子どもの浴衣・甚平の選び方は?着せ方や着崩れ防止テクも紹介♪

7~8月は、広島県内で夏祭りや花火大会が多く開催される季節。子どもにかわいい浴衣や甚平を着せて一緒にお出かけしたいと思ったことはありませんか?しかし、「浴衣の着せ方が分からない」「すぐに着崩れしないか心配」と尻込みしているママ・パパも多いはず。
子どもにぴったりの浴衣・甚平の選び方から、簡単にできる着せ方、着崩れを防ぐコツまで、浴衣の着付けに慣れたライターが実体験を交えてご紹介します!
浴衣・甚平を着る季節は?メリットも紹介
浴衣・甚平を着る季節とメリットについて詳しく説明します。
浴衣・甚平を着る季節は?
浴衣・甚平を着るメインの季節は、6月から9月。広島県でも、毎年6月に開催される夏祭り「とうかさん」が「浴衣祭り」とも呼ばれており、浴衣の着始めとして知られています。
浴衣・甚平を着るメリット3つ
浴衣・甚平を着るメリットの1つめは、なんといっても着心地が良く、涼しい点。浴衣・甚平には、基本的に風通しの良い麻や綿素材が使用されています。そのため、暑がりの子どもにもピッタリ!特に、甚平は風通しを良くするために、腰部分・胸元の紐で結んで着る簡単なスタイルなので、快適に過ごせますよ。
2つめは、露出部分が少ないので、日焼けを抑えられる可能性がある点。キャミソールやタンクトップなどと違って布面積が広い衣服のため、日差しが肌に直接当たりにくいメリットがあります。
3つめは、いつもとは異なる服で柄も特徴的なため気分が高まる点。夏祭りや花火大会に参加する場合は特に、非日常的な服を着るだけで特別な気分を味わえます。
子どもにおすすめの浴衣・甚平は?選び方のポイント3つ
子どもの浴衣や甚平を選ぶときに気をつけたいポイントを3つご紹介します。
浴衣・甚平のサイズ
子どもの浴衣・甚平を選ぶ際には、まず年齢に合ったサイズか確認することが大切。例えば、2~4歳は90サイズ、3~5歳であれば100サイズが目安です。子どもによっては成長が早く、ひと夏でサイズが変わってしまうことも。もし長く着ることを見越すなら、少し大きめサイズを選び、着方やお直しで調整するのもひとつの手です。
浴衣・甚平の素材
子どもに着せる浴衣・甚平は、素材にこだわるのも重要な点。子どもは汗をかきやすいので、吸水性や通気性に優れた綿やコットンリネン、タオルガーゼなどの素材を選びましょう。
浴衣・甚平の色や柄
子どもに喜んで着てもらうためにおすすめなのが、子ども自身に色や柄を選んでもらう方法です。気に入ってくれれば、浴衣・甚平を着せるときにも手間取りません!自分で選べない小さなうちは、迷子になったときのために、暗い場所でも目立ちやすい明るい色のものを選ぶと良いでしょう。
浴衣・甚平の簡単な着せ方を紹介!
2歳の娘に子ども用の浴衣(90サイズ)と甚平(95サイズ)を実際に着せて、着せ方を紹介します。
【子ども用】浴衣の着せ方
まずは子どもに浴衣を羽織らせましょう。浴衣の襟は、保護者の方が前から見たときに右前になっているか確認してください。
子どもの左手側の内と右手側の白い紐を結びます。白い紐が長いタイプであれば、片方の紐を脇下の穴へ通し、背中で一周させて胸の下で結んでください。
子どもの左手側の外にある紐と、右手側の腰にある紐を結びましょう。
浴衣を着せ終わったら、帯を巻いていきます。まずは、帯を半分に折ってから、右から持ってきた部分が上になるようにクロスします。このとき、右を長めに取っておいてください。
次に、右から持ってきた部分を体に巻き付けて一周させます。この段階で、右から持ってきた部分が左下へ、左から持ってきた部分が右下になっています。
右からもってきた部分を上から結びます。
右下に出ている部分でちょうちょ結びの片側を作り、左上に出ている部分を被せて、ちょうちょ結びにします。
ちょうちょ結びをこのまま帯として見せたい場合は、左右に垂れている長さを均等になるよう整えれば完成です。
アレンジしたい場合は、垂れている部分を結び目の下から通して結び目に被せましょう。
被せる部分をあえて右、または左寄りにしてアシンメトリーにしてもおしゃれですよ♪
【子ども用】甚平の着せ方
まずは子どもにズボンと下着を着せましょう。甚平は下着なしでも着ることができますが、子どもが汗をかいたり着心地が気になったりすることを考えると、着せておくのがおすすめです♪
次に、子どもの左手側の内にある白い紐と、右手側にある白い紐を結びましょう。
筆者はちょう結びにしましたが、内側に入って見えなくなる部分なので、結び方はお好みでOKです。
最後に、子どもの左手側の外にある紐と、右手側の腰にある紐を結びましょう。こちらも結び方は自由ですが、ちょう結びにしておくときれいに見えるのでおすすめです。
甚平を着せた後は、子どもが苦しそうにしていないか、外側の紐がきつく結ばれすぎていないか、襟が曲がっていないかの3点をチェック!上着を合わせた部分が正面から見て斜めの直線になっていれば、きれいに着こなせている証拠です。
子どもに浴衣・甚平を着せるなら知っておきたい着崩れ防止テクを紹介
子どもに浴衣・甚平を着せたときに着崩れしない、防止テクニックを紹介します。
【浴衣】兵児帯をしっかり結ぶ
兵児帯は柔らかい素材でできた結びやすい帯であるぶん、しっかり結ばないとゆるくほどけやすい傾向があります。低い位置で結んでいると下がってきやすいので、できるだけ高い位置で、子どもが苦しくない程度にしっかり巻いておくのがポイントです。
【浴衣】ロンパースやセパレートタイプなどを選択する
子ども用の浴衣は、ロンパースタイプや上衣と下衣が分かれたセパレートタイプ(浴衣ドレス、浴衣ワンピース)など種類が豊富。着崩れがどうしても気になる場合は、こちらを選択するのも手です。帯の結び方のみ不安な場合は、作り帯を活用するのがおすすめです。
【浴衣・甚平】襟元をしっかり整えておく
苦しいからと襟元が緩く開きすぎたまま着ると見た目も悪いうえ、着崩れもしやすくなります。着る段階で襟元をしっかり合わせておきましょう。
【浴衣・甚平】内側の紐を二重で結ぶ
子どもは余った紐が長く垂れていると触ってしまいがち。内側の紐を硬めに二重で結んでおくと、着崩れしにくいですよ。
浴衣・甚平を着て夏を楽しく過ごそう♪
広島の夏祭りや花火大会がにぎわう季節、子どもに浴衣や甚平を着せてお出かけすれば、より特別な思い出になること間違いなし♪着せ方や着崩れ防止テクを押さえておけば、浴衣を着せるのが初めてでも安心ですよ。夏に子どもとかわいい浴衣・甚平を着て、お祭りや花火を楽しんでくださいね!
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担当ライター