思いやりや愛情がいっぱい!三育幼稚園の親子教室に参加して感じたこと

広島市中区竹屋町にある「広島三育学院幼稚園」。キリスト系の園で、聖書の教えを基に子どもたちの個性を尊重しながら豊かな人物育成を目指しています。結論から言うと「とても素晴らしい園」!我が家も入園を検討しています。ただ、幼稚園のホームページだけでは分からない部分があるのも事実ですよね。そこで、三育幼稚園について気になっているママたちのために、私が未就園児向け親子教室への参加を通して感じた園の魅力をご紹介します。
三育学院って?
三育学院は北海道・東京都・千葉県などにもある、男女共学の私立総合学園です。広島県にあるのは、幼稚園から高校まで。幼稚園と小学校は中区竹屋町に、中学・高校は三原市にあり全寮制です。
さて、多くの幼稚園で行われているように、三育幼稚園でも毎年未就園児向けの親子教室が開催されています。2017年度(2018年)は、5月から月に2回程度開催。8月はお休みで、12月と翌年1月は1回ずつです。各回15~20組の親子で開催され、回によっては1歳6ヶ月から参加できます。
申し込みから当日の登園までで感じたこと
親子教室に参加するには、インターネットから事前申し込みが必要です。
わが家も入園を検討しているため、息子に合った環境かどうか見てみたいと思い、親子教室に申し込んでみることに。フォームに必要事項を記入して申し込みをすると、指定のメールアドレスに自動で受付完了メールが送られてきます。
私がはじめに感動したのは、そのあとすぐのことです。わざわざ「○○くんにお目にかかるのを楽しみにしています」と、息子の名前入りでメールが送られてきました。ささいなことですが、とても丁寧に感じ親子教室が待ち遠しくなったのを覚えています。
三育幼稚園と小学校は、入口も園舎(校舎)も同じです。私はてっきり幼稚園と小学校は隣接した別校舎だと思っていましたが、同じ入口・建物で1階が幼稚園の教室、2階からが小学校の教室のようでした。もちろん園庭も遊具も同じものを使っています。
園児にとっては常に憧れのお兄さん・お姉さんの姿を見ることができる、小学生にとってはお世話の対象となる幼い存在が身近にいる、お互いが刺激し合える素敵な環境です。
園に着いたらまずは受付から
親子教室は、毎回10時からスタート。受付は9時30分からです。はじめて親子教室に参加したとき、出席カードをもらいました。2回目以降は、毎回このカードを持参。参加した日付のマスにシールを貼っていく決まりです。
受付にいる先生が「今日はここにシールを貼ってね」と、子どもにも分かりやすいように◯印をつけてくださいます。たくさんあるシールのなかから1枚を選んで、ぺったん。これ、子どもがとても好きな作業ですよね。少し息子の緊張もやわらいだ気がします。
その後、子どもの名前が書かれた名札を受け取って受付完了です。
受付を済ませて上靴に履き替えたら、小学生の授業風景を横目に見ながら指定の教室へ。親子教室は、2階にある小学生の教室と音楽室の間の部屋で行われます。広い多目的ルームのようなお部屋です。
小学生の教室横を通り抜けるとき、お兄さん・お姉さんたちがいつも静かに座って先生のお話を聞いている姿に感動します。また、階段に飾ってある生徒の絵も色づかいがよく、伸び伸び描かれているのが分かるものばかりでした。
三育に入園するからには“やっぱり小学校も三育へ”と考えることもありますが、落ち着いて勉強に励む生徒の姿を見ると、とても安心します。
受付から10時までは自由時間。お部屋にいくつかおもちゃが用意されており、みんな思い思いに過ごしています。
いよいよ親子教室スタート
10時になると、受付業務を終えた先生が教室へ。みんなで丸くなって、いよいよ親子教室のスタートです。まずは園長先生のリードで、お祈り。無事に親子教室に参加できたことへの感謝の気持ちを込めながら、楽しい時間が過ごせるよう祈ります。
