妊娠を共に喜び合う!歳の差育児のすすめ

この記事をシェアする

わが家の末娘は上の子と歳が離れています。「歳の離れたきょうだいってどう?大変じゃない?」と聞かれることもありますが、私は「とってもいいよ~!」と答えています。上の子は、妊娠が分かったときから共に喜び、いっしょに子育てしている小さなママのよう。広島で生まれ育った私が思う歳の差育児についてご紹介しましょう。

妊娠報告にお姉ちゃんたち大喜び!

長女と次女は3学年差と、一般的な姉妹の年齢差です。私は経済的な理由から子どもは2人と思っていましたが、次女から「お母さんはどうして赤ちゃんを産まないの?妹が欲しい!」とよく言われていました。長女も小さな子が大好きだったので、2人から「赤ちゃん産んで~!」攻撃が…。今更子どもができても高齢出産になることから「お母さんは歳だからもう無理です!」と返答してはいましたが、心の中では歳の離れた姉妹もいいかも…と思っていました。

次女が6歳になったクリスマス前ごろ、サンタさんに何をお願いするか悩んでいました。「何を頼むのかな?」と聞いてみると、「サンタさんに赤ちゃんをお願いするか、おもちゃにするかどうしようかな~」との答えが。やはり、おもちゃの誘惑には負けましたが、本当に赤ちゃんが欲しいと思っているようで、ビックリしました。

しばらくして3人目ができたことが判明。出産予定日が決まってから上の子たちに報告すると、2人とも大喜び!健診についてきては、先生に「男の子?女の子?」と聞いたり、エコー写真を見て「ちっちゃーい♡かわいい~」と言ったり。赤ちゃんに会える日を家族で楽しみにしていました。

思いがけない早産…お姉ちゃんといっしょに乗り越える

つわりもありましたが安定期に入って落ち着き、順調な妊娠だと思っていました。ところが、28週の健診に行った日の夜、お腹に強い張りが…。陣痛の痛みはこんなものではなく、我慢できない痛みではないと思い、そのまま一晩安静にしていました。ところが翌朝、出血したため慌てて病院に駆け込み、切迫早産のため入院することに。上の子たちは状況を理解し、学校から帰ってから留守番したり祖父母宅で過ごしたりしてくれました。

お腹の張りは徐々に治まり、そのうち退院できるかと思っていた矢先、再び強い張りと出血があり、広島市の総合病院に緊急搬送。そのまま、緊急帝王切開で三女が産まれました。思いがけない早産で、心も体もボロボロになりそうでしたが、上の子がいるので母としてしっかりしよう!と気持ちを持ち直しました。

でも、三女はNICUの保育器の中にいるため、お姉ちゃんたちは会えません。一度だけ、保育器の横まで会いに行くことはできましたが、触ることも許してもらえません。あんなに楽しみにしていたのに…と、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

保育器から出て新生児ベッドで過ごすようになってからは、ガラス越しで面会できるようになりましたが、赤ちゃんが退院するまで抱っこもできません。写真やビデオを見ながら、「お母さんばっかりずるい!早く抱っこした~い♡」と退院する日を楽しみにしていました。

子どもたちが学校から帰る時間を考えながら、未熟児センターへ毎日面会に行っていましたが、帰りが遅くなってしまうことも。次女は、三女が産まれるまでで留守番もほとんどしたことがなかったのに、留守番したり時間を見て習い事に行ったりできるようになりました。鍵を忘れたときは、友人に頼んで留守番させてもらうことも。寂しい思いをさせたかもしれませんが、お姉ちゃんたちもたくましくなり、思いがけない早産をいっしょに乗り越えていると思いました。

お姉ちゃんは小さなママ!頼りになる歳の離れた姉たち

およそ100日後、三女は退院。退院した日、お姉ちゃんたちは学校でしたが、終わり次第走って帰ってきました。初めて抱っこできたときのお姉ちゃんたちのうれしそうな顔、私は一生忘れることはないでしょう。

家での生活が始まると、お姉ちゃんたちは競うように三女のお世話をしてくれます。抱っこしたりあやしたり、まるで小さなママのよう。首が座るまでは見ている方がおそろしかったですが、一生懸命かわいがってくれました。歳が離れている分、安定感もあり、あまり無理もしないのでとても助かりましたよ!特にお風呂上りに引き取って服を着せてくれるので、三女も私も寒い思いをせずに済みました。お姉ちゃんたちは、おむつ替え以外の育児はほとんどやってくれる頼もしい存在です。

三女が大きくなってくると、お姉ちゃんたちは遊び相手として活躍!大人との遊び方とは違うので、ゲラゲラ笑いながらいっしょになって楽しそうに遊んでいます。上の子は学校があり、離れる時間も長くなってしまいますが、帰ってくると三女も喜びます。ただし、上の子はお友だちと遊びに行ってしまうので置いて行かれることが多いですが…。

歳が離れていても姉妹は姉妹、仲良くときにはケンカもしながら、いっしょに成長していって欲しいと思います。

歳の差育児もおすすめ!

姉妹の歳が離れていると、上の子の学校行事に小さな子を連れて行かないといけないとか、年齢差のある子どもが同時に楽しめる場所が広島に少ないとか、大変なこともありますが、それ以上に楽しいことがいっぱい。上の子にとっても、妊娠が判明したときからかわいくて愛おしい存在だそうです。歳の差育児もなかなかいいものですよ!

担当ライター

この記事をシェアする