子どものお金教育いつから?どう教える?広島ママのリアルアイデア

親として「お金の大切さをちゃんとわかってほしい」「ムダづかいしない子になってほしい」と思うけど、キャッシュレス化が進む中、お金教育について実際どう教えればいいのかわからない…というママも多いのではないでしょうか?この記事では、広島ママがお金教育の始め方を、すぐに実践できるアイデアとともにご紹介します。
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今家庭でのお金教育が必要な理由とは?
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なぜ今、家庭でお金教育が必要なのでしょうか。
キャッシュレスでお金を使う実感がない
電子マネーやクレジットカード、QRコード(バーコード)決済など、キャッシュレス決済が当たり前になった今、「ママ、どうしてピッてするだけでお菓子が買えるの?」と聞かれたことはありませんか?キャッシュレス化が進み、子どもたちにとって「お金=現金」の感覚が薄れてきています。このまま大人になってしまうと大変!見えないからこそお金について学ぶ機会を家庭で作らなければなりません。
日本のお金教育は遅れている
お金の使い方や価値観は、将来の生きる力に直結します。しかし、日本では学校で教わる機会はまだまだ限られているのが現状。だからこそ、家庭での学びがますます重要になっているのです。子どもの頃からお金とどう付き合うかを経験を通して学ぶことで、将来の選択肢や自己決定にも大きく影響するでしょう。
幼児期におすすめ!お金に親しむ遊び3選
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ここでは、幼児期におすすめのお金に親しむ方法をご紹介します。
おみせやさんごっこ
おみせやさんごっこで「買う・売る」の体験を。おもちゃのレジやお金を使って、ごっこ遊びの中で「モノとお金の交換」を体験させましょう。実際にお金を「払う」「受け取る」やりとりは、お金の基本的な役割を理解する第一歩になります。3歳の娘もおみせやさんごっこが大好き!「お金を払わないとモノは買えない」ことを遊びを通して学んでいます。
ごほうびシール
金銭的な報酬ではなく“感謝の気持ち”が形になる経験もお金教育の始めの一歩!我が家では、お手伝いをしたら、ありがとうの気持ちを込めてごほうびシールを渡すことで、「労働と対価の関係」を遊びながら伝えています。シールが大好きな娘は大喜び!お手伝いをすることで家族の一員としての役割も与えられて自己肯定感もアップしています。
お金や仕事に関する絵本の読み聞かせ
絵本の読み聞かせを通して「〇〇ちゃんだったらあのお金は何に使いたい?」「ママのお仕事は何のためかな?」など、読み終えたあとに質問や会話をはさむことで、お金への理解も深まりますよ。「お金=使ったらだめ」「節約と貯金だけが大切」ではなく、今は家庭で「上手につきあうもの」と伝えるのがポイント。絵本を読んだあと、お店で実際に買い物をしてみるのもおすすめです。
小学校低学年~おこづかいのポイント
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息子は今年1年生。おこづかい制を導入することで自分で使い道を考える力を育てています。
おこづかいのルールは親子で決める
おこづかいは、ただお金を渡すだけでなく、ルール作りがとても大切!我が家では「定額制」を取り入れており、週に学年×100円、つまり、1年生なら100円というように、年齢に合った金額に設定しました。使い道の制限は最低限にしつつ、「どう使うか」は子どもと一緒に話し合いながら決めていきます。親が一方的に決めるより、子どもと合意のうえでスタートすることで、責任感が育ち、納得感も得られている気がします。
一度渡したお金は子どものもの
おこづかいを渡したら、それは子ども自身のお金として尊重!「どうしてそんなもの買ったの?」と否定せず、まずは本人の意思を大切にしています。親の目線での“ムダづかい”も、子どもにとっては大事な選択と学びになることも。「自分で決めて、自分で管理する」経験を通して、金銭感覚や判断力が少しずつ育っていくからです。干渉しすぎない姿勢が、親子の信頼関係にもつながっていくはずです。
使って後悔も経験
「欲しいおもちゃを買ったけどすぐ飽きた」「全部使っちゃってお財布が空っぽ」など、小さな失敗が、子どもの大きな学びになっています。おこづかいの目的は、正しく使うことだけでなく、「どう使ったかを振り返る力」を育てること。親である私は「次はどうする?」と問いかける役に徹するようにしています。後悔から学ぶ力こそ、将来の自立につながると信じています。
ママ・パパも一緒に!家庭でできるお金の学び習慣
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お金教育というと難しく感じますが、実は日常の中にたくさん機会があります。
日常の買い物を学びの場に
スーパーやコンビニで「今日はお金を何に使う?」「これは安い?高い?」と声をかけるだけでも、子どもの視点が変わります。我が家では、買わない選択肢も肯定して伝えることで、お金の優先順位を考える力を育んでいます。キャッシュレス決済のときは、見えないお金だからこそ、使いすぎのリスクが高いので、いくら使ったか、あといくら残っているかを一緒に確認する習慣をつけましょう。
お金の使い道会議をしよう
旅行に行くとき、プレゼントを買うときなど、「何に、いくら使う?」を家族で話し合う体験は、リアルな金銭感覚を育てるチャンス!「この予算で旅行に行こうと思うんだけど、どこを節約する?」「全部で3,000円のプレゼント、何に使う?」といった対話を通じて、予算配分や価値観の違いに気づけます。我が家では旅行前に必ず家族会議を開いていますよ。結果よりも自分で考えるプロセスが大切!小さなうちから、お金の使い道会議を意識的に作っていきましょう。
キャッシュレス時代だからこそ見えないお金を見える学びに
キャッシュレス時代だからこそ、家庭でのお金教育がこれからますます重要になるでしょう。特別な教材がなくても、日常の会話や体験を通して「お金の価値」や「使い方」を自然に学ぶことができます。ぜひ、今回ご紹介した遊びやおこづかい制を取り入れて、親子で楽しみながら、お金に強い子どもを一緒に育てていきましょう。
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担当ライター