快適性UP!子連れ旅行・移動のポイントは?|元旅行代理店ママ直伝

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子連れでのお出かけ、とくに旅行での長距離移動はママやパパを悩ませます。今回は、移動手段の選び方や公共交通機関を予約する際に押さえておきたいポイントをお届けします。自分たちにとってより良い移動手段の選択、快適な旅にするためのちょっとした工夫とは?広島発着の旅行についても触れています。これから子連れ旅行を計画しているご家庭や、子連れ旅行で苦労しているママやパパは参考にしてみてくださいね。

移動手段の選び方|メリット・デメリットは?

出典:フォトAC

子連れ旅行の際に使われる主な移動手段と、そのメリット・デメリットをまとめました。目的地までの距離や家族構成、予算などを踏まえて、総合的に判断して選んでくださいね。

速い&車内移動OKの安心感「新幹線」

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広島からの旅行なら第一候補に挙がりやすいのが新幹線。目的地までの移動時間が短く、かつ、車内での移動ができるので、子どもがぐずったときに席を離れやすいというメリットがあります。乗り物好きの子どもにとっては、行き交う新幹線を見られるだけでなく、新幹線そのものに乗れるという興奮ポイントも。車窓から見られる景色も楽しいですよね♪
一方で、距離にもよりますが、一度の旅行で一人当たり数万円はかかるため、移動費としては高く、デメリットと感じる方もいるでしょう。天候や事故などの影響を少なからず受けるリスクもあります。

目的地までひとっとび!予算があるなら「飛行機」

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空の旅を楽しめる飛行機は、新幹線の乗車時間に比べると短い搭乗時間で移動できます。「子どもがじっとしていないので着席時間は短くしたい」という希望があるママやパパにはピッタリ。目的地と予算によっては、移動手段として選ぶと快適な移動ができるでしょう。窓から見える景色や一部の便で利用できる座席前モニターでのエンターテインメントなど、非日常感のある機内での時間は旅行気分を高めてくれるメリットがあります。
デメリットとしては、移動費が他の交通手段に比べて断トツに高くなる傾向にある点。早割などでお得な料金で予約する方法もありますが、予約変更不可、早い段階でキャンセル料の発生といった側面も持っています。広島発着の場合、空港まで好アクセスとはいいがたい点も引っ掛かるかもしれません。

景色や船内滞在を楽しむ「フェリー」

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目的地によっては、航路を選んでみるのも良いでしょう。広島発着であれば、広島~愛媛のフェリーで手軽に海の景色や船内滞在を楽しめます。天気が良い日は潮風に当たりながら爽快な気分に浸れますよ。
はしご旅など、広島県外発着で長距離移動する場合は、夜行フェリーという手段もあります。こちらも景色が楽しめますが、夜行なのでホテルのような時間を過ごせるのも大きなメリット。食事やお風呂があり、移動しながらゆったりと泊まれるのは夜行フェリーならではです♪
フェリーのデメリットは、発着港が限られるため、選択肢が少ない点。また、目的地まで車を帯同できる点はメリットですが、その分、乗船料がかかってしまうので出費が大きくなってしまいます。

ローコスト&自由度が高い「車」

移動費を抑えるなら、比較的有利なのが車です。ガソリン代+有料道路代金を含めても、他の交通手段よりもリーズナブルになることが多いのがメリット。子どもが小さい場合、授乳や離乳食、トイレなど好きなタイミングで休憩が取れるのも大きいですよね。
デメリットとしては、運転の負担や時間的拘束が大きい点。渋滞に巻き込まれると、移動時間はどんどん延びてしまいます。家族旅行のシーズンは連休や長期休暇と、渋滞が発生しやすい時期に当たるので、時は金なりと割り切って公共交通機関を利用する方法と比較しましょう。

公共交通機関を予約する際のチェックポイント

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公共交通機関を予約する際は、次のようなポイントもチェックしてみてくださいね。

