分からないことだらけの初めての妊娠は心配しすぎがちょうどいい!

初めての妊娠・出産は、右も左も全く分からない手探りの状態。「ん?この症状は?」と気になることがあれば、ネットですぐに検索してしまう人もいますよね。でも、ネットの情報だけで自己判断すると、ちょっと危険なときもあるかもしれません。ここではそんな行動を繰り返していた私の、妊娠中にひやりとした体験談をご紹介します。

初めての妊娠は手探り状態!ネットや育児本を頼りに知識を収集

つらかった妊活からやっと脱出!初めての妊娠は、私のなかで長い道のりでした。しかし“妊活→妊娠”という新たなステージに入ったものの、妊娠については全くの無知。「いつ心音が確認できる?」、「つわりはどんな感じでいつやってくる?」、「安定期や正産期って一体いつ頃から?」頭の中はとにかくハテナでいっぱい。
妊活についての知識はかなり収集していましたが、妊娠・出産についてまたイチから情報収集する日々が始まったのです。
情報を得るツールはネットが大半。あとは母が郵送してくれた妊娠に関するハウツー本が頼りでした。
ようやく宿った小さな命。「なんとしてでも臨月を迎えるまでお腹の中でしっかり守り通したい!守れるのは私しかいない」そんな強い使命感にかられていました。
そのため、少しの不安ごとでもすぐにネットでチェック。当てはまるものが見つからなければ、知恵袋にも投稿するほど。ネットはいつでも知りたいときに、すぐ答えが見つけられるのがありがたい。どっぷりネットの存在に頼りきりになり、検索魔となっていったのでした。

妊娠後期に突然切迫早産で寝たきり状態に。なぜ気づけなかった?

そんなこんなで何事もなく、気づけば妊娠後期へと差し掛かっていました。
その頃ちょっと気がかりだったのは、なんとなくお腹が張りやすくなり、結構重ための腰痛が持続していたこと。
私はもともと妊娠前から腰痛持ち。父もヘルニアを患っていることもあり、家系的なものだと思っていました。そのため、あまり深刻には考えていなかったのですが、念のためネットで検索。
妊娠体験談が多く集まる掲示板で「私も妊娠中に腰痛ありましたよ」、「妊娠後期はお腹が張ることもけっこう頻繁にありましたが、しばらく安静にすれば大丈夫ですよ」といった投稿がいくつかあり、「なんだ、みんなある症状か」と片づけていました。
この当時お世話になっていたのは、自宅からほど近い場所にある広島市内の産婦人科。その病院の方針なのか検診は通常エコーのみで、何か異常があれば経膣エコーを行うといった感じのようでした。
検診時先生に「何かお変わりはないですか?」と聞かれましたが、症状を深刻に捉えていなかった私は「ちょっと腰痛がありますが、もともと腰痛持ちなんで。あとは大丈夫です~」と軽く流してしまっていたのです。
今思うと、これがいけなかった…!!
私は実家の神戸で里帰り出産をするつもりだったため、8ヶ月後半で帰省をしたのですが、そこで出産のお世話になる病院に初診に行ったところ、経膣エコーで思わぬ結果が。
「通常この時期3cmほどないといけない子宮頸管がもう12mmを切っています!このまま入院するか、自宅でお風呂トイレ以外の絶対安静にするかのどちらかです」とのこと。これまで順調に来ているとばかり思いこんでいたため、先生のその言葉に頭は真っ白。あの腰痛やお腹の張りはそこから来ていたのだろうと言われました。
「なぜあのときもっと深刻に考えなかったのだろう」、「なぜあのとき先生にしっかり体の変化を伝えなかったのだろう」、そんな後悔の念でいっぱいでした。

37週でひどい腰痛!これを陣痛でないと思い込んだ結果…

それからは、自宅でベッドに寝たきりの日々。お腹の子にも、私の身の周りの世話をしてくれる家族にも申し訳ない気持ちでした。
そして37週を迎えついに正産期に入った頃。朝方、いつも以上の腰の痛みで目を覚ましました。でもこのとき、「陣痛ってお腹の痛み普通は伴うよね?お腹は痛くないし陣痛ではなさそう」と思ってしまったのですが、念のため診察開始時間を待って産婦人科へ。
結果は軽い陣痛は始まっているものの、前駆陣痛といって本陣痛ではなく、初産ということもありこのまま本陣痛となるまでは数日かかる可能性が高いだろうとのことでした。ネットでも前駆陣痛というワードで調べてみましたが、どうやらすぐには産まれてこない様子。
しかし夕方になってその腰の痛みは激しくなり、間隔は狭まっていったのです。それでも訪れないお腹の痛み。「これも前駆陣痛というものなのか。みんなこんな痛みに耐えているなんて…」そう考えてひたすら必死に耐えていました。
そんな痛みに耐えながらお風呂に入っていたのですが、ついに風呂場で立てない状態になり、声も出せずに裸でうずくまっているところを妹が運よく発見。
「いや、これ陣痛じゃないから横になっていたらマシになるから」とよく分からないことを言っていたのを覚えていますが、母に叱られ強制的に病院へ連行されました。
病院に着く頃にはロビーでうずくまってしまい、診察室へも自力で歩けないほどの強い痛みに。看護師さんに補助されながら何とかたどり着いた診察室。先生に触診してもらうと「あら!あかん!もう産まれるわ。子宮口開いとるよ!なんでもっと早く病院に来ないん!下手したら車内出産やったよ」と言われ、そのまま分娩室へ。
その後、2時間弱ほどで息子を出産。危機一髪、母の判断に助けられたのです。

何もなくてよかった!本当に怖い自己判断

息子は何事もなく無事生まれてきてくれましたが、一歩判断をあのとき誤っていたら…そう思うとゾッとします。妊娠期間中はさまざまなことに不安になりますが、一番怖いのは自分で判断して片づけてしまうこと。妊娠による体調の変化は十人十色で、“みんながそうだから自分も同じ”ということは必ずしもありません。心配事があれば、すぐに行きつけの病院にかかるなどしっかり万全の対策を取ることが大切なのだと思います。私のこの体験談がみなさんの参考に少しでもなれば幸いです。

担当ライター

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