2人目の妊娠はソフロロジー式出産を希望。怖くない痛くないソフロロジー式出産の体験談

「ソフロロジー式出産」という分娩方法を耳にしたことがあるママも多いのではないでしょうか。痛くないお産というイメージがありますが、それって実際のところ本当なの?と思っている人もいるでしょう。今回は、2人目の妊娠出産でソフロロジー式出産を選択した私の体験談をご紹介します。

和やかに話しながらの出産?!母親学級で見させてもらった衝撃の出産映像

3歳差の姉妹を育てている私は、2人目の妊娠のときにソフロロジー式出産を推奨している広島の産院で出産をしました。

「本当に痛くないの?」半信半疑で過ごした妊娠前期中期

1人目の妊娠のときには、なにしろ初めての出産。赤ちゃんが誕生するときには「ありがとう」と感謝しながら赤ちゃんを迎えたものの、陣痛の間は「なるほど…」「確かにね…」を連呼。陣痛のエネルギーのあまりの強さに圧倒されていました。

そのため、2人目の妊娠時に縁あって広島のソフロロジー式出産を推奨している産院にお世話になると決めたあとも「出産が痛くないってどういうこと…?」と半信半疑。1人目の出産のときに経験した陣痛のエネルギーの強さを思い出し、「もし今回陣痛の時間が1時間延びたら、取り乱さずにいられる自信はない」と日に日に緊張感が高まっていたことを覚えています。

 

妊娠後期の母親学級で観た衝撃の出産映像

私の産院では、母親学級での学びを重要視していました。私の場合、妊娠後期で受けた母親学級で観させてもらった実際の出産映像が、半信半疑だったソフロロジー式出産に対する私の思いを一掃してくれたのです。

その映像は、その産院でソフロロジー式出産をされた方が提供してくださった貴重なもの。映し出されていたのは、ご主人や上の子と和やかに話しながらお産に向かうママさんの姿でした。

この映像を見てから、陣痛への恐怖心やソフロロジー式出産への懐疑心がさっぱり消え、「私もこんな風に落ち着いて出産してみたい!」という思いがはちきれんばかりになったのです。

自分も「出産」を体験し尽くしたい!出産に向け心身を整えていった妊娠後期

ソフロロジー式出産で出産した実際の映像を見させてもらってからというもの、穏やかな出産に対する明確なイメージが持てた私。出産という、人生の中でそう何度も経験できることのない貴重な時間を、余すところなく体験し尽くしたい!という思いに突き動かされていきました。

赤ちゃんが産道を降りていく様子をしっかりと感じとりたい、出てくるときに手を繋ぎたい、陣痛の波が大きくなるまでの時間は座禅を組んで心を落ち着けて過ごしたい、などやってみたいことが溢れだしてきたのです。絶対に満足のいくお産を迎える!と意気込んでいました。

とはいえ、何があるか分からないのが出産。実際にどのような出産になるかを自分がコントロールできるわけではありません。でも、自分の思い望む出産に向けて、自分がやれることに淡々と取り組むことはできると思い、妊娠後期は出産の一点に向けて心身を整えていきました。

具体的には、毎日雑巾がけやスクワットを100回して体を整えたり、教わった呼吸法を練習したりして出産のそのときを楽しみに待っていたのです。

分娩台に乗った10分後にはおなかの上に赤ちゃん。超スピード安産を体験

ついに訪れた出産のときは、出産予定日の2週間前。直前の検診で先生から「静かで落ち着いたお産をしてもよいと自分に許可を出してください」と言われ、自分自身に許可を出した2日後のことでした。

夜中の破水から始まり産院に着いたときにはまだ陣痛が始まっていない状態。陣痛がくるまで数時間~1週間前後待ちましょう、とのことでそのまま入院となりました。上の子は実家の両親に預け、夫と2人で部屋にいると、生理痛のような痛みが。「陣痛かな…?」と思ってナースコールを押したけれど、子宮口が開いてないので本陣痛ではないかもしれないということで、ひと眠りしようと横になったのです。

そのうち、やっぱりだんだん陣痛のような波を感じた私。「勘違いかもしれないけど、これが陣痛だったら座禅組まなきゃもったいない」と思い、念願だった座禅を組んで様子を伺うことにしました。

座禅を組んで深い呼吸をしながら心を落ち着けていると、赤ちゃんがグン!と下に降りていく感覚が。「やっぱりこれ本陣痛だ」と気が付いて、ナースコールを押すと、子宮口はすでに全開。歩ける内に!と慌てて分娩室に移動しました。「陣痛かどうかと思ってたら本当に陣痛だったねぇ!」と主人と笑って話したことを覚えています。

分娩台に移ってからは、私の意識は完全におなかの中。産道を進んでいく赤ちゃんの動きを感じ取りたかったのです。グン、グンと赤ちゃんが進む様子をしっかりと体感することができ、感動しました。陣痛の波が大きくなると段々呼吸が浅くなってしまい、助産師さんから「お母さん!呼吸!」と言われ、主人や助産師さん、先生と一緒に深い呼吸をしたことを覚えています。体の力を抜いてしっかり酸素を送ることで赤ちゃんも産まれやすくなる、ママもサポートするから楽に生まれていいんだよと思いながら赤ちゃんが出てくるのを待ちました。

そして赤ちゃんの頭が出てきたときは、まだ顔も見てないのに「かわいい!」と言いながら頭をなでなで(笑)。赤ちゃんの小さな手をしっかり繋いで、この世界へ迎え入れたのでした。時計を見た主人から分娩室に移ってたった10分しか経っていないことを知らされ、びっくり。陣痛の痛みも、怖いと思う暇もなく、赤ちゃんとの一体感を感じながら思い望んでいた通りのお産をすることができたのです。

出産は楽しい

2人目の妊娠時、最初は半信半疑だったソフロロジー式出産。実際に穏やかな出産に対するイメージをしっかり持ててからは自分の意識がドラマチックに変わりました。さらに、検診や分娩室での先生の指導、そばについていてくれた主人の存在が出産に向かう私を出産を楽しむ方向に引き上げてくれたと思っています。出産は痛いもの耐えるものではなく、楽しいもの幸せなものというイメージで主体的なお産を迎えることができて本当によかったです。

担当ライター