ハイセンスなのに実は福祉デザイン!?ウワサのリノベマンションを取材

この記事をシェアする

まるで雑誌の世界のような、一枚のキッチンの写真。新築かな?と思いそうですが、実はこれ、フルリノベーションした中古マンションなんです。
しかも、このマンションリノベ、おしゃれなだけじゃありません。年齢を重ねても、車いすでも、誰もが快適に過ごせるバリアフリー仕様。今まであなたが持っていた福祉デザインのイメージを覆す、ハイセンスなおうちなんです!
どんなに難しい要望も、予想以上のデザインで答えてくれるのは、広島の設計事務所「スタジオカンロ」。機能もデザインも妥協したくないおうち探し中のママ、必見!おしゃれなバリアフリー住宅の全貌をご紹介します。

実はバリアフリー?!おしゃれなのに暮らしやすい機能性◎の部屋

まるで雑誌の1ページ♪「好き」と「こだわり」が詰まったYさんのお宅

今回伺ったのは、広島市南区にあるYさんのお宅。壁や設備を一度すべて取り払う“スケルトンリノベ”を行い、中古マンションを間取りごとつくり変えているといいます。

室内はモノトーンで統一されていて、センス抜群!まるでおしゃれカフェみたい♪
でも実はこちらのお宅、ただデザイン性に優れるだけではないんです。なんでも“福祉デザイン”になっていて、室内は段差のない完全バリアフリー設計なんだとか!

リノベーションはここまでできる!機能もデザインも諦めないバリアフリー物件

障がいを持つお子さんをお持ちで、お子さんの通院や車いすでの暮らしやすさを考えて「このエリアにバリアフリーの家を」と思い立ったというYさん。でも建売住宅だとバリアフリー物件は少なく、かといって注文住宅だと予算的に難しく…そこで選んだのが、予算内で希望が叶うマンションの中古リノベだったとか。
そして、広島の建築設計事務所「studio KANRO(スタジオカンロ)」に、物件探しからお願いすることになったそう。

広いキッチンから直接、洗面所とバスルームに行ける動線

室内を見てみると、車いすでの移動を考え、キッチンやサニタリーももちろん段差なし。扉はすべて、開けやすい引き戸に!
「子供のためにバリアフリーにしたけれど、私自身もとても暮らしやすいんです。最初からバリアフリーにしておけば、老後に必要性を感じてからリフォームするよりコスパもいいですよね」
とYさん。たしかに段差がないと移動がしやすいだけでなく、お掃除も楽そう♪これからおうちを持つ子育て世代にとって、バリアフリーって実はすごくおすすめなんです!

工夫が満載!福祉デザイン×おしゃれを追求した室内

おうちの中にはほかにも、Yさんの細かな要望を反映した工夫がたくさんありました♪

マンションとは思えない開放感!土間を広めにとった玄関

出典:スタジオカンロFacebook

まず注目なのが、「本当にマンション!?」といいたくなる広い玄関。
バギーでの出入りを考えて、土間スペースをあえて広めにとっているんだとか!壁面にはシューズラックがあり、使い勝手もよさそう。ベビーカーをよく使う子育てママにとっても、参考になるつくりですね♪

おうちにいるだけでテンションが上がる!「大好き」だけを集めたインテリア

最初にも触れたとおり、Yさんのお宅は壁や建具などはもちろん、家具や生活用品もモノトーンで統一されています。こうしたアイテムはどれも、Yさんが厳選した“本当に好きなもの”ばかりなんだとか♪
「子供と家で過ごすことが多いから、家にいてもテンションが上がるって大事なんです」
とYさん。好きなものを揃えて、気分が上がる環境を自分でつくるって素敵ですね!

機能性ももちろん重視。たとえばこちらの床は、スタジオカンロの建築士さんの提案で、車いすでも傷つきにくい樹脂素材のフロアタイルを使っているそう☆

部屋の至るところに設置!”アイアンバー”が大活躍♡

Yさんのお宅ならではなのが、キッチンやリビング、寝室などの天井に設置されているこちらのアイアンバー
一見インテリアの一部にも見えますが、実はお子さんが使う心電図などの医療機器を吊るすときに使うものなんだとか。
しかもそれだけでなく、医療用のチューブをぶらさげて乾かしたり、洗濯物を干したりと、家中で活躍しているそう☆植物を下げて飾るのにもぴったりだし、これはぜひマネしたい!

