転勤族ママの奮闘記!子供といっしょにその土地をエンジョイしよう♪

この記事をシェアする

仕事で転勤がある夫を持つ家族は、いつ異動の辞令があるかわからないためドキドキしながら暮らすことがあります。実際に、私も夫の転勤によって広島へ引っ越してきた一人。今回は、子供がいる転勤族が知らない土地で奮闘する姿を紹介します。

夫からの転勤通告。その時の心境は?子供にはどう伝える?

転勤が決まった時の様子と子供達への伝え方を紹介します。

転勤先はまさかの広島!

当時、私たち家族は北海道に住んでいました。ある日、夫から「次の春には広島への転勤が決まりそうだ」と相談。ずっと覚悟はしていたものの、いざ転勤が決まると北海道を離れる寂しさがあり、なかなか「ついていきます」とは言いだせない私がいました。
それに加えて、転勤先は広島。私たち夫婦は行ったこともありません。どこにあるのか場所を確認したくらい、馴染みのない土地(笑)
夫の意思は固かったこと、そして「この転勤が子供たちにとってもいい経験になる」と言ってくれたので転勤先についていくことを決めました。

子供は転勤を理解してくれる?

子どもは当時、5歳(息子)と2歳(娘)。どのようにして転勤することを伝えるかを悩みました。そこで、場所のイメージが沸くようにと日本地図のすごろくを持ち出して説明を始めた夫。すると息子は「北海道から広島は遠いね」と理解をしてくれました。
「北海道を離れてしまうけど、日本各地に友だちができるし楽しいことがいっぱい待っているよ」
と夫が話すと納得をしてくれた様子。娘は何となくでしか理解はできなかったけど、北海道を離れることだけはわかったようでした。

住まいと子供の幼稚園探しは難航!

住居幼稚園探しの際に直面した体験談を紹介します。

転勤がわかってすぐに始めたのが住居選びと幼稚園探し。インターネットの情報を元に、転勤族が多く夫が通勤しやすいエリアを選びました。ところが、なかなか気に入る物件が見つかりません。実際に広島へ行って探す時間やお金がなかった私たちは、不動産業者へお願いして物件の写真と動画を大量に撮ってもらいました。間取りだけではわかりにくかった家の雰囲気や状態が確認できたので、最善策だったと思います。おかげで住居を決めることができました。

もう一つ難航したのが幼稚園探し。残り1年の幼稚園生活を存分に楽しんで欲しいと願いを込めて探しました。
情報源はインターネット。幼稚園のHPやSNSなど見て探しました。ところが、いくつかの幼稚園へ問い合わせをしても冷ややかな対応。私は「実際に見てから決めよう」と切り替え、広島に着いた2日後には子供と一緒に見学に行きました。中には「待機になります」と言われた園もありました。幼稚園でも待機児童が出るなんて驚き!結局、息子が一番気に入った幼稚園に空きが出たのでそのまま入園となりました。

ついに転勤先の広島へ!引越しの時に起きたエピソード

子供と一緒に引っ越しするのは大変!そんな体験談を紹介します。

引っ越すまでバタバタ

引っ越すにあたり業者の方と日程と時間帯を相談。すると、繁忙期と人員不足が重なり希望日に作業ができないと言われてショック!さらに「北海道から広島までだと、荷物が到着するまでに4日、車は1週間かかります」と言われてビックリでした。結局日程を調整して何とか引っ越し日が確定!荷物が到着するまでの間は、仙台に住む姉の家にお世話になることにしました。

次はダンボールへの荷物詰め。家事の合間を見つけて作業をするも、なかなか進みません。子供たちのものを詰めても気が付けば外に出ている状態(笑)結局、引っ越し当日まで荷造りをしていました。バタバタとしてしまったので、もっと早くから荷造りをすればよかったと後悔。次に引っ越しをする時に気を付けます。

いよいよ旅立ち!

荷物を積み終わると、夫と離れ急いで新千歳空港へ。時間も何とか間に合って一安心しました。いざ仙台空港へ、と思ったら娘が搭乗券をなくすハプニング!辺りを見回しても出てきません。私は大慌て(笑)仕方ないので、客室乗務員さんへ事情を説明し最後に搭乗させてもらいました。仙台に着いた最初の夜、息子が突然号泣。
「みんなに会えなくなって寂しい」と言い出したのです。

今までは一度も言ったことがなかったのに、「別れの寂しさ」を感じたのかもしれません。
私も泣きながら「これからまた新しい友だちが待っているから大丈夫だよ」と慰めたら、落ち着いた様子で眠りにつきました。仙台滞在中は、札幌や広島にはない「アンパンマンミュージアム」や「IKEA」に行くこともでき、親子共に大満足!また、姪や甥とも久しぶりに会えたので連日大はしゃぎの子供たちでした。あっという間に広島へ向かう日に。広島行の飛行機に乗ると、またしても息子が号泣!別れが辛かったようでした。

周りに誰も知り合いがいない!孤独に直面したママと子供…どうする?

引っ越してしばらく経った私たちが直面した悩みを紹介します。

息子が幼稚園へ行くようになり少し落ち着いた生活になった頃、私はある悩みを抱えていました。それは「私と娘には知り合いがいない」こと。夫は仕事が忙しくゆっくり話せる時間がありません。娘と子育てサロンへ行くも、赤ちゃん向けの場所が多いためなかなか交流が持てませんでした。

そこで私と娘は、近所の公園で毎日遊ぶことに。すると、娘と同世代の友だちがいました!私も公園で会うお母さんたちと交流する機会が増え、孤独感は徐々に消えていきます。話していると、広島には転勤族が多いことも発覚!転勤族ママから情報やアドバイスを聞くと安心感が増えていきました。

その後、私はタイミング良く託児付きの仕事に就くことに。私は仕事がリフレッシュにもなり、娘は友だちができて一石二鳥♪息子は長く幼稚園にいることで環境にも慣れ、違うクラスの人とも仲良くなれました。

転勤族も悪くない?!その土地での暮らしを満喫♪

転勤して1年。今はどういう心境?

広島での生活が始まり1年が過ぎました。初めのうちは、慣れない環境に戸惑い何度も「札幌に帰りたい!」と泣いたことも。しかし、少しずつ知り合いができると楽しく過ごせるようになりました。

また、陸続きで県が繋がっているので気軽に他県へ行けるのも北海道では味わえなかった感覚。今では、他県を訪ねるのが一つの楽しみです。その土地や地域で文化や言葉は違いますが、いい勉強になっていると前向きに考えるようになりました。

子供たちは広島での生活にも慣れて、今では広島弁まで話すように(笑)友だちと毎日楽しそうに遊ぶ姿を見ていると、「ここに来てよかった」と実感しています。以前、息子に「広島にきて何が一番嬉しい?」と聞いてみました。すると「新幹線が見られること!」と即答(笑)娘に同じ質問をすると「友だちがいっぱいできた」とニコニコしながら話してくれました。
私は世界遺産を見に行けたことが嬉しいです♪原爆ドームや宮島は実際にみると迫力がありました!現地の人からしたら普通の景色も、その土地を知らない私たちにとっては魅力ある場所だと感じています。

転勤には出会いと別れがつきもの、新たな出会いを楽しもう!

子供を連れての転勤は大変な面もあり、時には悩みや不安が出るかもしれません。ですが、来てみると楽しい発見や新たな出会いが待っています。私は初めての転勤先が広島でしたが、これからどこに転勤になるのかが楽しみです!

担当ライター

この記事をシェアする