尾道の神社仏閣！一度は行きたいおすすめパワースポット10選

持光寺（じこうじ）

出典： 持光寺

持光寺は「あじさい寺」としても親しまれていますが、秋には紅葉が境内を彩ります。延命門をくぐった先に見える紅葉は、息をのむ美しさ。持光寺には、ユニークな体験「にぎり仏」作りがあり、粘土を握って自分だけの仏様を作ることができます。小さなお子さんでも楽しめる簡単な作業なので、旅の思い出作りにぴったり。自作の仏様を眺めれば、愛着もひとしおです。願い事をしながら粘土を握ることで、心を落ち着かせて、自分と向き合う静かな時間を過ごせます。尾道水道を望む静かな境内で、世界に一つだけのお守り作りを体験してみてはいかがでしょうか。

天寧寺（てんねいじ）

天寧寺は、三重塔「海雲塔」と尾道の街並みが織りなす風景が魅力のお寺です。特に、塔越しに望む尾道水道やしまなみ海道の景色は圧巻。境内には、釈迦の弟子の一人である賓頭盧（びんずる）さんの像「さすり仏さん」が安置されており、自分の体の悪い部分と同じ場所を撫でると良くなると言われています。ご家族の健康やお子さんの健やかな成長を願って、優しく撫でてみましょう。また、堂内にずらりと並んだ五百羅漢像は迫力満点です。一つひとつ表情が違う羅漢様の中から、自分や家族に似た顔を探すのも楽しい時間になることでしょう。

千光寺（せんこうじ）

出典： 千光寺

尾道といえば有名なのがこちら！千光寺は、朱塗りの本堂「赤堂」が鮮やかなお寺です。千光寺公園から続く道のりは、ロープウェイの利用が断然おすすめ。山頂からの景色を楽しみながら、子連れでも楽にアクセスができます。境内には「玉の岩」や「三重岩」といった巨岩・奇岩が多く、お子さんと冒険気分で散策するのも楽しいでしょう。修行体験ができる「くさり山」は小学生以上のお子さんに人気です（安全には十分ご注意ください）。本堂の舞台からは尾道の街並みを一望でき、秋には紅葉と瀬戸内の多島美が融合した美しい景色が広がります。縁結びや家内安全、開運厄除などさまざまなご利益があるとされ、家族の幸せを祈願するのにぴったりの場所です。

大山寺（たいさんじ）

大山寺は、おさすり観音や重軽地蔵をはじめとした寺宝を多く所蔵しているお寺です。御開帳時にしか拝見できない貴重なお宝も保管されています。大山寺は、重軽地蔵がパワースポットのひとつです。「日限（ひぎり）地蔵尊」として日にちを限ってお参りし、願い事をします。毎年多くの受験生が合格祈願に訪れ賑わう場所です。
もう一つのパワースポットである「おさすり観音」は、体の悪いところと同じ場所を触ることで、癒やされるというご利益があります。不調を感じる部分をさすって観音様のパワーを授かりましょう。

西國寺（さいこくじ）

出典： 西國寺

西國寺は、広大な境内を持つ真言宗の古刹です。金堂や三重塔周辺は、秋には美しい紅葉が彩り、訪れる人々を魅了します。仁王門にかけられた長さ2mもの巨大な「大わらじ」は、このお寺のシンボル。わらじを奉納して家族の健康を祈願すれば、仁王様のように健脚になれるといわれています。境内は広く石段も多いですが、見どころも豊富です。ゆっくりと散策しながら、歴史ある建物を背景に紅葉狩りを楽しむことができます。広い境内で体を動かしながら、美しい景色を楽しめるスポットです。

浄土寺（じょうどじ）

出典： 浄土寺

浄土寺は、国宝の本堂や多宝塔をはじめ、多くの重要文化財を有するお寺です。まるで寺院全体が博物館のようになっています。聖徳太子によって開かれたと伝えられる由緒あるお寺で、足利尊氏が戦勝祈願をした地です。広々とした境内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと過ごすことができます。宝物館には貴重な文化財が展示されており、歴史好きのパパ・ママはもちろん、お子さんの知的好奇心を刺激するきっかけになるかもしれません。瀬戸内の穏やかな気候の中、日本の宝に触れながら、心静かな時間を過ごせるスポットです。

海龍寺（かいりゅうじ）

海龍寺は、浄土寺のすぐ隣に位置していて、石段を登った先にあるお寺です。境内からの眺めは素晴らしく、尾道水道や向島を一望できる穴場的スポットとして知られています。本堂にはご本尊の千手観音像が祀られ、手に繋がる5色の紐を握ってお参りする習わしが特徴です。また、「文楽の墓」にある「お経の塚」を撫でながら念じると、技芸上達が叶うとされています。
境内は静かで落ち着いた時間が流れており、景色を眺めながらほっと一息つくのに最適です。賑やかな観光地から少し離れて、家族水入らずで穏やかな時間を過ごすのにおすすめの場所です。

烏須井八幡神社（うすいはちまんじんじゃ）

烏須井八幡神社は、厄除けや安産、子育ての神様として地域の人々から親しまれています。観光客で賑わう中心部からは少し離れているため、地元の生活に根付いた穏やかな雰囲気が魅力です。広々とした境内は、子どもがのびのびと過ごすのにも安心。七五三のシーズンには、晴れ着姿の子どもたちとその家族で賑わい、微笑ましい光景が見られます。秋には境内の木々が色づき、散策するだけでも心地よい時間を過ごせます。日々の感謝を伝え、子どもの健やかな成長を願うにはぴったりの場所。地域の氏神様に見守られながら、家族でゆったりとした時間を過ごせるパワースポットです。

御袖天満宮（みそでてんまんぐう）

出典： 御袖天満宮

御袖天満宮は、学問の神様・菅原道真公を祀っており、受験シーズンには合格祈願者が多く訪れます。お子さんの学業成就や、習い事の上達を祈願するのにぴったりの場所です。境内からは尾道の街並みを見下ろすことができ、秋には紅葉が彩りを添えます。55段の石段は、ある映画の聖地としても知られていますが、映画ファンならずともその美しいロケーションに魅了されるでしょう。石段を登りきった達成感とともに、清々しい気持ちでお参りができます。家族で映画のワンシーンを真似て写真を撮るのも楽しい思い出になりそうですね。

艮神社（うしとらじんじゃ）

艮神社は、千光寺ロープウェイ乗り場のすぐ隣にあり、尾道旧市内最古の神社と伝えられています。見どころは、境内中央にそびえ立つ樹齢900年を超える巨大なクスノキです。県の天然記念物であるこの大楠は、圧倒的な存在感を放ち、生命力に満ち溢れています。幹の空洞や、大地にしっかりと根を張る姿は、まさに自然が作り出したパワースポット。力強い生命力を分けてもらうような気持ちでパワーをいただきましょう。アニメ映画のモデルになったとも言われ、お子さんもその大きさにきっと驚くはず。尾道散策のスタート地点として、まずこの神社を訪れ、旅の安全と素敵な出会いを祈願するのもおすすめです。

尾道で心に残る家族の思い出を

尾道の神社仏閣は、それぞれに異なる歴史や魅力を持っています。厳かな空気の中、家族の健康や子どもの成長を願い、心静かにお参りする時間は、きっと素敵な思い出になるはずです。街歩きする際は、歩きやすい靴を選び、小さなお子さんからは目を離さないように注意しましょう。今回ご紹介したスポットを参考に、ぜひ家族で尾道観光を満喫してください。