を受ける前に、遺伝子カウンセリングを受けることになる」
ということも教えてもらいました。併せて
「この遺伝子カウンセリングを受けていく中で、どの検査を受けるのかを決めていけばいい」
という言葉もかけていただき、少しほっとしたのを覚えています。

その後、先生から“どちらの病院が良いか”と尋ねられましたが、正直どちらが良いなどハッキリとはわかりません。そんな私を見て先生は
「では、広大病院の方が受けられる検査の種類も多いので、広大病院に紹介状を書きますね」
と仰ってくれました。今になって分かったことですが、この先生の判断が、大きなターニングポイントだったのです。

かかりつけの産院からの紹介で安心!広島大学病院の受診予約

広島大学病院を受診するにあたり、どのようにして予約を取ったのかご紹介しましょう。

広島大学病院への予約手続きはかかりつけの産院から

広島大学病院のホームページを見ると、個人からの予約問い合わせにも対応しているようです。しかし、私はかかりつけの産院の先生から「広大病院への予約手続きは当方で行います」と言われたので、お任せしました。
かかりつけ医から広島大学病院の地域連携室を通して、私の妊娠週数などの情報を提供するとともに、予約の依頼をします。適切な時期に遺伝子カウンセリングを受けられるよう、情報をもとに予約日の設定をしていただけたようでした。
広島大学病院から予約日の回答があったのは、健診から自宅に帰った後のこと。かかりつけ医を通して、電話にて広島大学病院の初診の予約日を告げられました。しかしここで、少し問題が発生します…!

ピンチ!広大病院から提示された予約日程を変更

予約日の設定はあくまで“適切な時期に遺伝子カウンセリングが受けられること”が大前提だったため、実は予約日確定までの間に私の予定を確認されることがありませんでした。その結果、なんと広島大学病院の初診の予約日が子どもの幼稚園の行事と重なることに…。
広島大学病院の初診の日には、出生前診断説明会へ参加することになっています。この説明会、毎月2回しか開催されておらず、それも火曜日のみの開催。
私は早い妊娠週数の時点で広島大学病院に予約の依頼をしていたこともあり、当初提示されていた予約日よりも早い日程に受診することで落ち着きました。広大病院での出生前診断を考えている方は、早めに予約の依頼をしておくか、火曜日の予定を空けておくと安心です。

広島市内で受けられる出生前診断とオスカー検査について

出典元:広島大学病院 公式HP

まず、広島市内の病院で受けられる出生前診断の種類をまとめたので見ていきましょう。

広島大学病院

2018年4月時点で、広島大学病院では以下の出生前診断を受けることが可能となっています。

・超音波検査
・オスカー検査
・クアトロテスト
・NIPT(35歳以上の妊婦であること、または母体血清マーカー検査で陽性である場合のみ受けることが可能となる検査です。)
・絨毛検査
・羊水検査

広島市民病院

出典元:広島市立広島市民病院 公式HP

広島市民病院では羊水検査のみ実施をしています。他の産院でクアトロテストなどを受け、陽性である妊婦さんが、紹介を受けて受診をすることが一般的です。(※2018年7月に電話にて確認)

中国電力株式会社 中電病院

出典元:中電病院 公式HP

中電病院では以下の出生前診断を受けることが可能です。(※2018年7月に電話にて確認)

・クアトロテスト
・NIPT(35歳以上の妊婦であること、または母体血清マーカー検査で陽性である場合のみ受けることが可能となる検査です。)
・羊水検査

正岡病院

正岡病院では羊水検査のみ実施をしています。(※2018年7月に電話にて確認)

広島市内でオスカー検査を受ける場合は、広島大学病院一択

ご覧のとおり、広島市内においてオスカー検査を実施しているのは、広島大学病院のみとなっています。(※2018年7月時点)
当初、2つの病院を提示され決めかねていたところで、かかりつけ医の先生が広島大学病院を紹介してくださったからこそ、私はオスカー検査の存在を知り、受診することができました。
ただ、中にはその頃の私と同じように「オスカー検査って何?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんね。続いて、オスカー検査についてもご紹介します。

オスカー検査とは

オスカー検査は、妊娠初期(妊娠11~13週)に実施される非確定的検査の1つ。「妊娠初期母体血清マーカー検査(血液検査)と、有資格者による初期超音波検査を組み合わせたものです。年齢による染色体異常のリスクを、血液検査と超音波検査の結果を組み合わせた数値と比べることで、赤ちゃんの染色体異常の可能性が高いか、低いかをみます。
この検査で分かる疾患は、21トリソミー(ダウン症候群)、13トリソミー、18トリソミーです。
検査の前に実施された「出生前診断説明会」において、広島大学病院でも最近導入されたばかりの検査であると聞きました。

