出すぎるのも困る!出産後に気づいた母乳過多の苦労

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「私は母乳がどれぐらい出るかな、母乳育児できるかな」と妊娠中は思っていましたが、フタを開けてみたら母乳が出すぎる”母乳過多”でした。母乳が出やすくなる食べ物やマッサージ法などはネットでたくさんヒットするのですが、母乳過多を抑える方法ってなかなかない…。そこで今回は母乳過多で苦労したこと、こうしたら母乳育児しやすくなったなどを紹介したいと思います。

母乳がどれだけ出るのかは、出産するまでわからない!

妊娠中に「ちゃんと母乳が出るのだろうか…」と心配する人も多いですよね。何を隠そう、私も妊娠中に母乳の出具合を心配していたうちの一人。母乳が出なかったらどうしよう…、母乳が出やすい食べ物を今から食べておこう!など、妊娠後期は母乳のことで頭がいっぱいでした(笑)。

でも、母乳がどれだけ出るかは、出産して授乳を始めるまではわからないもの。実際、母乳が出なかったらどうしようと心配をしていた私は、母乳が出すぎてしまう“母乳過多(母乳分泌過多症)”だったのです!

母乳過多で困ったことベスト3!

母乳の出がいいことはとてもありがたいことですが、困ったことも多々あるんです!その中でも私が「もう嫌!」と思ったベスト3をご紹介します。

第3位:母乳が漏れて服が濡れる
生後1ヶ月を過ぎたころから、私も外出をするようになりました。ときには子どもを実家に2~3時間預けて、外出することも。最初の1時間は何ともないのですが、2時間を過ぎるとだんだん母乳パットが重くなり始めます。そして、3時間経過すると溢れ出した母乳をパットが吸収しきれなくなり、服のおっぱい辺りがじんわりと濡れてくるのです(泣)。おっぱいのところだけ濡れているので、恥ずかしくて恥ずかしくて…。こうなったら、まだやりたいことがあってもすぐに帰宅するしかありません。

第2位:おっぱいがガチガチに固くなる…
産婦人科で「片方授乳し終えたら、今度はもう片方のおっぱいに切り替えて授乳する」と指導された私。最初はその指導通りのやり方で、子どもに授乳をしていました。でも、その方法で授乳をすると、両方のおっぱいがガチガチに!おっぱいが張りすぎてとても痛いので、泣きながら搾乳をしていました。

第1位:授乳する度に子どもがむせて大泣きになる!
一番困ったのは、授乳のとき!毎回、子どもがむせて大泣きになってしまうんです。最初は「まだ母乳を飲むことに慣れていないから、むせちゃうのかな?」と思っていたのですが、1週間経っても、1ヶ月経っても毎回むせる…。授乳の度に大泣きされるため、だんだんこの時間が苦痛になりました。

母乳過多の私がやった対処法とは

私が困ったベスト3の対処法を以下にまとめました!ぜひ参考にしてみてくださいね。

その1:布製と使い捨てのダブル使いで母乳漏れを防ぐ!
外出するときや授乳が3時間以上空きそうなときは、布製の母乳パットと使い捨ての母乳パットを両方使うことにしました。2時間ほどしたら布製の母乳パットを外し、残りの時間は使い捨ての母乳パットのみで対応。こうすると1枚のパットでは吸収しきれない分もカバーできるし、服が濡れる心配もありません。交換は布製パットをサッと取り出すだけなので、外出先でも素早くパット交換できますよ!

その2:授乳は片方ずつ、搾乳は控える!
おっぱいが両方張るとしんどいので、授乳するときは片方のみ与えることにしました。最初は授乳していない方のおっぱいがパンパンに張って辛かったのですが、次の授乳でしっかり飲みきってもらえるのでだんだん楽になりましたよ♪おっぱいが両方張ってしんどいというママは、ぜひ片側授乳をお試しあれ。
また私の場合、搾乳すると一時的には楽になるのですが、数時間するとおっぱいがガチガチになって痛みを伴っていました。搾乳は母乳の生産を促すようなので、少し軽くなった程度に留めておいた方がいいかもしれませんね。私は搾乳を控えてから、おっぱいに強い張りを感じることがなくなりました。

その3:刺激を感じたら授乳を一時中断!
子どもが授乳の度にむせるので、私は母乳外来へ相談しました。すると、

「赤ちゃんが母乳を飲み込むペースと、ママの母乳の出るペースが合っていないのかも。母乳が一気に口へ入ってくるから、しんどかったのかもね。それから、おっぱいが張った状態で授乳すると母乳がすごい勢いで出るからむせちゃうよ。」

と言われたのです。なるほど、母乳でおぼれそうになっていたのか!こんなときは、

・授乳をする前に搾乳する
・授乳中おっぱいにツンと刺激を感じたら一時中断して、母乳が出る勢いが落ち着いてから授乳を再開する

といいそうです。私は搾乳がどうも苦手なので、授乳中に一時中断する方法を試してみました。やり方は次の通り。

  1. 授乳をする前にタオルを手元に準備しておく
  2. いつも通り授乳をする
  3. おっぱいにツンと刺激を感じたら子どもの口を離し、タオルを乳頭に当てて母乳の出る勢いが落ち着くまで待つ
  4. 母乳の出る勢いが落ち着いたら、授乳を再開する

 

このやり方を始めてから子どもが授乳中にむせることもなくなり、授乳後も泣かずにスッと寝てくれるようになりました!

対処法を見つけて授乳期を乗り切ろう!

母乳の出がいいと羨ましがられることも多いのですが、母乳過多なりの苦労もあります。ほとんどの場合、母乳量は徐々に落ち着いてくるので苦労するのは最初だけ。ちなみに、私は3ヶ月ほどで母乳量が落ち着きましたよ♪母乳過多のママ、自分に合った対処法を見つけてゆるりと頑張ってくださいね。

担当ライター

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