壁は可動式!未来を見据えたリビング♪

シェルフつきのリビングの壁にも秘密が!実は壁自体が可動式になっていて、間取りを変えることができるそう。将来お子さんのベッドをリビングに置くことも考え「間取りを変えられるように」とお願いしたところ、建築士さんが考えてくれたといいます☆
間取りを簡単に変更できるのは、生活スタイルがどんどん変わる子育て世代の家づくりでは特に魅力的ですよね。

一見おしゃれな普通のトイレも、実は考え尽くされた福祉仕様!

トイレも車いすで入りやすいよう、そして介助がしやすいよう、細かい幅まで計算してつくられていました!床にはヘキサゴンタイル調の床材を使用し、テイストもシックなカラーで統一していて、おしゃれさを追求することも忘れていません♪

おしゃれなだけでなく、障がいがあっても暮らしやすい、細かい工夫がたっぷり詰まったYさんのお宅。これから家づくりを考えているすべてのママの参考になる、魅力満載のおうちでした!

住む人の気持ちにとことん寄り添う♡広島の建築設計事務所「スタジオカンロ」

これだけ機能的かつハイセンスな中古リノベを手掛けた「スタジオカンロ」って、いったいどんな会社なんでしょうか?

新築からリノベーションまで!妥協しない家づくりが魅力「スタジオカンロ」

出典:スタジオカンロ公式サイト

「スタジオカンロ」は、広島を拠点に西日本で活躍する建築設計事務所。今回のようなリノベーション物件のほか、新築の注文住宅や店舗・オフィスなどの設計も行うそう。

出典:スタジオカンロ公式サイト

設計を手掛けるのは、スタジオカンロ代表で一級建築士でもある内野康平さん。丁寧なヒアリングが評判で、理想の暮らし方をきちんと聞いたうえで、資金計画を立て、要望を叶えるための最善の方法を考えてくれると評判です♪

子育て世代からシニア世代まで♪バリアフリーリノベもおまかせあれ!

Yさん邸のリノベ工事風景
出典:スタジオカンロ公式サイト

スタジオカンロが得意とするのがバリアフリーリノベで、そのきっかけとなったのが今回のYさんとの出会いだったとか!

Yさんいわく、「おしゃれで福祉にも対応の中古リノベを」という想いでいろんな住宅会社に問い合わせるも、なかなか要望を聞いてくれるところが見つからず…。そんなとき出会ったのが内野さんで、福祉デザインの中古リノベを「ぜひやってみたい!」と快く引き受けてくれ、細かな注文にも丁寧に応えてくれたといいます。

以降、スタジオカンロではバリアフリー物件を積極的に引き受けるようになり、今ではバリアフリーに興味を持つ子育て世代・シニア世代の両方から問合せが多いそう☆

センスが光る♡好みに寄り添うアドバイスも魅力

スタジオカンロでは、インテリアに関しても住む人の希望を細かく聞きつつ、ときには「こんな感じはどうですか?」と好みに合いそうな提案もしてくれるそう。
Yさんのお宅でひときわ目をひくキッチンカウンターも、本棚の背面だけあえて黒にするデザインは内野さんの発案。背面を黒にすることでいいアクセントになるし、カラフルな絵本も際立って綺麗に見えますね♪

オリジナルのインテリアアイテムも注文可能!

もうひとつスタジオカンロが得意とするのが、特注アイテムの制作。要望に応じて家具はもちろん、ドアノブやランプシェードなんかもつくってくれるんですって!
実は、Yさんのお宅にあったこちらのおしゃれなスツールも、スタジオカンロ作。シートには岡山県産のデニムが使われているそう!

物件探しから家具づくりまで引き受けてくれて、しかも細かい要望まできちんと聞いてくれるスタジオカンロ。「妥協しない一生もののおうちを!」と考えている人は、特に必見といえそうです♪

その要望、スタジオカンロが叶えてくれるかも♡

スタジオカンロは、福祉デザインのような複雑な要望でも全力で取り組んでくれる建築設計事務所。中古リノベを考えているけど、なかなか「ここだ!」という住宅会社が見つからない広島ママは、ぜひ一度スタジオカンロに相談してみて♪あなたの理想のさらに上を行く家づくり・リノベーションが叶うはずですよ。

株式会社スタジオカンロ

所在地

本社:広島市中区竹屋町3-32

電話番号

090-8228-4291

公式サイト

https://studio-kanro.com/

Facebook

https://www.facebook.com/studio-KANRO-195989250950121/

Instagram

https://www.instagram.com/studio.kanro/?hl=ja

担当ライター

この記事をシェアする