広島・さくらホームの古民家リフォームに注目!自然素材を使った無添加住宅リノベとは?

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近年注目が高まっている「古民家再生」。昔ながらの日本家屋の趣を残しつつ、現代風に住みやすくリフォームやリノベーションされた住まいが人気を集めていますよね。古民家や田舎暮らしに憧れがある、おじいちゃん・おばあちゃんの家に住みたいと考えている、といった理由で、気になっている方もいるのでは?そこで今回は、「無添加住宅®」で知られる広島の「さくらホーム」が取り組む、ある古民家再生プロジェクトについてご紹介します!

広島「さくらホーム」が、自然素材を使った古民家再生を進行中!

この5月に、広島市安佐南区吉山ののどかな里山でスタートした、「吉山古民家プロジェクト」。とある1軒の古民家のリノベーションを手掛けるのは、自然素材を使った家づくりで知られる広島の工務店、さくらホームです。吉山の古民家が再生される様子を、さっそく見てみましょう!

広島・さくらホームが築100年近い古民家を再生中

出典:さくらホーム公式Instagram

さくらホームでは、広島市安佐南区沼田町吉山にある築100年ほどの古民家を購入し、現在、その再生を手掛けています。さくらホームと言えば、自然素材にこだわる「無添加住宅®」の代理店として知られる会社。今回の古民家再生も、こだわりの自然素材をふんだんに使った「無添加住宅リノベーション」だそう。

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解体工事からスタート!使えるものは残しつつ、古民家を生まれ変わらせる

工事に入る前に、まずは残っていた家財道具などの片付けからスタート。その後、解体工事に移り、中はこんな風に壁も取り払われ地面があらわな状態に!
やはり築100年だけあって、床や柱の傾きなども見られたそう。こうした素人では分からない部分も調整しつつ、内部の工事を進めます。

さくらホーム所有の古民家がある広島市安佐南区吉山は、冬の寒さが厳しい地域。リノベーションでは、断熱のこともしっかり考慮して施工されていきます。

解体後の床には、セルロースファイバーという断熱材を充填。セルロースファイバーは、断熱材でありながら、防音効果防虫・防カビ・調湿効果まである優れもの。さらに、ホウ酸による防熱処理がされているため、燃えにくいのも特徴なんだとか。

出典:さくらホーム公式Instagram

屋根の裏側は、茅葺(かやぶき)だったころの面影が。ちなみに今は天井が作られたので、この天井裏は見られないそう。工事途中の貴重な眺めですね。
このままでは寒いので、天井や屋根、外壁面にも断熱材を入れて、冬でも快適な室内環境に

使える梁や柱は残すことで、古民家ならではの雰囲気を活かしつつ、必要に応じて、間取りを変更するための骨組みも追加していきます。

お風呂はなんと、薪で沸かす「薪風呂」。周囲に住宅が密集していない、この場所だからこそ叶う贅沢ですね!

外壁には昔ながらの「漆喰」を使用

出典:さくらホーム公式Instagram

自然素材の家で知られる、さくらホーム。今回、広島市安佐南区吉山で進めている古民家再生でも、自然素材が使われています。

外壁には、防虫・防水効果のある柿渋や油を混ぜた漆喰を使用。内装にも無添加住宅オリジナルの漆喰無垢材のフローリング、洗面台には天然石のカウンター、広縁のフローリングは柿渋塗装、柱や梁はベンガラ塗装…と、家の中も外も自然素材に囲まれています。
吉山の緑豊かな風景に、自然素材を使った古民家は、すんなり馴染むに違いありませんね。

出典:さくらホーム公式Instagram

ちなみに、2023年8月には「吉山古民家オープンday」と題し、漆喰塗り体験見学会を開催。古民家再生真っ只中の様子を生で見られる貴重な機会に、大人から子どもまでさまざまな方が参加したそう。
里山ならではの夏の空気を感じながら、漆喰塗りに熱中するひととき。みなさん、きっと貴重な経験になったことでしょう。

すぐ近くでは田んぼでのお米作りも進行中!

さくらホームでは今回、広島市安佐南区吉山の古民家とあわせて水田も取得し、水田の持ち主としてお米作りにも携わっているそう。秋に収穫したお米でご飯を炊いて、古民家の広縁に腰かけておむすびを食べる…なんて光景を想像すると、今から楽しみですね!
ちなみに、こちらで生産されたお米は、希望すればさくらホームで購入もできますよ。

広島で無添加住宅®を手掛けるさくらホームが、古民家再生にかける想いとは?

