一日中スイカが食べたい!妊娠中、夏のつわりを乗り越えた方法

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妊娠初期から中期にかけて、妊婦さんの多くが経験するつわり。吐き気がする、だるいなど人によって症状もさまざまです。私の場合、胃がムカムカすることが多く、つわりのピークは真夏の時期でした。つわりを経験して実感した「そもそもつわりはなぜ起こるのか?」ということと、夏のつわりを助けてくれた食べ物など、つわりを乗り越えた方法をご紹介します。

つわりってどうして起きるの?

つわりが全くないという人も周りにいましたが、私にはばっちり訪れました。食べづわり、吐きづわりなど人によって症状はさまざまなようですが、私に表れた症状は、強烈な睡魔と胃のムカムカ。特定の食べ物しか受け付けず体重も3kgぐらい落ちました。

そんな妊娠特有のつわりは、どうして起きるのでしょうか。調べてみると、どうやらはっきりとした原因は解明されていないようですが、考えられているいくつかの仮説を挙げてみます。

  • 急激なホルモンバランスの変化によるもの
    妊娠すると、妊娠を維持するために受精卵の一部からhCGというホルモンが盛んに分泌されます。急激なホルモンバランスの変化により、体がついていけないことが原因と考えられているようです。
  • 体が受精卵を異物とみなす拒絶反応によるもの
    妊娠したばかりのころは体が受精卵をまだ異物と判断し、アレルギー反応のようにつわりが起こるという説があります。
  • 自律神経のバランスが崩れるため
    妊娠による急な体の変化に心が追いつけず、自律神経のバランスが崩れることが原因の説です。
  • 体を休ませるように防御反応が出るため
    妊娠を継続させるために、つわりによって体を休ませるように防御反応を出すという説もあります。

 

実際につわりを経験してみると、どの説も妊娠によって体に起こるさまざまな変化による反応ということで納得できました。

スイカが救世主!夏のつわりに重宝した食べ物

私がつわりを経験したのは夏の暑い時期。胃がムカムカして食欲不振の状態が続き、ヨーグルトや果物などさっぱりした食べ物以外は受け付けず、常に冷蔵庫にヨーグルトが入っていないと安心できない状態でした。当時は広島市内で仕事も続けていたので、だるさや睡魔、胃のムカムカと戦いながら日々を何とか過ごしていたのを思い出します。

そんなつわりでつらい時期に私がはまったのが夏の野菜、スイカです!最初は、スイカなら食べられるかな?と8分の1にカットされたスイカを買って食べてみました。すると、ヨーグルトや果物よりもはるかに体がスムーズに受け入れ、胃のムカムカも軽減されたのです!それからというもの、仕事帰りに毎日スイカを買うようになりました。3食スイカでもいい!というほど、スイカが救世主となってくれたのです。8分の1を毎日買うのは割高なので、大きいスイカを丸ごと1つ買った日もあります。私が子どものころは実家でスイカを作っていたので夏はスイカが食べ放題。普段、わざわざ買ってまで食べたいとは思っていませんでした。自らこんなにスイカを求めるのはこれからの人生でないだろう…と思ったほどです(笑)。

ほかにも、つわりをやわらげてくれたのが、夫の会社の人から「つわりにいいよ」と大量にいただいたブルーベリー。ほどよい酸味が胃に心地よく、スイカに次いで重宝した食べ物です。

また、意外なところでフライドポテトにはまった時期もありました。油っこいので受け付けなさそうですが…不思議ですね。周りの妊娠中、育児中のママとつわりの話になったとき、「私もフライドポテトにはまったよ~」「フライドポテトしか受け付けなかったよ~」という声も多くありました。

好きだった豆製品に拒絶反応が…!

逆に、どうしても受け付けなった食品もありました。それは、いつもは好んで食べていた豆製品。納豆やきなこ、味噌など全ての豆製品に拒絶反応が出たのです。つわりの時期は味噌汁を味見するだけで胃がムカムカしたので、我が家の食卓から大豆を使ったメニューが一切なくなりました。

つわりが起こる妊娠初期は、赤ちゃんが猛スピードで細胞分裂を行う大事な時期。普段あまり摂取しないヨーグルトや果物類を好み、毎日摂取していた豆製品を拒絶したのは、体が栄養バランスを調整していたのかな…と思わずにはいられませんでした。つわりが落ち着いたあとはまた豆製品をおいしく食べることができ、嬉しかったのを覚えています。

つわりを上手く乗り越えて楽しい妊娠生活を

妊娠中に起こるつわりは、心と体が赤ちゃんを受け入れようと頑張っている証だと自身の経験を通じて実感しました。つわりの症状や乗り越え方は人によってさまざまですが、私の場合は胃のムカムカをスイカに助けられ、「夏のつわりではなかったらどうなっていたのだろう?」と思ったほどです。スイカだけでは栄養バランスが崩れますが、ブルーベリーやヨーグルトなど他にも胃が受け付ける食べ物があったこともよかったなと感じます。胃がムカムカしたときは「これなら食べられるかも?」というものをいろいろと試すのも、つわりを上手に乗り越える秘訣だと思いました。

担当ライター

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