広島市西区・永照幼稚園の安田式体育遊びに密着!「楽しい」が「できた!」に変わる♪

「鉄棒が苦手」「跳び箱が怖い」子どもが運動嫌いになるのは、“できないから楽しくない”が原因かもしれません。広島市西区の永照幼稚園では、子どもたちが自信を持って体を動かせるよう「安田式体育遊び」を導入。できないことを責めるのではなく、熱中できるあそびを通して、子どもの「できた!」を引き出します。そこで今回は、永照幼稚園の安田式体育遊びに密着!乳児クラス主任・新川先生の解説を交えながら、活動の様子や、教育の目的をお届けします。
“燃える集団”を目指す!永照幼稚園が注目した「安田式体育遊び」って?
永照幼稚園は心・体・脳を育む取り組みいっぱい!

広島市西区大芝にある「永照幼稚園」は、満1歳から通える認定こども園です。「心・体・脳」をバランスよく育てることを大切にし、乳幼児期の発達を見据えた多彩なあそびを日常に取り入れています。英語、ひらがな、図形など知育要素のあるあそびが充実している一方で、自然に囲まれた人工芝の園庭や、大型木製アスレチックなど、のびのびと体を動かせる環境も魅力!そんな永照幼稚園が新たに導入したのが、「安田式体育遊び」です。
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2025年秋から導入「安田式体育遊び」とは?

出典:安田式体育遊び公式HP
安田式体育遊びは、教育家・安田祐治先生が長年の実践研究から体系化した、運動あそびで心と体を育む教育のこと。専用の器械を使用し、跳ぶ・ぶら下がるなど6つの“熱中できるあそび”を通じて、子どもが本来持つ「危機回避能力」や「バランス感覚」を引き出していきます。また、一人ひとりへの指導ではなく、集団で行うことも大きなポイント。全員がやる気に満ちた状態で取り組み、お互いを高め合える「燃える集団」を目指します。
【動画でチェック】永照幼稚園の「安田式体育遊び」に潜入!先生に魅力を聞いてみた
安田式体育遊びは、ただ自由に体を動かすのではなく、一つひとつの動きに狙いがあることも特徴。今回、実際に永照幼稚園で行われている安田式体育遊びに潜入し、その魅力を伺いました。
この日は体育館でぐるぐるサーキット!

pikabu編集部がお邪魔した日の活動は、体育館での「ぐるぐるサーキット」。年少~年長さんの“やりたい子だけ”が自由に参加しています。今回は全クラス参加OKですが、年中さんだけ、年長さんだけなど、クラス単位で活動する日もあるとのこと。それではさっそく、サーキットの様子を動画で見てみましょう♪
永照幼稚園の安田式体育遊びの動画はこちら▼
子どもたちの笑顔から、楽しさが伝わりますね!指導を担当するのは、乳児クラス主任の新川先生。安田式体育遊びに感銘を受け、研修を経て園内に導入した教育熱心な先生です。今回はそんな新川先生に、サーキットそれぞれの運動の狙いを解説してもらいました。
すべての動きに意味がある!安田式サーキットの奥深さ
「ぐるぐるサーキット」は、マット→鉄棒→平均台→マットというコースを、動作を変えながら、何周もまわるというあそび。最初に新川先生がお手本を見せ、子どもたちが一斉にスタートします。

まずは、マットでジャンプ。一周目は両足ジャンプでしたが、二周目はケンケン、三周目はお友だちと二人一組で両手をつないでジャンプと、変化をつけていきます。新川先生は、よろけたときにバランスを取る動きや、お友だちと支え合う動きも、子どもの心身の成長に欠かせないと話します。

鉄棒は、一周目はタッチしてくぐるだけでOK!頭をぶつけないようにくぐるとき、空間認知能力が生かされるのだとか。二周目はぶら下がって、「グー・パー」と足を閉じたり開いたり。

