広島ママの間でいま話題!「週末田舎暮らし」を始めたくなったら、すべきことって?

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『週末田舎暮らし』とは、平日は仕事のある街中に暮らし、週末は田舎の家で暮らす生活スタイルのこと。今、週末田舎暮らしを楽しむファミリーが増加中との情報を受け、pikabuでは週末田舎暮らしを実践している3人の広島ママのインタビューを連載でお届けしてきました。でも、「田舎の家ってどうやって探すの?」「空き家は修繕が必要?」そう思った人もいるのでは?今回は、そんな広島ママの疑問にお答えします。広島県の運営する空き家バンクを使った物件探しや、空き家のリノベーション事例について詳しく見ていきましょう!

週末田舎暮らしの家、どうやって探したの?

pikabuでは、過去3回にわたって、週末田舎暮らしをしている広島ママを取材してきました。

第1回目は、夏は虫探し、冬は雪遊び!庄原で季節の移ろいを楽しんでいるという、小村さんにインタビュー。

第2回は、海の近くの家で、お友達を呼んでにぎやかに過ごしているというAさんにお話を聞きました。釣りやカヌーなど、普段できない遊びを思いっきり楽しんでいるそう。

第3回は、スマホやデジタル機器を持ち込まず、子供とゆったり田舎暮らしを満喫しているという横田さんを紹介。子供たちがのびのび育っているとのお話でした。

どのママも、田舎暮らしを素敵なおうちで楽しんでいたのが印象的だった、週末田舎暮らし連載。
さて、そこで編集部が気になったのは、どうやってこんなお家を見つけるのか…ということ。
新築や賃貸を借りる方法もありますが、第2回に登場したAさんは、『中古物件を見つけ修繕して暮らし始めた』と言います。
実は田舎には、誰も住んでいない空き家が多く存在していて、そこに移住する人が今、増えているんだとか。その空き家を探す手段として、今人気なのがネットの「空き家バンク」らしいんです。

田舎の家を空き家バンクで探そう!

まずは、田舎の家探しに役立つ空き家バンクの情報について見ていきましょう。

空き家バンクって何?

『空き家バンク』とは、地方自治体が運営するWEBサイト等で空き家物件情報を紹介する取り組みのこと。空き家の有効活用を目的としており、売買物件のほか賃貸物件も紹介していることが多いようです。田舎への移住や交流希望者にとって、空き家バンクは田舎で家を探す際の最初の足掛かりになっています。その土地のことをよく知っている地方自治体が運営しているという安心感も魅力です。

広島の空き家バンク『ひろしま空き家バンク みんと』

広島には、県内の空き家物件情報を網羅した『ひろしま空き家バンク みんと。』というサイトがあります。県内の各自治体が運営する空き家情報を統合しており、広島県内の空き家情報が一括で検索できるのが魅力。「みんと」は、広島弁で「~してみないと」の意。そう、まずは空き家を探してみんと…田舎暮らしは始まらないですよね!

『ひろしま空き家バンク みんと。』では、地域や価格、売買・賃貸物件の別、海や島といったロケーション、古民家などの項目を選択して空き家物件を検索できるのが特徴です。実際の空き家物件情報をブログ風に紹介する『広島M不動産』では、空き家の間取りや周辺の環境の写真がじっくり見られたり、実際に暮らしている地元の人たちの声を知ることができたりと、田舎暮らしのリアルを垣間見ることもできますよ。

『ひろしま空き家バンク みんと。』

ほかにもある!広島の空き家バンク

『ひろしま空き家バンク みんと。』で紹介されている空き家情報は、広島県内の各自治体が運営するサイトからも閲覧できます。なかには、移住者・交流者向けに地域情報をまとめたサイトもあるため、空き家を探したい地域が決まっている場合は、それぞれの自治体の空き家バンク情報を見てみるのもおすすめです。

各自治体の運営する空き家バンクのリンクはこちら。

■空き家バンク ひろしま空き家の窓口
https://akiya-bank.fudohsan.jp/

■ほどほどな島ぐらし hodohodo 江田島市移住・定住ポータルサイト
https://ijyu-etajima.jp/bank_list

■しょうばら空き家バンク
https://shobara-akiya.jp/

見つけた空き家に快適に住むには?

田舎の空き家を見つけたら、次にチェックすべきは家の状態!家の修繕はどの程度必要なのか、耐震強度は大丈夫なのか、必ず専門家にチェックしてもらいましょう。
では空き家のどのようなところを見てもらったらいいのか、広島で住宅のリフォーム・リノベーションや、古民家再生を取り扱う建設業兼設計事務所の「道(タオ)建設」さんにお話を伺いました!

空き家はそのまま住める場合と住めない場合がある

空き家には購入してすぐに住める場合と住めない場合があるそう。ただ、それは自分たちの目で見るだけではなかなかわかりません。家の外観は問題がなさそうに見えても、築年数が長ければ構造部分に老朽化が進んでいる場合も。そのため、空き家を購入前にまずはプロに相談して家の状態を見てもらいましょう!

道建設さんが教えてくれる、広島古民家暮らしの始め方はこちら

空き家にそのまま住むのが難しい場合はリノベという選択もある!

空き家バンクなどで見つけた物件も、家の保存状態による構造部分に問題が生じていたり、住みにくい間取りだったりしたら、思い切ってリノベーションしてみる!という選択肢もあります。道建設さんが手掛けた古民家のリノベーション事例を見てみましょう。

レトロな昭和の洋間をおしゃれなリビングに

出典:道建設

こちらの物件、リノベーション前のダイニングキッチンは、板が貼られたレトロな洋間でした。

出典:道建設

リノベーション後は、家の中央に設置された薪ストーブを囲み、家族が集まりゆっくりとくつろげる空間へと様変わり。欄間や引き戸はそのまま残すことで、古さと新しさの混在する趣のある家になっています。

江戸時代末期の古民家再生!

出典:道建設

江戸時代から大切に受け継がれてきた築150年の古民家。さまざまな箇所に傷みがあったため、修繕が難しい部分は新しく作り変えて大規模リノベーションを行いました。

出典:道建設

こちらが、明るく開放感のある空間に変貌を遂げた2階のベッドルーム。あえて天井の梁を見せ、古き良さを活かしつつも、新しさを感じられる空間に。

 

道建設さんによると、リノベーションを前提に古民家や空き家を購入する人が多いとのこと。見つけた空き家を購入する前に、目に見えない構造部分の老朽化や保存状態などをプロにチェックしてもらうのが安心です。そして、リフォームやリノベーションでより住みやすい快適なお家に生まれ変わらせることもできます。古い民家であればあるほど、専門家のいる、しっかりとした会社に相談することをおすすめします。

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週末田舎暮らし、してみるのもあり!

pikabuでは4回にわたって週末田舎暮らしについてお届けしてきました。インタビューした3人の広島ママとファミリーは、共通して週末田舎暮らしで「家族にとってかけがえのない時間」を過ごしていると言います。平日を過ごす街中とは違う場所にセカンドハウスを持ち過ごす週末田舎暮らし、してみるのもありかもしれません。

取材協力:道建設(http://taoken.co.jp/
参考サイト:空き家バンク(https://www.iju-join.jp/feature_cont/file/001/03.html

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担当ライター

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