親子教室の内容は、英語や手遊び・歌がメインです。回によっては、お砂場遊びやプール遊びが企画されていることもあります。
手遊び・歌では、みんなで名前を言い合って「素敵なお名前ね」と言ったり、お友達と手をつないで歌ったり。
親子で「○○ちゃん大好き、神様ありがとう○○ちゃんをくださって、お母さん大好き、神様ありがとうお母さんをくださって」とハグをしながら讃美歌を歌うこともあり、心があたたまる活動がたっぷりです。
相手の存在を認めることや、自分が愛されていると実感することを大切にしてくれる園なのかな?と感じました。
ひと通り活動が終わったら、おやつの時間です。みんなで手を洗って、先生からおやつを受け取ります。これが息子にとっても楽しみな時間に。2回目以降は、おやつの時間をワクワクしながら待っていました。
おやつを食べている間に、次回の親子教室の内容や説明会の日程などのお話があります。大切なお話は子どもがおやつを食べている間に済ませてくださったので、とても助かりました。
また、おやつの前や親子教室が終わるときにもお祈りをするのですが、ひとつひとつの行動に対して感謝の気持ちを持つきっかけになりそうだなと感じました。
三育幼稚園のココが素晴らしい
私がこちらの親子教室に通っていて“この幼稚園いいな”と感じた点を、ほかにもご紹介します。
ひとつめは、在園児や先生がみんな大きな声で挨拶をしてくれることです。
先ほどもお伝えしたように、親子教室は毎回10時から。受付は9時30分スタートなのですが、どうやらこの時間は在園児が園庭遊びをする時間のようです。私が参加したときは、いつも園庭で遊んでいる園児たちが元気よく「おはようございます!」と声をかけてくれました。親子教室の受付を自主的に手伝っている子どもの姿を見かけることも。
幼稚園選びをするときは、在園児の姿に未来のわが子の姿を見ることがありますよね。園児たちはみんなハツラツとしているので、小学生のお兄さん・お姉さんの姿同様になんだか安心です。
ふたつめは、先生のレベルの高さ。親子教室は毎回同じ先生が担当してくださるのですが、この先生がすごいんです!
幼稚園の親子教室に参加する子は集団生活を経験していない幼児がほとんどで、みんな自由に振る舞っています。先生は一見厳しそうなのですが、実はとっても優しい方。子どもたちの行動を否定するような注意の仕方はしません。
例えばお片づけの時間に、おもちゃを片づけるどころか新たなおもちゃを引っ張り出そうとしている子どもがいたとします。そんなときも「そうだよね、気になるよね~先生といっしょにこっちに持ってきてくれるかな?」と声をかけていました。今すぐお外で遊びたい!と泣き叫ぶ子にも「そうよね、お外で遊びたいよね。ほら、今日は手遊びするよ!英語もあるよ」と。
息子がピアノを触ろうとしたときも、「お歌好きなの?あとでみんなと歌うよ、ここは手をはさんだら危ないからね」など、まず子どもたちの気持ちを肯定してから行動を正してくれます。多くのママたちが日々痛感しているかもしれませんが、これって意外と難しいんですよね。どうしても「今はお片づけの時間だよ」とか「そこは触ったらダメ」とか、注意から入ってしまうこともしばしば。
先生は、肯定から入る指導法がもう体に染みついているかのようで、入園後もこんな先生だったら嬉しいなと感じました。
肯定感と感謝の気持ちが育めそうな園
このように、三育幼稚園はとても魅力的な園でした。私が親子教室に参加して、個人的にこちらの園で最も気に入ったポイント。それは“相手の存在も自分の存在も認める・そして感謝の気持ちを持つ”そんな人生において大切だけれども難しいことを、三育幼稚園ならしっかり学べそうだということです。その魅力を直接確かめてみたい!と感じた方は、ぜひ幼稚園のホームページから親子教室に申し込んでみてくださいね。今後、私自身が入園説明会や 面接に進んでいった際には、また詳細をレポートさせていただきたいと思います!
担当ライター