三周目は、鉄棒に体を引き寄せて、足をぶらぶらする動作でした。この動きは、後々「逆上がり」に役立つのだそう。

お次は平均台。ただ歩くのではなく、片足ずつ上がって降りて…を繰り返します。バランス感覚を養いながら、股関節の動きをしなやかにする動作です。

二周目はまたがって両手をついて前に進み、三周目は寝そべりながら進んでいました。

最後はマットで“くまさん歩き”。自分の体を支える力や、こけたときに怪我から体を守る力を養います。三周目は、少し難易度の高い“跳び箱うさぎ”にもチャレンジ!ひとつ前の平均台でやった動作とも連動しており、将来的に「跳び箱」が跳べる力につながるのだそうです。

子どもたちの様子はというと、とにかくノンストップで動きまわる!新川先生は「このような動きをたくさん経験させることで、脳と体が連動し、リラックスした状態でも体を自由自在に動かせるようになるんです」と話します。サーキット中、決められた動作ができない子や、間違った動きをする子がいても、新川先生が流れを止めたり、正解を教えたりしなかったのが印象的でした。
できなくても大丈夫!全員が笑顔になれる指導が魅力

それもそのはず、安田式体育遊びは訓練のように反復練習はせず、「できる」「できない」を評価しないことが大きな特徴なんです。年齢に関わらず、できない子ができる子に憧れを持ち、できる子はお手本を見せるなど、子ども同士で学び合う環境が自然につくられるのを目標としているのだそう。

また、サーキットを一周して満足した子は教室に戻り、もっとやりたい子は何度も挑戦する場面もありました。これについて新川先生は「子どもが“まだやりたい”と思えば大成功。途中で満足したなら、それでも構いません。運動が“楽しい”と感じる心を大切に育てているんです。」と話していました。
「運動が苦手」をなくしたい…永照幼稚園が「安田式体育遊び」を導入した理由
永照幼稚園では、これまで体操の時間や、お外あそびの時間もたくさん取り入れていました。しかし、なぜ今、安田式体育遊びなのでしょうか?先生たちの想いを伺いました。
永照幼稚園が目指す新しい保育

永照幼稚園では、運動会などで運動が苦手な子がプレッシャーを感じたり、遠慮して出場をほかの子に譲ったりする場面が少なくなかったのだそう。そこで、「すべての子が主役になれる運動教育」を目指し、安田式体育遊びに着目したそうです。実際に導入してみて、「子どもたちの動きや表情が変わってきたんです!」と新川先生。今後はもっと活動日を増やし、園全体で取り組んでいくと話していました。
1歳から連続してやっていくことが大切!

さらに、安田式メソッドは乳児期から継続して実践することが重要なのだとか。ハイハイや、マットの上でごろごろあそびなど、一見単純な動きも発達の土台になると言います。鉄棒や跳び箱といった競技的な運動だけでなく、トイレトレーニングや、転んでも怪我をしにくい体づくりに役立つというのが何よりの魅力。新川先生は「体が軽く、柔軟な乳児クラスのうちにこそ安田式体育遊びを体験してほしい」と強調します。乳児クラスでは、体を動かすことへの安心感や自信を育むことからスタート。こうした小さな成功体験の積み重ねが、「運動が苦手」という意識を根っこから減らしていくんですね。
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体も心もぐんぐん育つ!「安田式体育遊び」を体験するなら「永照幼稚園」へ
永照幼稚園の安田式体育遊びは、運動が得意な子も苦手な子も、みんなが笑顔で取り組める工夫がいっぱいです。できないことを焦らせるのではなく、あそびながら体と心の土台を育てることで、子どもたちは自信と挑戦する力を身につけます。先生たちが見守る中で、「できた!」を積み重ねられるのは、安田式体育遊びならではの体験。子どもの成長の芽をどんどん伸ばしたい!とお考えの方は、ぜひ永照幼稚園をチェックしてみてくださいね。
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