立派なカープ坊やを育てる子育て法

小学生のころからカープファンの私。カープ人気が盛り上がっている時期に生まれた息子は自然とカープっ子に。1歳でカープの優勝に拍手し、2歳になると応援バットで野球ごっこ。今では選手を見分け、今日の先発を聞くほど立派なカープ坊やに育っています!子育てにもカープがお役立ち?!

妊娠中に黒田 投手が復帰!命名は「博樹」に決定?!

生粋のカープ女子

広島に生まれ育ち、親戚はみんな広島在住の我が家。野球のシーズンになればテレビ中継がある日は必ずカープ。中継がなくてもラジオが流れている、そんな中で成長しました。

たいして興味がなくても勝手にカープの知識が刷り込まれる環境にいたため、小学校6年生のときから一番好きな選手は大野豊さん!中高時代は学校から球場が近かったため放課後に通い、応援団の真横に陣取って1回から9回までスクワット応援をし続けていました。

当時「カープ女子」という名称があれば、私はまちがいなくカープ女子と呼ばれていたでしょう。優勝からは遠ざかりつつある時代でしたが、緒方選手・前田選手・江藤選手・金本選手、代打に浅井選手・町田選手と錚々たるメンバーは今でもワクワクしてしまいます。

カープ熱、再燃!

カープの低迷期と実家から独立した時期が重なり、カープから少し離れていた時期もありましたが、そんな私のカープ熱を呼び覚ましてくれたのは忘れもしない2014年年末。あの黒田投手の広島復帰ニュースを聞いたときだったかもしれません!

折しも長男を妊娠中。男の子なら「博樹」と名付けよう、と半ば本気で思うほど盛り上がりました。

生まれながらのカープファン

お祝いにカープグッズは広島の定番

主人は元々そんなにカープ好きだったわけではありません。お父さんが熱狂的なカープファンだったのが逆に、カープを遠ざけることになっていたようです。しかし私の、そして広島全体の流れには抗えず、今やすっかりカープファン。毎日ゴールデンタイムはカープ中継を見る家族になりました。

長男はそんな我が家に生まれます。名前こそ「博樹」にはなりませんでしたが、妊娠中からマツダスタジアム(ズムスタ)に連れて行かれ、お祝いにカープTシャツやカープユニフォーム風スタイをもらい、すっかりカープファンに育つ下地が出来上がってしまったのです。

ズムスタデビューは1歳1ヶ月

息子のズムスタデビューは1歳1ヶ月。25年ぶりの優勝がかかっている試合でした。何とか取れた内野自由席でしたが、正面にひっきりなしに通る電車や新幹線にくぎ付けで、本人ご満悦。よく分かってないながらもとても楽しんだようでした。

その後「寝ソベリア」を始め、これまでに通算6回のズムスタ観戦。チケットの争奪戦が激化する中、懸賞で当たったりチケットを譲ってもらったりでここまで観戦数を重ねることができました。

成長とともにあるカープ

そして優勝…!

そして無事、25年ぶりの優勝!!優勝の瞬間を見たくて早く寝かしつけるのに、そんな私の気配を察してかなかなか寝ない息子。そんな、広島ママの“寝かしつけあるある”に焦りながら、何とかテレビの前で立ち会えたその瞬間は、感涙モノでした…!黒田投手と新井選手の抱擁が…。今思い出しても泣けてきます。

1歳なりたての息子は、まねをしたりバイバイしたりするのが楽しい時期。テレビで繰り返し流されるバンザイのシーンが大好きで、テレビと一緒になってバンザイしている姿は、もはや立派なカープ坊や。英才教育が確実に実を結んでいることに満足感を覚えます。

着実に歩むカープ坊やへの道

成長に従いできることも増え、応援用バットを打ち鳴らして応援したり、ボールを打って野球選手ごっこをしたり、すっかり日常にカープが溶け込んでしまいました。「つぎ、丸ね!」と宣言してバットを構え、うまく投げてやるとなかなか鋭い当たりを見せたりするので驚くこともしばしばです。

自称「カープ坊やよっ!」

カープの話題でいっちょ前

3歳を前にして、息子のカープ坊やっぷりはますます板に付いてきました。会話も上手になり、いっちょ前に「きょうはだれが投げとるん?」と聞いてきます。「大瀬良よ」と答えると「おおせらかぁ」と分かった気な返事。私たちの会話を聞いているんだなぁとおかしくなります。

最近なんでも「なんで?なんで?」とうるさいので、「このなんで坊やっ!」と言うと、「ちがうよ!カープ坊やよ!」と返してきたのにはびっくりです!

数字の興味もカープから

数字に興味を持ち始めたのはカープからでした。背番号を見て、「2って書いてある!」と読めるようになってきたのです。「きくちは3と3で、さんじゅーさん!」「5と5でごじゅーごはエルドレッド!」「よんじゅーよんはだれ?」と、二桁の規則性に気づいたのは菊池選手やエルドレッド選手のおかげなのです。

カープという共通言語

最近では息子がすっかり分かった気に「丸は足がいたいのに、きょうも打ったねぇ」などと言うものだから、カープオヤジなおじいちゃんズは大喜びです。おばあちゃんとよりも会話ができる、と嬉しそう。何とかチケットを手に入れて息子を喜ばせようとしてくれるので私までホクホクです。カープという共通言語は、60歳の年の差を越してしまうんですよね。

子育てとカープと故郷

三つ子の魂百まで

私の場合は自分自身が元々カープファンで、自分のペースでカープを見て話題にしていたら子どもにも影響してしまっていた、というパターンです。あえてカープ好きに育てようとか、子育てにカープを取り入れようとか、そういった意図的なものは一切ありませんでした。そうは言っても子どもは親の影響から逃れられないもの。息子がカープ坊やになったのはごく自然な流れだったと言えるでしょう。それはきっと音楽好きな親の子どもが、自然と楽器に親しんだり、スポーツをする家庭の子どもが運動好きだったりということと同じだと思います。

良きにつけ悪しきにつけ、親の影響力は大きいものだと感じさせられます。

広島とカープ

また、地域がらもあるでしょう。家庭外でも広島ローカルのテレビを付ければ必ずカープが話題になり、街のあちこちにカープのマークやロゴが飛び交う広島では、カープに親しまないのが逆に難しいほどです。カープの服を着ていれば年配の人に「見にいくんね?しっかり応援してきてよ」と声をかけられたり、ニコニコと微笑まれたり。カープを通じて知らない人同士でも繋がっている感覚が生まれます。

この感覚を持って成長する息子は、きっとカープを通じて故郷を感じることになるでしょう。どこか遠くで生活することになっても、カープと繋がっている限り広島と、故郷と繋がっていくことになるんだと自身の経験からも思うのです。

親の思うようになるのも今だけかも?

今シーズンもまだまだこれから!息子が自分で応援したいものを選ぶようになるまで、もう少し子育てにカープの力を借りて、カープ坊やとして育っていってほしいものです。

担当ライター