4時間のスピード出産!初めて妊娠した私の出産体験記

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2016年に初めての妊娠が判明!初産は予定日より遅れる、分娩時間は長くかかると聞いていたものの、予定日より2日早く4時間の出産を経験しました。そのときの体験談、陣痛中に必要だったものと必要でなかったものを紹介します。 

出産前日にしていたこと

妊娠後期はとにかく歩きまわっていた私。真夏だったので重い体にはこたえましたが、太りたくない、安産で出産したいという思いから最低2時間は歩いていました。
出産前日も猛暑の7月。出産予定日1週間前から手伝いにかけつけてくれた母と共に広島で過ごしていました。
出産前日にしていたことをまとめてみました。

・広島の本通り商店街アーケード内で涼みながらウォーキング

・一番暑い昼間は喫茶店でかき氷

・百貨店の1階から屋上までの階段を往復2回

ウォーキングはいつもしていたことでしたが、階段の上り下りは初めて。百貨店の屋上までというと、おそら10階くらいまであったように思います。普段はエレベーターやエスカレーターを利用するので、階段を使うと体力の消耗がはかりしれません。しかも当時は臨月の妊婦。妊娠前の体重プラス8キロという重い体を必死に支えながら、ゆっくりと屋上まで登りました。なぜ階段の上り下りを始めたのかというと、いつもと違う動作をすると出産が早まる!というジンクスを聞いていたから。真偽のほどは分かりませんが、少なくとも私には効果があったようです。

それに付き合わされる母はたまったものじゃありません。「こんな毎日が続いたら私の方が先にバテちゃう。お願いだから早く産まれてほしいわ!」と嘆いていました。今考えても真夏に臨月の妊婦がやることじゃなかったかも…あの頃の自分の元気さに驚きます

お腹が痛い…もしかして陣痛?

その日母は私たち夫婦のアパートで宿泊。私と母は同じ部屋、夫は別の部室で 眠っていました。妊娠後期になってからやたらと頻尿になっていた私は、真夜中にトイレで目を覚ますことが少なくありません。その日もいつもと同じように深夜に目が覚めました。
なんとなくお腹が痛い。でもちょっとした腹痛かな?という感じでトイレに直行。ただ用を足したあとも痛みが止まりません。しかもだんだん強くなっている感じ。出産予定日よりも2日早かったので、これが陣痛だと分かるまでは時間がかかりました。「初産って予定日より遅れるっていうのが大半じゃなかったっけ?とにかく陣痛の間隔を計らなきゃ…!」慌てて携帯を手に取り、じーっと時計を見つめました。でも10分に1回どころか、もっと速いペースでの痛み「これはさすがにまずい!」と思い、夫を叩き起こしに行きました。起こされた夫は、「え?」という反応でぼーっとしたまま。まだ寝ぼけまなこでわけが分かっていないようでした。ことの重大さに気づいていない態度にイラっとし、次に母を起こしました。母はすぐに事態を把握。「産院に電話しないと!」とすぐに電話をかけてくれたのでした。

陣痛から出産までは4時間のスピード出産

母が産院に電話をかけたものの、初産だからもう少し様子を自宅でみてくださいとのんびりしとした回答。「これはどう考えても陣痛です!だから連れて行きますので!」と強めの口調で言い放った母は頼りになる存在そのもの。
夫が車を運転し、母に支えられながら車の揺れに耐えて産院に到着。すぐに服を着替え、子宮口をチェック。十分な開きだったようで、陣痛室のベッドで横になりました。

陣痛はとにかく痛い!必死にヨガでならった呼吸法をしながらいきみ逃しを行いました。夫もゴルフボールとテニスボールで応戦。私が合図したら夫がボールを押す、合図したら一旦休憩という動作を繰り返しました。すると下腹部に温かみが…。破水をしてからは一気にクライマックス。分娩台へと移動し(この移動が本当に辛かった!自力で移動しました)、ものの30分で出産を終えました。
自宅での陣痛を含めてトータル4時間。かなりの安産、かなりのスピード出産だったと思います。助産師さんからは「本当に上手なお産だった!」と褒めてもらうほど。
痛い痛いと叫ばず、慌てず、ひたすら呼吸を意識したのが安産のカギだったと思います。

陣痛中必要だったもの

陣痛に備えてかなりのグッズを用意していました。妊婦向けの雑誌や情報サイトにもたくさん例が掲載されているので、これから出産を迎える妊婦さんは参考にしてみるといいかもしれません。
陣痛中、これは必要というものをまとめてみました。

・ゴルフボール

・テニスボール

・夫

・短く吸い、深く吐くという呼吸法

私の場合ゴルフボールは肛門、テニスボールは恥骨を押すために使いました。どこを押せば楽がというのは人によって違うようです。誰かに立ち合いをしてもらう場合は、ぜひ協力してもらってください!かなり痛みが和らぎますよ。
そして。精神的にもかなり助けられました。がんばれ、とは言わず、ひたすら私の名前を呼んでいた夫。ゴルフボールを力いっぱい押すのは体力が必要だったと思います。二人で出産を迎えているという感覚にもなれたし、立ち合いができて本当によかったです。
最後の呼吸も、陣痛のいきみ逃しに一役買いました。深く長く息を吐くと、不思議と痛みがやわらいだように思います。どれは陣痛に役立つかは人によって違うかと思いますが、何か参考になるものがあれば幸いです。

陣痛中必要でなかったもの

スピード出産だっただけに、必要なかったものもありました。

・飲料

・ちょっとしたつまめる軽食

・うちわ

上記の3つは出産が長期戦になったときに必要なのかなと思います。実際、丸2日ほど出産に時間がかかったという友人は、食事や飲み物が必要不可欠だったようです。
スピード出産かどうかはそのときになってみないと分からないので、おにぎりや飲み物など、家族に頼んでおくといいかもしれません。

どんなお産になるかはお楽しみ?!

今回は出産までかなり短時間だった私の妊娠中の体験を紹介しました。陣痛中必要なものは人によってさまざま。いろんな人の意見を参考にして、出産にのぞんでくださいね。

担当ライター

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