レトルト活用で、子どもウケする自宅ランチ!

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共働きのわが家には、小学生と保育園児の2人の子どもがいます。平日のランチは、学校と保育園でそれぞれ給食が出ますが、週末や祝日は外出しない限り自宅でランチを食べることになります。毎回、地元広島にある子ども連れOKのカフェで外食するわけにもいかないので、料理が苦手な私にとっては、メニューの考案が悩みのタネでした。今回は、私が苦し紛れで編みだした、あまり手がかからず、かつ子どもウケもそこそこの「妥協ランチ」の数々を、恥を忍んで公開いたします!

苦し紛れで考案した「妥協ランチ」とは?

週末になるたび、私は一つの悩みに直面します。それは「今日のお昼何にしよう?」という、一見どうでもよさそうですが、料理下手な私にとっては切実な悩みです。

ランチなんて簡単なものでいいじゃない、という意見もありますが、「簡単なもの」を「チャチャっと作れる」人は、実はかなりの料理上級者。レパートリーが少ない私のような人間には至難の技です。かといって子ども連れで外食すれば、店内で大騒ぎする子どもたちをなだめたり叱ったりするので疲れる上に、お金もかかります。

そんな中、私が編みだしたのがレトルトなどの市販品に食材をちょい足しして作る「妥協ランチ」でした。料理の手間を最小限に抑えつつ、手軽に「手作り感」を演出できる、妥協の果てに生まれた便利なメニューです。

妥協ランチ1「市販ソースは神!野菜増量パスタ」

まず、わが家の妥協ランチで最も登場する頻度の高いメニューから紹介しましょう。

用意するのは、パスタと市販のパスタソース、そしてベーコンと野菜(なんでも可)です。コンロの片側でパスタをゆでつつ、隣のコンロにフライパンをかけて、ベーコンと野菜を炒めます。野菜がしんなりしたらパスタソースを投入。ひと混ぜしてから、ゆで上がったパスタを加えます。全体をざっくり混ぜると、あら不思議!まるで子ども連れOKのおしゃれカフェに登場しそうな(?)パスタが出来上がりです!

味付けはパスタソースで簡単にし、不足がちなたんぱく質(ベーコン)とビタミン(野菜)を補うアイデアです。トマトソースやカルボナーラソースなど、ソースの種類を変えれば、簡単にレパートリーも増やせますよ。

妥協ランチ2「レトルトカレーでなんちゃってパングラタン」

子ども連れでファミレスに行くと、わが家の子どもたちは高確率でカレーのお子様ランチを注文します。正直「またカレー?」と思わなくもないのですが、ちょっと甘めのカレーは、子どもが好む味の代表格ですよね。

そんな人気のカレーを、自宅で簡単に再現できるのがレトルトカレーです。わが家では湯煎する手間を省くために、外箱のままレンジで加熱できるタイプを愛用しています。ご飯にかけるだけでもおいしいのですが、そこでひと工夫!角切りにした食パンをトースターで焼き、耐熱皿に敷き詰めます。パンにあらかじめバターを塗ってトーストすると、中にじんわりと染み込んで風味がよくなりますよ。温めたレトルトカレーをかけ、さらにたっぷりのピザ用チーズをふりかけて、トースターへ。チーズに焦げ目がついたら、お手軽な「パングラタン」のでき上がりです。

とろ~り溶けたチーズとスパイシーなカレーは最強コンビ!カリカリ食感のパンもいい仕事をしてくれて、子どもからも「うまっ!」とほめられます。

妥協ランチ3「あってよかった魚缶!炊飯器で炊き込みご飯」

子どもに魚を食べさせたいとき、わが家は魚の缶詰をよく利用しています。普通の魚は小骨が多くて食べにくいため、子どもには敬遠されがちですよね。缶詰なら骨ごと食べられる上に、面倒な下処理も不要!そのため、いつもツナ缶やサンマ缶などをまとめ買いしています。

魚缶を使ったメニューの中で、わが家の子どもたちにヒットしたのが炊き込みご飯でした。といだ米を炊飯器に入れ、サンマの蒲焼缶を汁ごと投入。好みの野菜(ニンジンやゴボウなど)とショウガの千切り少々、調味料(しょうゆ、酒、みりん)を少々加えてから、目盛り通りに水を入れて炊飯するだけです。炊き上がったら、魚の身を粗くほぐしながら全体をざっくり混ぜて、でき上がり。仕上げに白ごまや小口切りにした青ネギを振ると、香りも彩りもよくなりますよ。魚のうまみがしっかりとご飯に染み込んでいて、子どもが何回もお代わりしてくれました!

注意点としては、味の濃い缶詰の場合は調味料を控えめにすること。ほかのバリエーションとして、ツナ缶(ノンオイルタイプ)とコーン缶をいっしょにコンソメの素で炊き込み、炊き上がりにバターを落とした「なんちゃってツナピラフ」もおいしいです。

結論:市販ソースと缶詰のストックは多めにすべし!

市販品にひと手間加えて作る、「手軽さ」と「子どもウケ」を最優先にした「妥協ランチ」の数々を紹介しました。

子ども連れで外食ランチをするのももちろん大好きなのですが、こういった市販品を駆使したお手軽メニューが、思いがけず子どもたちに好評だったりすると「作ってよかったな~」とうれしくなります。

ソースや缶詰などのレトルト食材は、こまめにまとめ買いしてストックしておくと便利。長期保存できるので、災害時など「もしも」の場合の非常食としてもおすすめですよ。

担当ライター

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