お食い初めに必要な“アレ”は準備した?わが家の場合

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第一子となると、行事ごとにどこまで準備すればいいのか悩むもの。お食い初めの場合も直前になっていろいろと必要なことがわかり、慌てて準備しました。広島にはお食い初め用の仕出しをしているお店もたくさんありますが、自宅でのお祝いを考えている方のためにわが家の場合を振り返ります。

歯固め石って何?!

恥ずかしながら、お食い初めの内容について私がちゃんと調べだしたのは、お祝いの日まで1週間をきってからのことです。具体的に何をするのか把握していなかったものの、日々の娘のお世話にいっぱいいっぱいで、つい準備を先送りにしてしまっていました。
ネット上で必要なものについて調べていたとき、まず驚いたのは石を用意しなくてはならないということ。「丈夫な歯が生えてきますように…」という願いを込めて、“歯固め石”を用意すると言います。本来であればお宮参りの際に神社からいただくことも多いようですが、わが家の場合はお宮参りがまだだったので石も手元にありません。調べてみると「神社の境内や河原で拾ったものでも良い」ということだったので、戌の日のお参りをした護国神社まで出向き、なるべく形の良い、1~2cmほどのものをいくつか拾ってきました。
当日までにきれいに洗って乾かし、お祝いが終わったら後日拾った場所に返却。余談ですが、お皿の上に乗った石を見た両親・義両親は、「歯固め石」のことを知らなかったようでした。地域差もあるのかもしれませんが、全国的な風習となってきたのはここ最近のことなのかもしれませんね。

鯛の姿焼き、赤飯は義実家にお願い

見た目も華やかで、いかにも縁起物というイメージの鯛の姿焼きと赤飯。この2品については、ありがたいことに義両親・義祖母から用意したいという申し出があり、お言葉に甘えることにしました。
お赤飯は、義祖母の手作りを。自分で作ったこともないので、とても助かりました。迷惑じゃなかったかな?と思いましたが、「かわいいひ孫のため!」とはりきって用意してくれたとのこと。当日はお祝いをするわが家まで来ることができないので、こういった形で参加できることを喜んでくれていたようです。
鯛の姿焼きは、義両親が近くのスーパーに予約してくれていたようです。THE・お祝いというような見事な鯛のおかげで、お食い初めのお膳がとても華やかになりました。自宅には大きな魚が入るようなグリルもオーブンもなく、スーパーで調理までしてもらえたのもありがたかったです。魚の仕入れ状況にもよるので、スーパーに頼む場合は前日までに予約をしておいた方が安心ですよ。

お煮しめ、お吸い物は手を込めて

かわいいわが子のお祝いごと、まだ食べられないにしても何かひとつくらいはちゃんと作ってあげたいし、両親や義両親に「ちゃんとできます!」というアピールもしたい…。ということで、お煮しめ、お吸い物だけは手作りすることにしました。
失敗することも考えて、お煮しめの下準備は前々日から。娘を寝かしつけてから台所に立ち、せっせと慣れない飾り切りに取りかかります。普段は粉末タイプのもので済ませるお出汁も、がんばってかつお節からとることに。途中で娘の授乳をしたりもう一度寝かしつけたりとなかなかスムーズに進まず、結局翌日になってようやく完成しました。娘の口につけることも考えて薄味で調理したのでおいしいと言えるかは微妙ですが、器に盛り付けるとそれなりに形になったように思います。
お吸い物は当日に準備。良縁を願って蛤のお吸い物を用意するようですが、季節的に蛤が手に入らず、アサリで代用しました。形式的にはやっぱり蛤の方が良いのかな?とも思いましたが、小ぶりなアサリの方がなんだかかわいらしく見えるし、安く済むというメリットも。砂抜き処理済のものを購入したので、すぐに調理することができましたよ。

衣装はネットで袴風ロンパースを購入

娘用の晴れ着を用意することも忘れており、慌ててネットで探しました。写真にも映えるように、ピンク色の袴風ロンパースをチョイス。お食い初めのお祝い前日には届き、デザインもとてもかわいらしかったので気に入りました。
ちょっと失敗だったかな?と思ったのは、ジャストサイズを購入してしまったこと。晴れ着というだけあってほかに着る機会がなく、お食い初めのお祝いで1度着たきりでサイズアウトしてしまいました。もうひとつ上のサイズを購入していれば、桃の節句でも着せてあげられたかもしれません。お食い初め前後にほかのお祝いごとがある場合は、数回着用できるようなサイズのお洋服を選んであげても良いと思います。

大事なのはお祝いしたいという気持ち

いろいろと私なりに準備したものの、器や箸までは手が回らず、きちんと形式に則れたかは自信がありません。もう少し余裕をもって取りかかれば良かったと思うこともありましたが、それでも家族そろって良いお祝いができたと思います。
育児をしながら行事ごとの準備をするのはとても大変なこと。赤ちゃんの健やかな成長を願う気持ちがあれば、形にこだわらなくても良いのかもしれませんね。

担当ライター

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