つわりで体調が悪い中…いざ!広島大学病院へ

オスカー検査は妊娠初期(12~13週)に行われます。つわりで体調が悪いときに病院へ何度も足を運ぶ必要があり、つらかったなというのが率直な感想です。

夫婦での参加が必須!「出生前診断説明会」へ

広島大学病院で行われている出生前診断は種類がたくさんあり、迷うほど。しかし、それぞれの検査の特徴や、検査によって分かる疾患の種類、検査費用など、初診の日に開催される出生前診断説明会で詳しく説明があるので、心配はいりません。説明を聞いたうえで、どの検査を受けようと思っているのかを夫婦で検討していくことになります。(私たち夫婦も、この説明会で初めてオスカー検査の存在を知りました。)
説明会は夫婦での参加が必須です。当日は10組ほどの夫婦と一緒に、助産師や看護師からの説明を聞きます。そして説明会後、夫婦ごとに医師からの問診。そのときに、現時点でどの検査を受けたいと考えているのか伝えます。次回の診察予約日を確認したら、この日は終了です。

検査だけじゃない!遺伝カウンセリングを受ける

広島大学病院では、出生前診断を受ける夫婦は、「遺伝子診療部」において個別の遺伝カウンセリングを受けることになっています。出生前診断を受ける夫婦が、本音で相談できる場が設けられているのです。
我が家の場合、妊娠前から夫婦で出生前診断を受けることや、検査結果が陽性だった場合どのようにするかなど、方向性が固まっていました。また、どの検査を受けるのかについても、説明会後に夫婦間で意見が一致していたので、意思確認を行う程度でした。
しかし、出生前診断を検討している夫婦の中には、夫婦間で意見がまとまらない場合や、どうすればいいのか答えがなかなか見いだせない方もいると思います。そのような場合も、カウンセリングの中で担当の助産師と一緒に考えをまとめていくことができるので、心強いのではないでしょうか。

オスカー検査を受ける

遺伝カウンセリングを受けた後、いよいよオスカー検査が実施されます。まずはNT計測資格を持つ医師による、初期超音波検査です。

妊婦健診の腹部エコー検査のように、エコーを使って行います。ただし、妊婦健診のエコー検査の何倍も時間をかけ、染色体疾患の胎児に現れる特徴がないか、細かく検査。鼻の骨の大きさや、首の後ろのむくみの幅、心臓の壁の異常の有無や、胎盤に異常がないかなどを細かく確認し、記録が取られます。オスカー検査を受ける妊娠11~13週頃の赤ちゃんはまだ小さいもの。その小さな赤ちゃんの、ほんのわずかな骨の長さの異変などを見るため、エコーの機械がお腹に強く押し当てられます。
検査中、検査室には家族が同席可能です。夫は側で、心配そうに検査を見守っていました。
採血室で検査のための採血をしたら、終了です。検査結果が出る日程を告げられ、予約確認をして帰宅しました。

検査の結果を聞く

検査の日の6日後に結果がでたので、夫婦で広島大学病院に足を運びました。検査の結果が陽性だった場合、引き続き確定検査である絨毛検査もしくは羊水検査を受けるのか、検査の続行はしないのかなど、早急に決断をしなければならないので、夫婦揃って結果を聞くのが望ましいでしょう。

遺伝子診療部にてカウンセリングを受ける形で、結果を聞きます。私たちは年齢のみによる染色体異常の推定値と比べ、お腹の中の赤ちゃんに染色体の異常がある確率が極めて小さかったため、検査をこれ以上しないことに決めました。
検査を受ける前から、漠然と「私の赤ちゃんは、きっと異常がないだろう」と考えていたものの、改めて結果を見て心の底からホッとすることができ、嬉しかったです。

大満足!オスカー検査を受けてよかった!

私は今回オスカー検査を受けて、心の底から良かったと思っています。
妊娠当初、何らかの出生前診断を受けたいと考えていたものの、上の子どもがいることを考えると、検査後に安静に過ごす必要のある羊水検査や絨毛検査は避けたいと思っていた私たち。かといって検査を受ける前までは、クアトロテストなどの血液検査では、結果が「確率」でしか分からないことが不安でもあったのです。確率で表示された結果を見て、果たしてその後どうするか、判断はできるのだろうか…と。
しかし実際に結果を見ると、赤ちゃんが18トリソミーである可能性は「1/100000」であるなど、一目見て「きっと異常はないのだろうな」と思える数値だったため、心から安心できました。
つわりで身体がきつい時期に何度も広島大学病院に足を運ぶなど、大変な面もありましたが、抱えていた不安が解消されたことや、残りの妊婦期間に安心して赤ちゃんを迎える準備ができることを思えば、検査を受けて本当に良かったと思っています。

オスカー検査を検討している場合は早めの行動が吉

オスカー検査は妊娠初期に実施されます。また検査の前には説明会に出席する必要があり、受診の申し出後すぐに検査を受けられるものではありません。早い段階でかかりつけの産院に検査を受けたいという意思を伝えるのが良いでしょう。

担当ライター