うちの子は普通じゃない?言葉が遅い、表情が少ないなどの悩みを克服した子育て体験談

子育てをしていると、子どもの発達のスピードが気になりませんか?特に1歳~2歳の間で気になるのが、言葉の発達かもしれませんね。そこで今回は子どもの言葉の発達が遅い、表情が少ないなどの悩みを抱えていた、私の子育て体験談をご紹介します。いつごろ気付いたのか、その悩みからどう克服したのかなど、ぜひ参考にしてみてくださいね。

順調に成長!でも、他の子と何か違う!?

2808gで誕生した我が子は、元気いっぱいに大泣きするような男の子でした。寝ているとき以外は泣いていることが多い我が子でしたが、首すわりは3ヶ月頃、寝返りは4ヶ月頃、ハイハイは7ヶ月頃だったので、発達は順調だったと思います。
そんな我が子が他の子と何か違うと感じ出したのは、8ヶ月頃。親子スイミングに通いだして、同年代の他の子を見ることが増えたときです。
他の子は楽しいことがあったときに、満面の笑みを浮かべて嬉しそうにしていますが、我が子は無表情。笑うことが少ないんです。
振り返ってみると、音の出るおもちゃに反応はするものの笑わない、「いないいないばあっ!」をしてもジーっと見つめてくるだけ。
やっている私達が虚しくなるほど、無表情なんです!
表情が少ないのはちょっと気になりましたが「きっとクールな子なんだな」と思っていました。

言葉がでない、表情がないなどの悩みが出始める

1歳を過ぎると、子どもが「おはよう」や「バイバイ」などの身振りをするようになったと、ママ友から聞くことが多くなりました。
発達のスピードは人それぞれですが、表情が少ない、身振り手振りをマネっこしないのは、ちょっと発達が遅いのではないか…。一つ気になってくると、どんどんいろいろな行動が気になる私
「夜1時間半起きに目が覚めて泣くのも、他の子と違うの?」
「公園に連れて行くと、10分で帰りたいと泣くのはおかしいの?」
悩みは深まるばかりです。
そんな私を見て、周りはこう言いました。
○○くんは、普通だから絶対大丈夫だよ!
この言葉に勇気付けられた反面、周りの子と違うのに何が大丈夫なの?」と悩みました。
そんなある日、1歳半健診の日がやって来たのです。
1歳半健診で、ここぞ!とばかりにいろいろと相談をしました。すると、「男の子は言葉が出るのが遅い場合もあるから、2歳になるまで待ちましょう。2歳ごろに連絡しますので、そこでまた気になるようならいっしょに考えましょうね。」と言われました。
私の悩みは、一旦保留になったのです。

2歳まで待てない!思い切って療育センターに直接電話

1歳半健診から3ヶ月経ちましたが、状況は何も変わらず…。言葉も出ないし、表情も少ない我が子に対し、私はより不安が増し、主人はイライラし始めました。
主人は自称「子ども好き」でしたが、泣くばかりで笑わない我が子に手を焼き、そのころは子育てを放棄している状態。
そんな主人が「2歳まで待つ必要ない。この子のためにも、早く動け」と言いました。
子育てを放棄していると思っていた主人の口から「子どものために!」と言う言葉を聞き、行動に移す勇気をもらったのです。
私は「保健センターに電話をするより、直接療育センターに電話した方が話が早い!」と思い、広島市西部こども療育センターに電話をしました。すると、優しい声の男性が親身になって話を聞いてくれたのです。
それから、診察の予約を取り発達の具合をチェックしてもらいました。発達のチェックは、お母さんへの質問と子どもがどれだけできるかを見て判断。診断の結果は、すぐにはわかりません。2週間後、もう一度療育センターに行き結果を聞きます。
我が子の場合は、グレーゾーンで「広汎性(こうはんせい)発達障害」と言われました。

療育センターでのプログラムで子どもも私も楽になる

「広汎性発達障害」という言葉を聞いたことがありますか?私は全く聞いたことがなかったので、頭の中が「???」でした(笑)
広汎性発達障害の子は、コミュニケーションが上手くできないそうです。そのため、言葉が遅くなる傾向もあるそう。療育センターでは、そういった子どもが通う短期プログラムがあったため、プログラムに参加することにしました。
そこで学んだのは以下のようなことです。

〇今日やるリストを作る

プログラムの中では、何かを始める前にボードを使って「次にこれをする」ということを子どもに伝えていました。ボードは今日やることを一覧にして表示しているので、子どもも今日何をやるのか明確にわかるようになっています。これを家で取り入れると、子どもの動きがスムーズに!「次は何をするの?」といっしょに確認するのが楽しかったようです。(私も楽しかったです♪)

〇イラストを使って置く場所をわかりやすくする

靴を置く場所には靴の跡を描いたイラストを、カバンを置く場所にはカバンのイラストを貼って、子ども自身がわかりやすいように工夫してありました。家では、おもちゃを片付ける場所をイラストで表示。すると、片付けが上手になり、進んで片付けをしてくれるようになりました。

〇楽しい、嬉しいを共有する

2歳のプログラムは親子で参加します。歌に合わせて踊ったりマットに登ったりして、いっしょに楽しむのが基本です。プログラムの中では、おやつタイムもあります。きれいに食べられたらみんなで褒めてあげるんです!

「無表情な我が子といっしょに楽しむことはできない…」と思っていましたが、同じ空間で同じことをすることが大事なんだと気付きました。何かできるようになったり褒められたりするのは、本人も嬉しくないはずがありません!少しずつ嬉しいことを経験することで、笑顔が出るようになったと思います。

こうして私は、悩みを克服できました

療育センターのプログラムを6ヶ月受講しました。療育センターでは、言葉のトレーニングはしていません。しかし、子どもが暮らしやすく陰ながらサポートすること、もっといっしょに楽しむことが我が子の成長に大切だと学んだのです。
その後、2歳半を過ぎると言葉がだんだん出てくるようになりました。主人も、よく子どもと遊んでくれるようになりました。私は主人が子育てを放棄していると思っていましたが、我が子とどう関わったらいいのか、わからなかっただけだったのかもしれません。
我が子は今、5歳になりました。毎日うるさいぐらいにしゃべります。ちょっと黙って欲しいときもあるぐらいです(笑)昔と変わらず泣き虫なところもありますが表情も増え、いろいろな子と遊びよく笑い合っています。
そんな我が子を見て私の母は、「発達障害は治った」と言うことがあります。でも、臨機応変に対応するのが難しかったり、人の気持ちを読み取るのが苦手だったりする症状がある我が子は、やはり発達障害。
でも、発達障害って、その子の個性なんです。説明が苦手で空気を読めない個性的な我が子は、愛しい存在です。人一倍手がかかりますが、陰ながらサポートすることが楽しくて仕方ありません

みんな違ってみんな良い!自分しかできない子育てを楽しもう

言葉が出ない、表情が少ないとたくさん悩みましたが「みんな違ってみんな良い!」本当にこの言葉に尽きます。発達障害と診断された我が子ですが、とても素直で優しい子です。陰ながらサポートすれば、我が子が笑顔になる!子育ては楽しいものと思わせてくれる、個性的な我が子が大好きです。

担当ライター