自然の中で“生きる根っこ”を育む！広島市安佐南区の「戸山の森のようちえん おてんとさん」を取材！

「戸山の森のようちえん おてんとさん」ってどんなところ？

まずは、「戸山の森のようちえん おてんとさん」がどのような場所なのか、またその魅力をご紹介します。

広島市中心部から車で30分！森で「生きる力」を育む森のようちえん

「戸山の森のようちえん おてんとさん」「は、広島市中心部から車で30分程度の場所にある安佐南区沼田町阿戸・吉山の戸山地区を中心に活動している「森のようちえん」。「森のようちえん」とはデンマーク発祥の子育て術で、園舎を持たず、毎日森へ出かけるスタイルが一般的です。

「戸山の森のようちえん おてんとさん」は園舎がなく、戸山の自然のなかで1日のほとんどを過ごします。もちろん、お弁当も森の中。毎日ピクニックのような感覚で通える場所です。
週1回、野外炊飯を行い、子どもたち自ら野菜を切ったり火をつけたりして料理をします。また、四季の移り変わりを肌で感じられる春のタケノコ掘りや田植え、夏の川遊びといった体験も。「戸山の森のようちえん おてんとさん」は、季節の行事も充実している贅沢な場所です。

「戸山の森のようちえん おてんとさん」の魅力

広島市安佐南区にある「戸山の森のようちえん おてんとさん」では、大人は見守り役。「教えない」「決めつけない」を意識して、本当に危険なとき以外、大人は手を出しません。これは、子どもたち自らが育つ力を信じているからこそ。その結果、子どもたち自身がどう行動すればよいか考える力を育み、年齢に関係なく「一緒に生きる」という感覚が芽生えます。

「子どもたちの想い」を尊重した保育を徹底する「戸山の森のようちえん おてんとさん」。実際の子どもたちの様子を取材してきました！

森で泥だらけ、虫や草木と遊ぶ！“生きる根っこ”を育てる本物の体験とは？

今回の取材では、通称「宝石山」にGO！きれいな石などがたくさんあることから、子どもだちが考えたネーミングだそうです。イキイキとした子どもたちの姿に、大人も学べることがたくさんありました！

基本は外！自然に触れながら生きる力を育む

園バスで登園してきた子どもたちは森の入り口で朝の会をし、早速森へ。鋪装された道はなく、ふかふかの土の上や大きな石が転がった不安定な道をどんどん進みます。
「整地されていないところをしっかり自分の足で歩くことで体の軸が作れるんです」と話してくれたのは、園長の今田典子先生。

子どもたちは、着替えやお弁当が入った大きなリュックを自分で背負って力強く歩いており、とっても頼もしい姿を見せてくれました。年長さんのなかには、年少さんに「持ってあげようか？」と優しく声をかける姿も。毎日異年齢交流ができるのも魅力的ですね。

森の中で子どもたちは石を拾ったり虫を見つけたりと、思い思いに楽しみます。「こんなの見つけたよ！」と見せてくれたのは、まるでガラスのように透き通った石！他にもハートの形をした石やキラキラした石なども。まさに宝の山です。

「見て！木のブランコだよ」と、森に生えている木を遊具のようにして遊んでいる子も。「遊具やおもちゃがなくても、自分たちで“楽しい”を見つけて毎日のびのびと過ごしているんです」と園長先生が教えてくれました。

「子どもたちが森に入ることで森が整備され環境保全にもなるんです」と園長先生。体をしっかり動かしてさまざまな体験や学びが得られる一方で、子どもたちが美しい森を作っているんですね。

子どもの“やりたい！”を大切に♡大人は見守り係

大人たちは、基本的に子どもたちを見守る係。困っているときは問いかけをして、子ども自身で答えをみつけられるサポートをしているそうです。「大人がどれだけ良い環境を作ってあげられるかが大切なんです」と園長先生。
また「これをしないといけないということはなく、子どもたちのやりたい気持ちを尊重しています」とのこと。これも「生きる根っこ」「を育て、立場に関係なく「一緒に生きる」ということが、学べる工夫のひとつではないでしょうか。