ファミリー向けプランの活用

飛行機や新幹線などの移動手段と宿がセットになったプランのなかでも、ファミリー向けプランがあれば検討してみましょう。子ども向けサービスが充実していたり、特典がついていたりとお得なプランが多くあります。また、小学生半額や、小学生まで添い寝無料など料金面でお得なプランも。内容と価格のバランスをみて納得できれば、ぜひ活用してみてくださいね。

座席の予約はココをチェック

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飛行機はもちろん、新幹線では指定席を予約して座席指定をしましょう。その際に、いくつかチェックしておきたい点があります。
まず、通路側の座席はトイレに行きやすいですが、他者と接触しやすい位置でもあるため、子どもはどの席が向いているかよく考えておきましょう。一方、窓側の席であれば景色を楽しめますが、トイレに行きたいときに他者の前を通らなければならない可能性も。
飛行機では、事前に子どもの位置関係がわかる場合があります。お子さんが周りの子どもとの距離を空けておいた方が落ち着ける、もしくは他の子連れ客が近いほうが安心できる、といった場合は予約時にその点を考慮して座席を選択しましょう。

予約確定日はいつ?

新幹線を含むJRやフェリーは、座席の発売日が決まっています。そのため、「プラン予約日=確定」ではない場合があるので注意が必要です。
たとえばJRの場合は1ヶ月前の10時が発売日(前月の同日)と決まっています。JR+宿のプランをJRの発売日よりも前に予約した場合、予約時点ではJRの予約は完了していません。1ヶ月前の発売日に座席が確保できれば、その時点ではじめて予約確定となります。

事前に確認したいサービス・設備

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ここでは、子連れ旅行の移動で事前に確認しておきたいサービスや設備をご紹介します。

持ち込み手荷物の予約

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飛行機や新幹線、フェリーはそれぞれで持ち込み手荷物の条件があり、予約や追加費用が必要な場合もあります。子連れ旅行となると、荷物は大きくなりがち。早めにリュックサックやスーツケースの数、大きさを確認して利用条件と照らし合わせてくださいね。必要に応じて預けサービスが利用できるようにしましょう。

新幹線の多目的室

新幹線には、ほとんどの車両に多目的室と呼ばれる個室が設けられています。子どもの着替えや授乳にも利用できるため、乗車予定の車両にあるか確認しておくと安心です。座席指定をする際に、多目的室の近くを選ぶのもおすすめですよ。
なお、身体が不自由な方が優先・事前予約可能となっているため、予約が入っていると利用できない場合があります。

授乳室・おむつ替えシート・キッズスペース

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小さな子どもがいる場合は、授乳やおむつ替えシートの有無、場所も事前に確認しておくといざ使うときに焦ることがありません。フェリーの場合はキッズスペースなど、座席とは別で遊んだり寝転んだりできるエリアを見つけておくと過ごしやすいですよ。

食事

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新幹線は車内販売を行っている車両が減っているため、車内で食事をとりたい場合は食べやすいものを持ち込む、もしくは乗車前や到着後に駅や周辺のお店で食事を済ませるのがおすすめです。駅弁を楽しむという方法もありますよ♪飛行機は、国内線の普通席では食事の提供はなく、ドリンクサービスのみ。新幹線同様、持ち込みか搭乗前、到着後に食事を済ませるようにしましょう。なお、持ち込む場合は周囲へ配慮し、匂いが強いものやこぼしやすいものは避けるほうが良いですね。
フェリーは軽食の販売を行っている便もあるため、利用したい場合は事前に販売の有無やメニューを確認しておくと安心。夜行フェリーは朝食・夕食ともに提供されることがありますが、予約制や持ち込みNGの場合もあるため、座席の予約時にあわせてチェックしておきましょう。

子連れ旅行の移動はちょっとした工夫でラクにしよう

大人だけの旅行と比べて、何倍も時間と労力がかかる子連れ旅行。それでも、旅行中に見られる子どもたちの笑顔やかけがえのない思い出は何物にも変えられませんよね♡利用できるサービスや設備をどんどん活用して、少しでもママやパパがラクできるようにしましょう。せっかくの旅行を、子どもたちと一緒に思い切り楽しめますように♪

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担当ライター

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