さくらホームでは、なぜ今回の古民家リノベーションに取り組むことになったのでしょうか。さくらホーム代表の宮永(みやなが)さんに、古民家再生にかける想いを伺いました。

無添加住宅®を手掛ける、広島の工務店「さくらホーム」

さくらホームは、広島市南区丹那町にある工務店。最初にも触れた通り、「無添加住宅®」の代理店として知られます。
無添加住宅®は、化学物質をなるべく排除し、自然素材を使った家づくりが特徴。漆喰の壁や無垢材の床だけでなく、炭化コルクや天然石、米のりなど、家中のありとあらゆる場所に自然素材が使われています。その吟味に吟味を重ねた自然素材でできた家は、室内にいても「まるで森の中のよう」と感じるほどだとか。

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さくらホームが吉山の古民家再生を手掛ける理由とは?

さくらホームが建築を手掛けた「吉山BIANCO」の店舗

今回の古民家再生のきっかけとなったのは、以前さくらホームが手掛けた「Oishi吉山(おいしいよしやま)」「吉山BIANCO(よしやまびあんこ)」という、広島市安佐南区にある人気のお店。
そのときのご縁で吉山という地域を知り、今回の古民家再生の話が持ち上がったのだとか。

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出典:さくらホーム公式Instagram

「吉山に広がる里山の風景を壊さないように、また、今回の建物の良さも極力活かす形で、快適に過ごせる家にするにはどうしたらよいのか、試行錯誤を重ねています」と語る、宮永さん。

古民家の工事は、床レベルの調整や耐震、断熱など大変な部分が多いそう。既存の建物を解体して新しく建てる方が、早くて確実。でも一方で、使えるものを活かし、リノベーションすることで、廃棄物の削減につながると言います。

古民家の柱や梁が醸し出す味は、時間を経ているからこそのもの。新しいものにはない魅力です」と、宮永さん。

自然にやさしく、古きよきものを受け継いでいくことを心に留めているそうです。

※画像はイメージです。

宮永さんが、今回の古民家再生に取り組んだ理由がもうひとつ。それが、加速する空き家問題です。さくらホームが古民家再生をしている広島市安佐南区吉山地区も、過疎化が進みつつある地域。今回の古民家再生には、「既築の建物を有効活用することで、少しでも問題解決の糸口になれば」との想いも込められているのだとか。

なお今後は、吉山地区での定住促進につながる取り組みも行う予定とのこと。
さくらホームが現地プラットホームとして、移住希望者や空き家賃貸・売買希望者への情報提供や情報交換の橋渡しをするそう。移住の手続きや事例紹介、リフォーム工事など、空き家や移住に関する不明点や不安などを解消する、ワンストップサービスを行う予定だといいます。こちらの展開も楽しみですね!

今後もさまざまなイベントを企画予定!

今回の古民家再生の様子については、見学会を不定期で開催しているほか、個別での見学も随時受付中。また、今後も現地でのイベントを開催予定なので、興味がある方はぜひ公式HPをチェックしてみてくださいね。そのほか、さくらホームでは広島市南区丹那にあるモデルハウスでも、多数イベントを開催!
10月21日(土)・22日(日)には、廿日市の「メダカの館」とのコラボイベント「里山とメダカと古民家」の開催を予定しているそうですよ♪

詳細はこちらをチェック!

広島のさくらホームが手掛ける古民家再生プロジェクトに今後も注目!

出典:さくらホーム公式Instagram

さくらホームが広島市安佐南区吉山で進行中の、古民家再生プロジェクト。そこには単に古い家屋を再生するだけでなく、地域の空き家問題定住促進などにかける熱い想いがありました。里山の風景にマッチし、古民家の良さを残しつつ、快適に暮らせることも大切にしている、さくらホームのリノベーション。広島で田舎暮らしや古民家リノベ・古民家リフォームに興味がある方は、ぜひ一度見学会に参加してみてくださいね。

【さくらホーム】

所在地

〒734-0034広島市南区丹那町1-15

電話番号

082-258-1292

営業時間

9:00~18:00 

公式HP

http://mutenka-sakura.com/

公式インスタグラム

@mutenka.sakura

 

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