0歳女児を育てる、悩み多きママの子育て記録

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出産後、次々に発覚する次女の体のトラブルに困惑する毎日。長女が0歳だったときと比べると、次女が0歳だった1年間は慌ただしく、病院まわりばかりしていたのを覚えています。そんな次女の子育て中に起こった体の悩みエピソードを紹介していきます。

退院後すぐに38度の発熱

次女を出産後退院し、子育てが始まったわずか数日後、いきなり夜間に38度の発熱。ぐったりした様子はなかったもののすぐに産婦人科に電話で相談しました。助産師さんからは明日すぐに大きい病院を受診するように言われたのです。翌日あわてて広島市内の大きな病院を受診。細菌性髄膜炎や尿路感染症の可能性もあるとしてすぐに検査することになりました。

小さい体に無数の注射針の跡

検査をする前に看護師さんから、「生後間もない赤ちゃんの血管は見えづらく、注射針を刺しにくいため、何度も刺しなおすことになるかもしれません。」という説明をされました。検査の間は、看護師さんが赤ちゃんだけを連れて行き、わたしは待合室で待つことに。次女の様子がわからないのと、何か大きな病気ではないかという不安に襲われ、いてもたってもいられませんでした。しばらくして戻ってきた次女は手と足に無数の注射針の跡があり、痛々しく包帯で巻かれていて、その姿に思わず涙が出てしまったことを覚えています。

検査の結果

血液検査の結果、心配されていた細菌性髄膜炎や尿路感染症などの可能性はないとのことでほっと一安心。ただ、血液の濃度が新生児の普通の濃度に比べて異常に濃いとのことで検査入院をすすめられました。発熱の原因がわからないため詳しく検査をしたほうがいいが特に危険性はないだろうとのことだったので、結局入院せず帰宅することに。なにより、一刻も早く帰ってしっかり授乳してあげたかったのです。その後、熱も下がり心配な様子も見られなかったため再検査することもなく元気に過ごしています。

授乳後に頻回だった吐き戻し

わが家の次女は、生まれたときからしっかりと母乳を飲む子でした。最初の頃は特に心配することもなく授乳していたのですが、生後1ヶ月頃から授乳のたびに母乳を大量に吐くようになりました。

心配だった胃軸捻転症(いじくねんてんしょう)

次女は授乳後、げっぷを出すのがあまり得意ではなかったので、吐くのはそのせいかなとも考えていました。そこでインターネットや本でいろいろ調べていると、胃軸捻転症(いじくねんてんしょう)という症状が目に留まったのです。胃軸捻転症とは、授乳後げっぷをうまく出せず、お腹が張っていたり、ミルクを吐いたりといった症状がある病気です。次女の症状といくつかあてはまり、心配になったわたしは産婦人科を受診。また、授乳ケアをしてくれる助産師さんにも相談しました。

先生や助産師さんからのアドバイス

次女の症状を話すと、先生や助産師さんから授乳期の赤ちゃんの様子を確認するポイントを教えてもらいました。

・ちゃんと飲めていて、体重が増えているかを確認

・げっぷのかわりに、おならが出ているならほとんどの場合、大丈夫

・噴水のように吐いていないか

・機嫌が悪くないか

心配していた胃軸捻転症かどうかは、見た様子で特に心配なところもなく検査も必要ないとのことでした。胃軸捻転症の場合でも、胃の位置が固定されるには自然に2~3ヶ月後治るものなので様子を見ていいとのことだったのでほっと一安心でした。

言われるまで気が付かなかった太田母斑

次女は生まれたときから、右こめかみあたりに直径4センチほどの痣がありました。痣があることは知っていたものの、蒙古斑の1種かと思い込み特に気にはしていませんでした。しかし、次女が6ヶ月検診のとき、看護師さんからこの痣は太田母斑ではないかとの指摘を受けます。わたしは太田母斑が何なのかもよくわからないまま、広島市内の大きい病院への紹介状をかいてもらい、後日予約をとって病院を受診しました。

太田母斑とは?

1歳までか、思春期に現れる青褐色の痣のことです。主に目の周りから額、頬にかけて見られます。色素を産生するメラノサイドが増殖することが原因で発症。顔面以外にも、眼球の白眼部分に色素が現れる眼球メラノーシスがあります。発症するのは日本人を含むアジア人に多く、特に患者の80パーセントが女性と言われているそうです。

太田母斑の診断方法

太田母斑は、先生が痣の写真をあらゆる角度からカメラで撮影し診断されます。次女の痣を確認した先生から太田母斑であろうとの説明を受けたわたしは、愕然としました。先生からは、治療が早ければ早いほど治療効果は高く、乳児医療費の適用も受けられるという説明を受けました。ただし、1歳児までの場合、全身麻酔を行い治療するとのこと。全身麻酔に抵抗のあったわたしは、果たして急いで治療をするべきか、悩みこんでしまうことになります。

別の方法を模索

1歳のときに治療をするかどうかをなかなか決められずにいました。1歳児で治療をすることは効果の面でもメリットが多かったからです。また、多感なときを迎える前に少しでも治療を開始しておいたほうがよいのではないかということも頭を悩ませる原因の1つでした。太田母斑が顔全体に広がっていくとどうしても人目が気になってくるのではと思ったからです。しかし、副作用の強い全身麻酔をするかどうかでひっかかっていました。帰宅後、インターネットでいろいろ調べていくうちに、広島市内にあるレーザー治療で有名な先生がいる病院を発見。早速、その病院で受診予約をしましたが、かなり人気の病院で、2ヶ月後なら予約が取れるとのことでした。2ヶ月後が経って受診したところ、最初に受けた先生との説明とは違い、焦らなくても良いと言う診断結果。また、次女の母斑がある場所は毛穴のある場所だったので、髪の毛で隠れるまで待ってはみだしたところだけ治療すればよいのではという説明を受けました。現在は言われた通り髪の毛で隠れるかどうかを経過観察中です。

聞きなれない乳糖不耐症とは?

生後1ヶ月頃から始まった吐き戻しはいつのまにかおさまっていたものの、生後半年経った頃から今度は授乳後に必ず下痢をするようになったのです。初めは何かの感染症で下痢をしているのかと思い、病院を受診したのですが下痢はしばらくおさまらず再度受診。そこで、今まで聞いたことのなかった乳糖不耐症の話を聞かされたのです。

次女は乳糖不耐症?

乳糖不耐症とは、乳糖を含んでいる牛乳や乳製品の摂取、授乳をした際などに下痢症状が出る病気です。次女は授乳のたびに下痢をするので、常にお尻がただれておむつかぶれを起こしていました。そんな次女の下痢の様子から、乳糖不耐症の可能性もあるとして、ミルラクトと整腸剤を処方されたのです。授乳は頻回だったため中止するわけにもいかず、しばらく様子をみることに。しばらくは、薬が効いているような感じはあったのですが、下痢がぴたっとやむことはありませんでした。それからは症状がひどくなることはなく2歳になった現在も、乳製品を飲んで下痢をするという様子は見られません。しかしそのうち、また同じような症状があれば検査をしてみたいと思っています。

最終的な決断は母の勘

今回紹介した、わたしの悩みエピソードは、どれも0歳児のときの次女の体に起こったトラブルです。信頼のおける先生としっかり相談し、母親が納得した決断を出すことが子育てをする上で大切だと感じました。

担当ライター

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