0歳1歳は子どもの“生きる力”を養う時期。沢山の経験と沢山の愛情を注ぎましょう。

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0歳1歳のお子さんをお持ちのお母さんと話をしていると、「うちの子、言うこと聞かなくて…」
という話をよく聞きます。
そのたびに、「何言ってるの!今の時期は言うことを聞けなくて当たり前だよ!それよりも子どもが欲求をしっかり伝えられることを喜んであげて。」
と伝えます。
かく言う私も、実はそんな偉そうなことは言えず…第一子のときは、よく分からず子どもに対してイライラしたり、言うことを聞いてくれなくて叱ったりしていました。
現在は、保育園の園長として幼児教育を学び、子どもの発達をより深く知る機会を得ています。子どもの行動には全て意味があり、必要な成長過程だということをお伝えすることで、子育てに奮闘している広島のママたちの一助となれば幸いです。

0歳は子どもの“好奇心”を育てる時期

この時期は子どもにとって、何もかも新鮮な時期です。
ママの羊水の中でぬくぬくと生活していた10ヶ月を過ぎ、いざ人間界へ産まれた赤ちゃんたちはまだ目もよく見えず、ママのぬくもりや声、匂いに安心を感じて育ちます。
初めての育児をされるママは寝られない日々が続き、慣れない授乳や、幾度となく繰り返すオムツ変えにイライラすることもあるかもしれませんが、そんなときでも赤ちゃんに沢山の言葉がけを行うようにしてあげてください。
オムツ替えの際に
「オムツ気持ち悪かったね」
「綺麗にしようね」
「少し冷たいよー」
お散歩のときに
「今日はあったかいねー(さむいねー)」
「お花キレイだねー」
「風が気持ちいいねー」
など。
保育園に通う若いママに「この子まだ、言っても分かんないですからね」と言われたこともありますが、そんなことありません。
まだまだ自分の想いを伝えることのできない赤ちゃんですが、ちゃんとママの声は届いています。
沢山の言葉がけと、この世に産まれてきてくれてありがとうという気持ちを持って沢山抱きしめてあげてくださいね。
そして、成長とともに動くようになった赤ちゃんはますます目が離せず、口に入れてほしくないものを口に入れたり、触ってほしくないものを触ったりして部屋の中を大冒険するかもしれません。
そんなときはイライラせず、「沢山学んでるのねー」と温かい気持ちで子どもの大冒険を見守ってあげましょう。
そして、イライラしなくてもいいように部屋の環境を整えることを1番に考えましょう。
くれぐれも、
「あ!やめて!」
「ダメ!」
「何度言ったら分かるの?」
など、子どもの好奇心を損なうような言葉がけをしないようにしましょうね。
また最近の子どもは、バリアフリーで過ごすことに慣れているので、保育園で体操をすると、バランスがうまく取れず段差があるにも関わらず、頭から突っ込む子も少なくありません。
0歳の子でも何度か教えてあげれば、お尻から降りる、ということを覚えます。
言葉がけと一緒で、分からないだろうと親が手取り足取りしてしまうことで、重大事故につながることもあると言われています。
沢山の好奇心が育つこの時期に沢山の環境や物に触れ、沢山の人に会い、沢山の愛情を注いで自己肯定感の土台を養ってあげてくださいね。

1歳は子どもの“やる気”を育てる時期

1歳前後から歩けるようになる子どもも増え、探索活動は更に盛んになります。
この時期の子どもは実験期と言われ、様々な実験をしながら日々過ごします。
多くのママが経験したことのある、水を出し続けて遊んだり、食卓に出された飲み物をこぼしてひろげてみたりなどは、全て子どもの実験したい気持ちからもたらされる行動です。
実験を繰り返す子どもを見て、
「も―」という気持ちも分かりますが、是非「お、学んでるな!」というおおらかな気持ちで接しましょう。
そうすることで、沢山のやる気が芽生え、好奇心が養われます。
やってほしくない行動をどうしてもしてしまうときは、似た遊びで変わるものを準備してあげましょう。
そうすることで子どものやる気はぐんぐん育っていきます!
公園遊びでも、自分の気持ちを出して楽しんでいる子どもに、親御さんが手取り足取り教えたり、子ども同士で何かあったら他のお子さんに謝ったりする姿を見る光景も珍しくありません。
日本の社会はまだまだ子どもに寛容な社会とは言えず、なかなかご自身のお子さんが発散して遊べる場も少ないかもしれませんが、子どもは子どもの中で育ち、ルールを学んでいきます。
子どもの様子を見ていると「あ、お友達から物を取りそう!」など、子どもの行動より先に大人が気づくかもしれません。しかし、そこはグっと我慢し、取ってしまった後でも遅くないので、「貸して」とするんだよ、と教えてあげてください。
そして、この場合も他の親御さんの手前だからと思って、お子さんを怒る必要なんてありません。
子どもだから仕方ない、当たり前、という態度はよくありませんが、「すみません」と伝え、自分のお子さんには是非優しく「貸して」とするんだよ、とサインなどを教えてあげてください。
沢山受容してもらった経験のある子どもは他の人を受容できる人に育ちます。
この時期の子どもに是非必要な成長過程と思って寛容に受け止めていきましょう。
また、この時期の子どもは想いを「キャー」という奇声で表現することも多い時期です。
だいたいが欲しいものを見つけたときや何か欲求があるときに出す声なので、子どもが何をしてほしいのかを見極め、欲求を叶えてあげるようにしましょう。
そして、是非「キャー」ではなく、「貸して」とするんだよと親子のサインを決めて、子どもの欲求が分かりやすいようにしておくこともオススメします。
「じゃあ、1歳はとにかく子どもにやりたいようにやらせたらいいのか」と解釈される方もいるかもしれませんが、実はそれも違います。
放任では子どもは育ちません。人と人の関わりの中、生活の中で子どもは育つものであり、1歳は社会のルールや人間界で生きていくために重要なことを学ぶ大切な時期でもあります。
だからといって、しつけと称して厳しくする必要もありません。
まだまだ産まれて1年のこの時期の子どもたちの興味を持つこと、やりたいことが、大人から見ると困ることであったとしても優しく寛容に教えて導いてあげてくださいね。
そして、くれぐれもこの時期の子どもに「我慢できない」など思わないであげてください。
自分の気持ちを沢山伝えていいんだと子どもが思える環境を創っていきましょう。

まとめ

私も第一子を育てているときは「三つ子の魂百まで」など言われてもピンとこず、この時期の子どもの成長を大切に思うことができませんでした。

保育園の園長業務をするにあたり、幼児教育や子どもの発達について深く学ぶと、3歳までの環境がいかに大切かを知り、第一子をおおらかに育ててあげられなかったことを深く後悔しました。

でも、その時期を過ぎてしまっても遅すぎることはありません。第一子にしそびれたであろう受容することをすぐに実践したところ、子どもがみるみる変化する姿も目の当たりにしています。

是非0~1歳のお子さんを育てているママたちに、子どもの発達について知ってもらい、沢山の愛を持って沢山受容してあげてほしいと思います。

また、この時期に最も大切なことは、「自分は親から愛されている」「産まれてきてよかった」という自己肯定感の土台を養い、「知らない世界を見てみたい」「なんだか楽しそう」と沢山のことに興味が持てるようやる気を育てることです。

この時期のお子さんを育てている広島のママたち、一緒に頑張りましょうね。

2歳以降の発達についてはまた次回。

 

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担当ライター