母子手帳に「体重増加注意」と書かれた妊娠後期。 体重コントロールに励んだ日々のこと

つわりが収まる妊娠後期は、油断すると体重が増えてしまいがちです。妊娠中の体重増加は+9~12㎏が目安とされますが、私はなんと+15㎏に達しました。泣く泣く体重コントロールに励んだ、38歳妊婦の体験談です。

切迫早産退院後、一気に体重増加!

妊娠後期(8ヶ月)のある日、切迫早産と診断された私は緊急入院し、その後約1ヶ月間、入院生活を送りました。入院中は「トイレ以外はベッドで安静に」と言われていたため、1日3回の病院食が唯一の楽しみ。しかし病院食は1食600㎉程度と大変ヘルシーなメニューで、食べるのが大好きな私には物足りず、実につらい日々でした。
妊娠9ヶ月で退院したときは、「これで好きなものが食べられる~!」と解放感に浮かれ、それまで食べられなかったもの(大好きなスイーツ)をパクパク食べてしまったのです…。体重はどんどん増え、ついに健診で+15㎏という個人最高記録を叩き出し、母子手帳の体重欄には「体重増加注意」のスタンプが押されました。

栄養士の指導で、食事記録をスタート

思えば妊娠5ヶ月のころ、尿検査で「尿糖」の値に異常値が見られ、「少し主食(=ご飯やパンなど)を控え目にしてくださいね」と言われたのを思い出しました。もともと太りやすい体質だったところに、退院後の解放感で食べ過ぎれば、当然の結果と言えます。主治医は、私の体重記録を見ながら「妊娠後期は体重が増えやすいけど、これはちょっと…」とため息をつき、妊娠中の体重増加のリスクを次のように話してくれました。

 

  • 難産になりやすい(産道に脂肪がついて狭くなるから)
  • 高血圧、尿タンパクが出る(妊娠高血圧症候群)
  • 血糖値が高くなる(妊娠糖尿病)

「こういうリスクを知った上で、それでも食べたいなら、自己責任でね」と、主治医に釘を刺されました。これは本気でまずい…と思った私は、病院の栄養士さんと面談し、毎日食べたものを表に記録することになりました。「食パン1枚」「野菜ジュース1杯」「焼き魚1きれ」など、食材と分量を詳しく書き続け、1週間分を提出。栄養士さんが内容をチェックして、「パンにジャムを塗る代わりにチーズトーストにしてみましょうか。糖分が控えられるし、カルシウムが補えますよ」「野菜や汁ものから食べ始めると、血糖値が上がりにくくなります」など、具体的なアドバイスをしてくれました。

食べたい気持ちと戦う日々

退院後は家で安静にと言われていたので、買い物や料理はあきらめ、朝食以外は宅配弁当を利用していました。野菜の多いヘルシーコースを選び、カロリー的には問題ないはずだったのですが、体重は増え続けました。食事記録表で自分が食べたものを改めて見ると、朝昼晩の食事の間に、無意識にちょこちょこと甘いものを食べています。「息抜きにコーヒー(カフェインレス)を飲もうかな」と思ったとき、ついでにクッキーを1枚…のつもりが5、6枚食べてしまったり、夕食後にデザートとしてプリンを食べてしまったり。薄々分かってはいましたが、こうして改めて可視化してみると、つくづく自分の意志の弱さを痛感しました。
「なぜ甘いものを食べてしまうのだろう?」と自問した私は、「そこにスイーツがあるからだ!」という結論に達しました。実は、買い物に行けない代わりに、ネットスーパーで生活用品を購入するとき、「ついでに」スイーツを買いだめする悪癖があったのです。そこで生活用品はすべて、夫に頼んで買って来てもらうことにし、目の前からスイーツの在庫を一掃。これなら、食べたくても食べられません。意志の弱さを物理的に解決したわけです。

体重コントロール中は、これで乗り切った!

スイーツ断ちで精神的に厳しい時期は、テレビにスイーツが映ったりすると大変でした。もう、食べたくて食べたくて。そんなときは、キシリトールガム(ボトル入り)を噛んだり、炭酸水を飲んだりして紛らわせました。どうしても我慢できないときは、プルーンなどのドライフルーツや、アーモンドなどのナッツ、またはチーズなどを食べました。いずれも小包装のものを選び、1日2袋までなどと制限を設けて食べ過ぎを防ぐのがポイントです。
精神的に支えてくれたのは、やはり家族でした。当時、広島県福山市に住んでいた私は、福山駅に近い産婦人科に通院していました。5歳の長男が通っていた保育所に近かったこともあり、入院中は夫と二人でお見舞いに来てくれました。私が「ミスドのドーナツ買って来て~(泣)」と訴えても、長男に「お母さん、太るからだ~め」と冷静に却下され、「そうだよね~」と笑ったのはいい思い出です(内心がっかりしましたが)。1週間間食なしを達成すると、夫が低カロリーのスイーツ(アイスクリームなど)をご褒美として買ってきてくれるのも、励みになりました。
こうしてなんとか間食を控え、私の体重は+15㎏→+12㎏まで落とすことができました。その後は体重をキープしたまま、無事出産。産後は半年ほどで、出産前の体重に戻れました。

今だから言える「こうすれば良かった」

妊娠後期はお腹が重くて外出が億劫になり、時間を持て余して、ついスイーツに手を伸ばすことが多かったです。あのとき、無理のない範囲で散歩したり、友だちに会ったりして、もっと外に出て気分転換をはかればよかったなと、今にして思います。

参考サイト:妊娠中の体重増加の目安と正しい体重管理方法(ヘルスケア大学)

担当ライター