ときには、パパやママが参加できる日もあるそう。「戸山の森のようちえん おてんとさん」ならではの体験を子どもと一緒に楽しむことで、親子で一緒に成長していけます。

ママも「おてんとさん」のトリコ♡リアルな声をインタビュー

取材当日は保護者も参加OKの日で、ちょうど年中さんのママも来られていたので、お話を聞くことができました。

Ｑ：「戸山の森のようちえん おてんとさん」に入ったきっかけは？
初めての子育てに奮闘していた頃、園長のりさんのお話会で保育の様子や活動の根っこにある想いを知って自然保育に興味を持ちました。お散歩会など森での体験を親子で重ねたことで安心して入園を決められました。

Ｑ：「戸山の森のようちえん おてんとさん」のお気に入りポイントは？
自然のなかでのびのびと過ごす子どもたちの姿や、活動場所の美しい自然が気に入っています。うちの子は控えめな性格だったのですが、子どもが自分で決めて行動できるようになった頼もしい成長ぶりも、通わせてよかったなと思えるポイントですね。そんな姿を見て、私自身も「この子は大丈夫！」と思えるようになり、母として強くなれた気がしています。

広島の自然を堪能した保育をする「戸山の森のようちえん おてんとさん」は、子どもたちだけでなく、「パパやママも一緒に成長できる場所。「園長先生も「小学生や中学生になってくるといろいろな問題にぶつかりますが、ここでの経験から、問題解決に向けて親子で一緒に考えられる力が身につくんです」と話してくれました。不安になりがちな進学も、前向きになれますね。

「戸山の森のようちえん おてんとさん」をもっと知りたい！森のおはなし会・おさんぽ会を開催

広島市安佐南区の「戸山の森のようちえん おてんとさん」では、2026年度も入園児を募集中です。興味がある方は、より詳しく「戸山の森のようちえん おてんとさん」について知れる「森のようちえんのおはなし会」や「森のおさんぽ会」に参加してみるのがおすすめ！それぞれどのような会なのか詳細をご紹介します。

園長先生のお話を間近で聞ける「おはなし会」も！

「戸山の森のようちえん おてんとさん」の園長である今田園長先生は、保育園で10年間勤務していた経歴の持ち主。出産を機に退職後、デンマーク発祥の「森のようちえん」に出会い、県外での研修を経て広島で「戸山の森のようちえん おてんとさん」を設立しました。自身も3人の子どもを育てるママです。

そんな園長先生が開く「森のおはなし会」は、園の様子を紹介してくれる会。園長先生の話を聞いたり子どもたちの動画を観たりと、ママやパパたちが思ったことを共有する交流の場でもあります。親として子育てに感じていたちょっとした不安や悩みを解決するヒントが見つかることも。子育ての参考になる話も聞けるので、ぜひ気軽な気持ちで参加してみてくださいね。きっと心がふわっと軽くなりますよ♡

※参加費：1,000円（税込）／各会場の定員10名
※子ども連れOK、飲食持ち込みOK

園での過ごし方を実体験できる「森のおさんぽ会」も必見！

「森のおさんぽ会」は、親子で森に入って「戸山の森のようちえん おてんとさん」の過ごし方を実際に体験できるイベントです。まるで体験入園のような気分で参加できるため、入園を考えている方、子どもの預け先を探している方にとってぴったり！
また、夏休みには幼児だけでなく小学生を対象にした「おさんぽ会」も開催されます。家族みんなで参加するのも楽しそうですね♪森の中でデジタル機器から少し離れて、親子でワクワクする時間を過ごしてみてください。きっと親子の絆も深まりますよ♡

親子で一緒に成長できる！「戸山の森のようちえん おてんとさん」2026年度（令和8年度）入園児募集

広島の豊かな自然のなかで過ごす「戸山の森のようちえん おてんとさん」は、2026年度の入園児募集中！本物の自然を通じて「生きる根っこ」を育める場所です。そんな子どもたちの姿を見て、パパやママも一緒に成長できるのも「戸山の森のようちえん おてんとさん」ならでは。まずは「森のようちえんのおはなし会」や「森のおさんぽ会」に参加して、その魅力に触れてみてください。きっとわが子を通わせたくなりますよ♡