妊娠にまつわるジンクス、ためしてみたら?

ちまたに溢れる妊娠にまつわるジンクス。科学的に実証されているものから、眉つばもの、中には少々オカルトチックなものまで。私もご多分にもれず、好奇心半分神頼み半分でいろいろ試してみました。その顛末と結果をご紹介いたしましょう。

妊娠中はくじ運がいい、と聞いたから…

妊娠中はくじ運がアップするって聞いたことありませんか?理由は、お腹に赤ちゃんがいることにより2人分の運気を持っているから、子どもが厄を落としてくれるから…などなど諸説あるようです。妊娠が判明したとき、親せきの叔母から真っ先に言われたのが、「宝くじ買っといた方がいいよ」。何でも叔母や叔母の友人が妊娠中に宝くじを買って、みなソコソコの額が当選したのだとか。そこまで言うなら…と私も早速宝くじ売り場へ。

しかし、私は生まれてこの方宝くじなど全く買ったことのない人間。「宝くじを買うお金がもったいない」と考える側の人間だったのです。いそいそと広島で一番当たりくじを出している、と噂の宝くじ売り場へ。しかしギリギリで「やっぱりちょっとこれ、もったいないな…」と考えてしまった私。結局10枚買うつもりが、1枚だけ買って、残りのお金で小説を買って、お気に入りのカフェでお茶して終了。

「あぁ、おいしいケーキも食べたし、小説も面白いし、いい一日だったわ」って言ってる場合か。
もちろん、購入した宝くじは当たるはずもありませんでした。
結論:たった1枚買っただけで当たるほど、宝くじは甘くない。

トイレを掃除すると可愛い子が生まれる、と聞いたから…

昔々、トイレには「厠神」と呼ばれる神様がいて、家を守ってくれる守り神であると同時に、出産の神様としても信じられていたそうです。そんなこんなで、厠神のいるトイレをキレイにしていると、安産になると同時に可愛い子が生まれると言われるようになったのだとか。また、妊娠中は何かと運動不足になりがち。そこでトイレを掃除すると、適度に運動効果が得られるので、安産になるのだとか。あながち迷信、と言うわけでもなさそう。

妊娠中はご多分に漏れず、私も周囲の人から「トイレ掃除をしたら可愛い子が生まれるよ」と言われました。また当時、植村花菜さんの「トイレの神様」という歌が大ヒット。「そこまで周りが言うなら…」と私もトイレ掃除に精を出したものです。

しかしある日、私はとんでもないことに気付いたのです。その日も日課であるトイレ掃除にいそしみながら、植村花菜さんの「トイレの神様」を何気なく口ずさんでいました。しかし、ほとんど曲を知らなかったので♪トイレ~に~は~フフフン~神様が~いるんやで~♪と歌詞もメロディーもめちゃくちゃ、テレビを見ていた主人に「知らん歌歌うな!トイレに神様がいる~のエンドレスリピートやめぃ!」としかられる始末。関係ないけどこの叱り方、千鳥のノブで再生された人、手を挙げて。

そう言われてみたら、「トイレの神様」ってどんな歌かイマイチわかってないな…とトイレ掃除をした後、歌詞をネット検索してみたんです。そして、そこに書かれていた衝撃の事実。

「これ、トイレ掃除したらキレイになるの、赤ちゃんじゃなくて、本人じゃね…?」

なんとその歌は、トイレ掃除が嫌いな主人公が、おばあちゃんに「トイレには美人の神様が住んでいるから、トイレをキレイにしたら、その神様みたいにキレイになれるよ」と言われた、というストーリーだったのです。

「もしかしたら!」と思って、鏡に映る自分をマジマジと見てみましたが、どうやら我が家のトイレには、トイレの神様は住んでいなかったようです。あぁ無情。
結論:トイレ掃除してもしなくても、我が子は世界一可愛い

焼肉+オロナミンCで陣痛がくる、と聞いたから…

妊娠中のジンクスは、食にまつわるものもたくさん。やはり、お腹の中の赤ちゃんを元気に育てるために、食べるものに気を付けるようになるからでしょうか。

臨月に入ったある日、出産予定である実家近くの兵庫県の産院での検診で、衝撃的な事実を医師に告げられます。
「お腹の赤ちゃん、大きいね。4000gあるね」

よ、4000???まだ出産予定日まで1週間以上ある。これからどんだけ育つねん。パニックになった私は、医師に尋ねました。

「これ、このまま予定日になっちゃったら、めっちゃ大きくなって難産になるんじゃないですか?」

すると医師は笑いながら、あっけらかんと

「いや、今でも大きいから」。

うわ~めっちゃ他人事…。いや、他人だけど。

「まぁ、もういつ生まれてもOKですよ」という医師の言葉を聞いて、私は一刻も早く赤ちゃんに出てきてもらおうと決意。陣痛が来る、というジンクスをすべて試そうとかたく心に誓ったのです。そして、帰宅するなり家族に宣言。

「今日から生まれるまで毎晩焼肉を食べに行くから。あと、オロナミンCを毎日飲むから」。

家族の返事は

「どこの読売巨人軍やねん。あほか」。

でも、せっかくだから…とその日だけは焼肉につれて行ってもらいました。以来、一度も焼肉を口にすることはなく、結局、予定日ぴったりに3150gで娘は生まれました。

結論:毎日焼肉だと家計が破たんするので、ここぞというピンポイントで食べましょう

ジンクスはお試し程度で

あまりジンクスに振り回されたり、一喜一憂するのもしんどいものです。妊娠に関するジンクスは「効果があったらいいな~」くらいの軽~い気持ちでお試しするのが一番気楽でいいのかもしれませんね。

担当ライター