子供を算数好きに育てよう!おうちにあるものでできる算数遊び

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コロナ禍で外出機会が制限されている今、お家の中で楽しみながらなおかつ子供の知育にもつながる遊びに親子でチャレンジしてみませんか?その遊びとは「算数遊び」!幼児期のうちから子供を数字に慣れさせたいと思っているママにおすすめです。今注目されている理数教育の「STEAM教育」についてもご紹介します。

小さな子からOK!おうちでできる算数遊び

まずは、3歳くらいの小さな子供からできる、おうちでの算数遊びをご紹介します!

「10」の数が理解できる!卵パック遊び

用意するものは空の卵パックとビー玉。ビー玉のほかにもスーパーボールや小さなブロックでもOKです。
準備ができたら、子供と一緒に卵パックの中にボールやブロック、小さなおもちゃなどをひとつずつ入れていきます。
実は、卵パックは10の数を理解するのにとても効果的なんです。子供がボールやブロックを入れていく過程で、ママパパは「今ボールが4つパックに入ったね。あといくつ入れたらいっぱいになるかな?」というように質問してみるだけでOK。すると子供は空いているパックにボールを入れながら、自然と足し算を覚えていきます。
この遊びは小学校に上がって実際に足し算の授業が始まったときにつながっていくはずですよ。まずは「ひとつ、ふたつ…」と数えるところから始めて、徐々に足し算につながる遊びへとステップアップさせてみてください。

重さや量を実感する!親子やきょうだいではかり競争

おうちに計量カップとはかりがあったら、これも算数遊びに使えます!
はかりを使っておうちにあるおもちゃを量ってみましょう。何グラムという認識まではしなくても、はかりについている目盛りの数字を読むだけでもOK。
子供が大きくなってきたら、「このおもちゃは●グラム」と重さの単位を教えてあげてみてください。ほかにも例えばおうちにある積み木を、ひとつだけはかりに載せたのと、ふたつ以上載せてみたのでははかりの目盛りに違いが出るところにも注目。重さに違いがでることが分かります。
計量カップはゲーム感覚で使ってみましょう。「カップの300(ml)ぴったりまでお水を入れてみよう」と声かけして、親子やきょうだいでどっちがぴったり入れられるか競ってみるのも楽しそうです。こちらもまずは数字だけに注目し、慣れてきたら単位を教えるのもいいですね。

数に関する絵本を読む

絵本を読むのが大好きな子供には、数を題材にした絵本を一緒に読んでみませんか?数字がテーマとなった本はいろいろな種類があります。数字の導入におすすめの絵本が、

「かずのえほん1・2・3」作:五味太郎 出版社:絵本館
「おまたせクッキー」作:パット・ハッチンス(訳: 乾 侑美子)出版社: 偕成社
「はじめてであうすうがくの絵本1」作・絵: 安野 光雅 出版社: 福音館書店

など。
テーマが数字ではなくても、子供が好きな本の中にいる動物や物を数えてみる、といったことも子供が数字に慣れるひとつの方法です。

道具を使わない数字遊び!

数字遊びのための知育玩具や道具をそろえなくても、日常生活の中は数字がたくさん隠れています。その身近にある数字を使って遊んでみてはどうでしょう。

100歩でどこまで行けるかな?

子供と一緒に行き先を決めて、100歩数えながら歩いてみましょう!例えば家の近くにあるポストまで、歩数をカウントしながら歩いていきます。もし目的地に到着するまでに100歩目標まで足りなかったら、あと何歩必要だったかな?と数え直すのも楽しいです。

空の雲を数えてみよう

制限時間を決めて、その中で空に浮かんだ雲を数えてみましょう。親子やきょうだいで競ってみて、多く数えられた方が勝ち!見つけた雲はどちらがいくつ多かったかということを教えられれば、計算にもつながりますね。

歯磨きの回数をカウント!

歯磨き中に歯ブラシをする回数をカウントするのも楽しそうです。タイマーを利用して、歯磨き回数を数えてみましょう。

なぜいま「算数遊び」が人気なの?理由は「STEAM教育」にあり!

出典:STEAM JAPAN

理数系教育に興味を持っているママの中には、「STEAM教育」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
最近教育業界で注目されているSTEAM教育のSTEAMとは、

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術)、Mathematics(数学)

の頭文字を組み合わせた造語です。
科学・技術・ものづくり・数学の4つの理数教育にArtが加わることにより、自分で考え表現する・創造する力をつけていくのがSTEAM教育。最近私たちの生活にも人工知能(AI)やロボットが身近になりつつあります。こうした変化にただ流されるのではなく、新しい変化を生み出せる人材を育てることが社会に求められています。
つまり、算数をはじめとした理系教科の重要性が増しているのです。子供が小さな頃から算数を取り入れた遊びをして概念を少しでも頭に入れ「数学脳」を育てておきたいですね。

STEAM教育について詳しくはこちら:STEAM JAPAN

STEAM教育の重要な項目のひとつがプログラミングです。2020年から小学校で必修科目となった、社会で生きていくための論理的思考力を養えるプログラミング。pikabuでも以前取材を行いました。
プログラミング教育についてはこちらの記事もチェック!

数学脳を鍛えるなら小さい内から子供を算数好きに育てよう

ご紹介したSTEAM教育にもあるように、小さなうちから数学脳を鍛えておくのはAI社会を生き抜いていくためのひとつの大切なことのようです。子供が小さいうちはまず、たくさんの数字に触れさせてあげましょう。今回ご紹介したおうちでの算数遊びをぜひ参考にして、子供の力を伸ばしてあげてくださいね。

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担当ライター

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